
フランクリン・アリックス (アメリカ)
【 1975 〜 2010 】
フランクリン・ドウェイン・アリックスは、1975年8月6日、アメリカ・テキサス州ハリス郡で生まれた。
アリックスの両親は厳格で、厳しい躾の中育った。
そんなアリックスは親の影響で子供の頃から頻繁に教会に通い、教会学校で聖歌隊の一員として歌ったり聖書の教えを学んだ。
1992年9月、アリックスはバスを盗もうとして失敗し、警察に追跡され10分後に逮捕された。
アリックスは窃盗罪で懲役6ヶ月が言い渡された。
1993年4月8日、アリックスはある女性の自宅の私道から車を盗んだ。
その後、盗んだ車を運転中に逮捕された。
アリックスは自動車窃盗罪で懲役3年が言い渡された。
1996年、アリックスは釈放された。
同年7月11日、アリックスはテキサス州ヒューストンで信号無視で停車させられ、車内を調べられ拳銃と弾薬が見つかり逮捕される。
アリックスは拳銃と弾薬の違法所持により有罪判決となり、懲役70日が言い渡された。
1997年8月8日、アリックスはとあるアパートの駐車場でグレゴリオ・ラミレス (41歳♂) を強盗目的で襲撃する。
しかし、ラミレスの激しい抵抗に遭った為、アリックスはラミレスを銃で撃って射殺した。
同年8月15日、アリックスはガソリンスタンドでガソリンを給油するがお金を支払わずに逃走する。
ガソリンスタンドの店主がアリックスの車を追い掛け、渋滞に巻き込まれた事で車に追いついた。
店主はアリックスに詰め寄るが、アリックスは店主の顔面を殴って逃走した。
同年9月2日、アリックスは女性の車に追突する。
女性はアリックスに保険証書の提示を求めるが、アリックスは女性を地面に叩きつけ、銃を向けて強盗を行なった。
しかし、女性が大声で叫んだ為、アリックスは逃走した。
同年9月29日、アリックスはアパートの駐車場で車から降りた女性に銃を突きつけ、強盗を行い拉致した。
アリックスは女性をトランクに押し込み車を発進させ、人気のない所に車を止めると女性にオーラルセックスを強要し、強姦した後逃走した。
同年10月5日、アリックスはアパートの駐車場で、セレマウィ・テウォルド (♀) を射殺した。
同年10月13日、アリックスはアパートの駐車場で男性に銃を突きつけ強盗を行なった。
同年11月30日、アリックスはアパートの駐車場で車から降りた男性を強盗し、車のトランクに閉じ込めた。
同年12月6日、アリックスはパトロール中のアパートの警備員に銃を突きつけた。
警備員は走って逃げようとしたが、アリックスが3発の銃弾を発砲した。
銃弾は警備員の背中を貫通するが、後に懸命な治療により一命を取り留めた。
同年12月19日、アリックスはタウンハウスの警備員を撃って負傷させる。
同日、アリックスはアパートの駐車場で車から降りた男性に強盗目的で近づくが、男性は車に乗って逃走した。
強盗が失敗したアリックスは女性を襲い、強姦して強盗を行なった。
1998年1月3日、アリックスはカリル・ブリッジフォード (19歳♀) を拉致する。
アリックスはブリッジフォードを車のトランクに押し込み金品を要求した。
ブリッジフォードは家にあると言った為、アリックスはブリッジフォードの家に向かった。
アリックスは銃でブリッジフォードを脅し、抵抗したら家にいる家族全員を殺すと言った。
アリックスが家の中を物色し、電子機器をいくつか盗み、ブリッジフォードを強姦した。
しかし、物色中にブリッジフォードの兄エリック (23歳) と友人が家を訪れる。
エリックと友人はアリックスを見て逃走するが、アリックスが2人を追跡し、エリックを射殺した。
その日の夜、アリックスはアパートの駐車場で車を停車させた女性に銃を突きつけ強盗を行い拉致した。
女性を車のトランクに押し込み走らせるが、30分後に女性を解放した。
同年1月4日、アリックスは帰宅途中の男性襲い強盗を行う。
同日夜、アリックスは自宅前で車の中で音楽を聴いていたクリストファー・トーマス (34歳♂) を強盗し、射殺した。
同年1月6日、ヒューストン警察はアリックスを逮捕した。
アリックスは尋問の際にエリック殺害を認め、警察は凶器の銃を発見した。
アリックスはエリック殺害で起訴され、検察は死刑を求刑すると公に発表した。
1998年8月、アリックスの裁判が始まり、アリックスはブリッジ誘拐は認めたものの、性行為は合意に基づくものだと主張した。
また、エリック殺害は正当防衛だとも述べた。
同年8月26日、アリックスは殺人罪で有罪判決となった。
量刑審理において検察側はアリックスの前科と、他の犯罪の証拠が提示された。
検察はアリックスは死刑に値する殺人事件の典型例だと主張した。
弁護側はアリックスは若い頃は教会に通い優しかったと証言する証人を呼んだ。
アリックスは数々の犯行はケビン・スミスという男から麻薬の借金を返済しなければ殺すと脅されたので仕方なく行なったと述べた。
当時、テキサス州には終身刑は存在しなかったものの、裁判官は弁護側に対しアリックスに終身刑を言い渡した場合、40年間は仮釈放の資格がないと陪審員に告げる事を認めた。
裁判中、アリックスは何度も感情を爆発させ、何度か退廷させられた事があった。
同年9月2日、陪審員は最終的に死刑を勧告し、アリックスには正式に死刑判決が下された。
2006年、ヒューストン警察の犯罪研究所は、複数の事件における警察の不手際と証拠の不適切な取り扱いに関する苦情を巡り論争に巻き込まれた。
弁護士はアリックスの数々の事件ではDNA鑑定ではラミレス殺害を決定的に結び付ける事は出来ないと主張した。
しかし、控訴裁判所はアリックスの長年の暴力行為やその他の証拠を列挙し、この主張は陪審の判断を変えるものではないと判断した。
2010年3月30日、ハンツビル刑務所でアリックスには薬物注射による死刑が執行された。
享年34歳。
アリックスは最後の食事を断った。
アリックスは死刑執行直前にインタビューを受け、人生で正しい事をしたかったが、麻薬の借金により悪い仲間に捕まったと語った。
また、エリック殺害は認めたが、エリックが体当りしてきた後に銃が暴発したと主張した。
アリックスは死にたくないと話し、犯罪に後悔はしているものの謝罪をするつもりはないと述べた。
更に強盗の一部は認めたが、強姦やその他の殺人を含むほとんどの罪を否認した。
ブリッジフォードとエリックの母ジェイニーと姉、トーマスの父と姉もアリックスの死刑を見守った。
ジェイニーは
「私たちの人生は永遠に変わってしまいましたが、私たちは前に進まなければなりません」
と語った。
ジェイニーは処刑を喜ぶ為に見に来たのではなく、アリックスを許したが自分の行いの全てを認めない事に対して理解していたと話した。
トーマスの姉は自分自身が心の平穏を見つける為にアリックスを許さなければならなかったと語っている。
最後に処刑直前のアリックスの最後の言葉で終わりたいと思います。
「私は彼ら (遺族) が思い描いているような怪物ではありません。あなたの息子を奪った多くの過ちを犯しました。私は失敗し、誤った選択をしました。この事は墓場まで持って行き、安からに眠ります。これが現実です。私の心は安らぎに満ちています」
《殺人数》
4人 (他犯罪被害者多数)
《犯行期間》
1997年8月8日〜1998年1月4日
∽ 総評 ∽
強盗を主に目的とした殺人を繰り返したアリックス。
アリックスはエリックの殺害は認めたが、その他の犯罪に関しては無罪を主張した。
しかも、唯一認めたエリック殺害すら正当防衛を主張した。
また、自身はそんなに悪い人間ではない、周囲の環境や悪い人間に接した事で人生が狂ったと主張したが、これ程身勝手な言い訳や責任転嫁をよく言えたものである。
弁護士はアリックスを子供の頃は教会に通う優しい少年だったと述べ、寛大な判決と酌量を求めた。
犯罪まみれで手の施しようがない子供なんかほとんどいないのだから「子供の頃は優しかった。大人しかった」と主張しそんな事認めてたら犯罪者全員同じように酌量しなければいけなくなる。
仮に全てアリックスの言ってる事が本当だとして、麻薬の売人への借金返済の為に強盗するしかなかったと言っているが、そもそも麻薬を買ったのは誰なのか?お金を返すのになぜ真っ当に働かなかったのか?結局は本人の邪悪な意思でありそれを選択したのも本人である。
こういった自分は悪い人間ではなく環境や周りが悪いのだ、というこういった思考の人間は仮に周りに良い人間や環境が良かったとしても録な人間になる事はない。
何でも人のせい、周囲のせい、環境のせい、他責思考で自身で努力して変える事も切り開く事も考えないただの身勝手な凶悪犯である。
コメント
コメント一覧 (6)
確かに終わってる方に完全に振り切ってますね。
何があっても自分は何一つ悪くない、全部環境や他人のせいってどうしようもないですね。
無駄な悪あがき「下手(ゲス)の考え休(サボ)同然」ですよね。
もともと怠惰なくせに逃亡や看守への抗弁や暴力、保身には頭フル回転できるアホ考えて。
アホのアホな計画や戯言がフルシカトされまくってあっさり処刑されてるのはすがすがしいですね。
そういえばブロデリック事件の犯人、ベティが死んだそうです。
2016年6月15日掲載で、元夫とその妻だった女性を殺害し懲役32年が言い渡されていました。
最低な鬼畜ですよね。
自分のやった殺人や犯罪に堂々としていて何の後悔も反省もないと言い放ってる鬼畜の方が遥かにましですよ。
家庭環境も厳格との事でやや行き過ぎた面などもあったのかもしれませんが、本人の先天的なキチモンとしての素養が相当なものだったと思慮します。
そう考えるとキチモンの教育による矯正はほぼ不可能なレベルで困難であるという実例とも言えるでしょう。
特に酷い犯罪者と言えますね。
躾の影響も多少あったかもしれませんが、だからといって犯罪を犯していいという理屈にはなりません。
こういった凶悪犯罪者は絶対に更生することないのでさっさと排除するのが利口です。