
タデウシュ・グジェシク (ポーランド)
【 1960 〜 】
タデウシュ・グジェシクは、1960年3月24日、ポーランド共和国ボラ・ヤホバで生まれた。
両親は農場を経営しており、グジェシクは4人兄弟であった。
グジェシクは溶接工になる為に職業訓練校に通ったが、結局卒業しなかった。
その後、グジェシクはヴイェク炭鉱とマコショヴィ炭鉱で大工として働き、最終的にカトヴィツェの建設会社で働き始めた。
グジェシクは結婚し、2人の子供にも恵まれた。
1991年9月19日、チェドジナでウクライナ人3人 (男性2人、女性1人) が射殺される。
女性は殺害される前に強姦されており、女性の遺体から男性2人と思われるDNAが見つかった (しかし、犯人特定には至らず1993年に捜査は打ち切られている) 。
1992年、為替ディーラーが殺害される。
この殺人事件は未解決となってしまうが、警察はグジェシクによる犯行だと考えている (現在も捜査中) 。
1997年8月、グジェシクは故郷の住民を殺害したとして容疑をかけられる。
殺害動機は借金問題とされ、実際グジェシクは殺害された住民に多額の借金があった。
しかし、遺体が発見されなかった為、グジェシクは逮捕される事はなかった。
1998年7月3日、ラドリン出身の2人の男性、ウカス・Sとマリウス・Jが射殺される。
2人共、バーの前で殺害されたのだが、犯人は捕まらず未解決事件となってしまう。
だが、この犯行はグジェシクによるものとされている (証拠不十分により逮捕されていない) 。
同年7月18日から19日にかけて、ディスコから帰る途中の友人3人組が襲撃される。
この襲撃でローマン・K (17歳♂) が残忍な方法で殺害され、友人2人も激しい暴行を受け入院を余儀なくされた。
この事件も未解決となったが、グジェシクによる犯行だとされている。
1999年4月30日、レス・バド社の運転手アンジェイ・K (♂) が殺害される。
同年6月20日、アンジェイと同じレス・バド社のクリスティーナ・M (♀) が射殺される。
グジェシクは仲間のヴォイチェフとヤツェックとギャングを結成し、2005年から両替所の経営者を襲撃するようになる。
2007年1月12日、ピョトルコフ・トリブナルスで、グジェシクは共犯者のアダムと共にデンビツァの両替所を襲撃し、オーナー1人は殺害するがもう1人は武器の故障により失敗してしまう。
同年2月、グジェシクらギャングはミシュレニツェの両替所で2人を殺害する。
その後、グジェシクらギャングメンバーは逮捕された。
グジェシクらギャングたちは、ダレンツェ、コルブショバ、ドマショツェ、チェジナ、サノク、マコシン等の町で犯罪を犯していた事が判明した。
グジェシクらが2005年12月クラシニクで行われた殺人事件、2006年1月ソスノヴィエツでの殺人未遂、2007年1月タルヌフでの殺人事件を犯していた事が判明した。
また、2006年11月16日に両替所の経営者であるアントニー・Bを襲撃し、サブマシンガンで射殺した事もわかった。
この時、従業員2人にも発砲し、1人は後に傷がもとで死亡し、もう1人は後遺症が残る程の怪我を負った。
更に検察当局は、グジェシクらがプシェヴォルスクで両替所のオーナーであるジグムント・Gとそのパートナーであるマリア・Pを殺害したと考えていた。
グジェシクが逮捕され、DNA鑑定を受けた結果、1991年9月19日に発生したチェドジナでの殺人に関与している事が明らかになった。
しかし、その他の犯罪に関しては証拠不十分であり起訴される事はなかった。
2013年、グジェシクはチェドジナでの3件の殺人と強姦罪により懲役25年が言い渡された。
検察当局はグジェシクらギャングによる犯行はこれらに留まらず、もっと他に多く行われていると考えていた。
2016年、グジェシクらはオストルフの2件の殺人容疑で告発されている。
このグジェシクらの犯罪は、ポーランドの人気テレビシリーズ『Pitbull』シーズン3の第13話で紹介されている。
《殺人数》
8人〜20人以上
《犯行期間》
1991年9月19日〜2007年2月
∽ 総評 ∽
『Strawebrry (いちご狩り) 』、『Killer (殺人者) 』、『Moneychangers Gang (両替商ギャング) 』、『Gang of Moneychangers Killers (両替商殺人ギャング) 』等と呼ばれ、少なくとも8人以上を殺害したグジェシク。
グジェシクはギャングのリーダーとして犯罪の限りを尽くしたが、その凶悪ぶりとは別に未だ犯罪の全貌が明らかになっていない。
その為、グジェシクはたいした重くもない判決になってしまった。
証拠が見つからない理由として、殺害方法として撲殺、絞殺といった被害者と直接接触しての犯行ではなく、銃器よる射殺というのが上げられる。
また、グジェシクは強姦も行なっていない為 (1991年の犯行のみ) 、更に証拠というのが見つかり辛い状況であった。
上述した犯罪はもちろん、他に明らかになっていない犯罪は多々あるのは間違いなく、おそらくかなりの被害者がいると思われる。
これからも捜査が行われる可能性があり、1日でも早く犯罪の全貌が判明していって欲しいものである。
コメント
コメント一覧 (8)
そうですね。
どれだけの犯罪を指示してきたのか非常に気になります。
日本ではマブチモータース社長宅殺人放火の犯人の片割れや会社経営者の叔父と共犯者のキチモンを殺した事件の犯人がこのタイプですが、犯行を容易にかつ確実に行う為に仲間を集めるこのキチモンたちは極めて危険です。
計画を立て、犯行を主導する立場にあるキチモンは犯行に関しては計画性を見せますが、生活を送る上での計画性は殆ど持ち合わせていません。
そして金銭感覚は破綻していることが多く、往々にして散財する傾向にあります。
この傾向は例に挙げた二例のキチモン、グジェシク全てに共通しています。
そして金に困るとまたそれを解消する為に犯罪を繰り返すのです。
金銭感覚が破綻しているから使っては奪う、使っては奪うを繰り返すのでしょうね。
しかもお金持ってる以外の関連性がないので容易に逮捕に繋がらないのも厄介です。
生粋の略奪者、それがこのタイプのキチモンです。
実は手っ取り早く金品を奪う為だったり証拠の隠滅の為に殺人を行うという習性上、それら(金品の充足、自由)を満たせば殺人を行うことは少なくなります。
とはいえ結局些細な事で邪魔になった相手を排除しようとする危険生物であり、そもそも節制という言葉を知らず散財する為一時的なものとなるでしょう。
初期の段階での速やかな処分が正しい対応です。
グジェシクは生きて出所する頃には老人であり、体力的には強盗は難しいでしょうが、何らかの形で市民に被害を齎す確率が極めて高く、劣悪な環境で長期間苦しめる目的でもない限り何故処分しないのか疑問です。
確かに強盗の場合は目的は金品を奪う事なので殺人は基本的にする必要はないです。
人を殺すのにも労力が必要ですし。
ただ強盗殺人の場合は、やはり証拠隠滅の要素が強いのでしょうね。
さっさと処刑して欲しい程の鬼畜ですが、まあ偽善ユーロでは無理でしょうね。
基本はロクデナシのバカなんだが、犯罪に関してだけはなまじっか知恵が回ってるのがね。
アホのメッキが少しでもひっぱがされて微罪の余罪1件だけでも明らかになってほしいな。
そうですね。
あくまで疑惑ですからね。
何とか全容を明らかにして欲しいです。