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陳 福兆 (チェン・フーヂャオ 中国)
【 1974 〜 2004 】



陳 福兆は、1974年11月3日、中国・浙江省蒼南県龍港鎮で生まれた。

陳の家庭は比較的裕福で安定していた。


1994年、陳は杭州市江干区衛生幹部養成学校を卒業し、その後、臨床医助手として働き始めた。

働き始めて間もなく陳は結婚し、娘が生まれた。


1996年、順風満帆な生活を送っていた陳だが、「法輪功 (1990年代初頭に李洪志が伝えだした気功法) 」との出会いにより人生が狂い始める。

陳は法輪功にハマり、本を読み始め修行を始めた。

そして、陳は大量の殺鼠剤を購入すると、飲み物に混ぜホームレスに与えて殺害し始める。


2003年5月25日から同年6月26日にかけて、陳は地元の龍港鎮の路上にいるホームレスに毒入り飲み物を配った。

そして、この1ヶ月で実に16人のホームレスを殺害した (5月25日に1人、6月5日に3人、6月20日に2人、6月24日に3人、6月26日に7人) 。

ただ、6月11日に小学4年生の少年を毒殺しようと飲み物を渡すが「臭い」と言って捨てられた為、未遂に終わった。

そして、6月27日に女性に飲み物を渡し、その女性は12日後に死亡し、これが最後の犠牲者となった。


同年7月1日、警察は簡単な捜査の末、すぐに犯人を特定し、陳はあっさり逮捕された。

逮捕された陳はこれまでの全ての犯罪について詳細に語った。

また、殺人を始める数ヶ月前に、母親の犬を含む複数の犬に毒を与え殺傷具合を試したと主張した。

動機について問われた陳は、法輪功の師である李洪志に殺せと言われたと答え、薬は殺人を達成する為のもので、
「殺せば殺すほど良い、明らかなレベルアップに役立つ」
と言われたと主張した。

そんな陳は精神病患者である事が判明した。

更に陳は1年以内に世界の全ての人間を殺したいとも語った。


同年12月30日、浙江省温州市の中級人民法院は、陳に対し死刑と終身政治的権利の剥奪を言い渡した。

陳は判決を不服として控訴するが、控訴は棄却され、最高人民法院が死刑を支持し確定した。


2004年6月18日、銃殺による陳の死刑が執行された。

享年29歳。



《殺人数》
17人 (他1人未遂)

《犯行期間》
2003年5月25日〜同年6月27日



∽ 総評 ∽

「法輪功」について全く詳しくないのでわからないが、調べるとどうやらカルトとされているらしい。

陳が法輪功の何に惹かれたのかわからないが、賢い人間ほどこういったカルトにはまるのはよくある事である。

よくわからないのが陳は法輪功の李から人を殺せば力を得ると言われたと述べているが、本人から直接聞いたのか陳が勝手にそう聞こえたのか正直わからない (おそらく後者) 。

まあどっちでも関係ないのだが、もし李に直接言われたとしたら李の責任も重い。

現在、日本は中国との関係は過去に類をみないほど冷え切っており、緊張感が張り詰めいつ戦争になってもおかしくない状況である。

個人的にはこうなるのが遅いくらいだが、死刑判決と容赦ないスピード執行だけは見習って欲しいものである。