
ロバート・グリーソン (アメリカ)
【 1970 〜 2013 】
ロバート・チャールズ・グリーソンは、1970年4月10日、アメリカ・マサチューセッツ州ローウェルで生まれた。
2007年5月8日、バージニア州アマースト郡でグリーソンはマイケル・ケント・ジャマーソン (54歳♂) を殺害する。
ジャマーソン殺害の理由だが、麻薬組織への関与を隠蔽する為であった。
2008年、グリーソンには殺人罪で有罪となり、終身刑が言い渡された。
ウォレンズリッジ州立刑務所で服役していたグリーソンは、重度の精神疾患を患う同房者ハーベイ・グレイ・ワトソン (63歳♂) を嫌っていた。
ワトソンは1983年8月11日に隣人1人を射殺し2人を負傷させた罪で懲役100年が言い渡されていた。
2009年4月23日にウォレンズリッジ刑務所に移送され、2009年5月1日からグリーソンと同房となっていた。
グリーソンはワトソンの移送を求めたが、刑務官やカウンセラーは認めなかった。
その為、グリーソンはワトソンを殺害する事に決める。
2009年5月8日、グリーソンはベッドシーツでワトソンの両手と腕を縛り、靴下2足で猿轡を作り口にはめた。
その後、猿轡を外し、ワトソンにタバコを1本渡し、
「これが最後だ」
と告げた。
すると、ワトソンがグリーソンの顔に唾を吐いた為、怒ったグリーソンはワトソンを殴り最後は首を絞めて殺害した。
グリーソンはワトソン殺害を認め、「死刑判決を受けなければ殺人を続ける」事を誓い、死刑判決を求めた。
また、グリーソンはジャマーソン殺害以前にも殺人を行なったことを告白した。
グリーソンは殺害する事で報酬をもらっていたと話し、別に怒りの為に殺した者もいたと述べた (ただしどのくらい期間に何人殺害したのかは現在も不明) 。
グリーソンは州内で最も危険な受刑者を収容する厳重警備のレッドオニオン州立刑務所に収監された。
2010年7月28日、裁判を待っていたグリーソンは、刑務所敷地内の檻を隔てる金網越しにアーロン・クーパー (26歳♂) を絞殺した。
クーパーは強盗罪で有罪となり、懲役34年が言い渡され服役していた。
グリーソンは死刑判決を受け、自主的に控訴を放棄し死刑が確定した。
グリーソンは電気椅子による処刑を選択した。
2013年1月16日午後9時8分、バージニア州ジャラットのグリーンズビル矯正センターで電気椅子による死刑が執行された。
享年42歳。
グリーソンは2013年、アメリカ全体で死刑を執行された最初の人物であった。
最後の食事は本人の希望により秘密にされ、最後の言葉は
「アイルランド人の友人に電話してくれ。"Póg mo thóin," 神のご加護を」
であった ("Póg mo thóin,"はアイルランド語で「俺の尻にキスしろ」) 。
グリーソンの電気椅子による処刑は、アメリカ全体でも2010年3月に同じくバージニア州で執行されたポール・ワーナー・パウエル以来であり、2018年11月にテネシー州でエドマンド・ザコースキーが処刑されるまで約6年もの間最後の電気椅子執行者であった。
2021年、バージニア州で死刑制度が廃止する法案が提出された際、グリーソンの事件が言及された。
死刑支持派はグリーソンは獄中にあっても殺人を続けており、処刑しなければ殺人を続けていたであろう事を指摘し、バージニア州は死刑制度を継続すべき理由の例として挙げられた。
グリーソンの処刑により囚人の命が救われたこと、グリーソンのような人間には死刑が適切である事を主張した。
同年3月24日、バージニア州が死刑を廃止した為、グリーソンは同州において最後に電気椅子によって処刑された人物となった。
《殺人数》
3人以上 (本人は他に殺人で報酬を得たと告白)
《犯行期間》
2007年5月8日〜2010年7月28日
∽ 総評 ∽
同じ刑務所に服役する囚人を殺害したグリーソン。
以前にも囚人を殺害して回った人物を紹介したが、個人的にはかなり役に立つ存在といえる。
死刑廃止は論外だが、こういう鬼畜は長らく生かしてどんどん囚人を始末してもらうのが最上である。
ただ、グリーソンは嘘か真かわからないが、金銭で人を殺し、また、ムカついた人間も手にかけていたと語っており、実際もっと多くの人を殺めている可能性がある。
それが事実であれば非常に恐ろしい話である。
コメント
コメント一覧 (6)
自分の生命がとんでもなく重たくないだけにスッキリしますね。
この異人伝で紹介された異人たちは自分の生命や存在がとんでもなく重たく見てる下衆がわんさかいるだけに。
しかし、この男の生命軽視の姿勢、やっぱ怖いわ。
控訴せず死にたいと申し上げたうえで処刑台に上がってるのは感謝できますね。
真のシリアルキラーはそんなものです。
他人の命に淡白なかわりに自身の命にも淡白。
生に執着し死ぬ事を恐れるシリアルキラーは惨めでみっともなく情けないです。
それ良いですね。
そうすれば大人しくなりそうです。
自らの生命の存続にすら関心が薄いキチモンは、路傍の石を払い除けるかのごとき気軽さで殺人を行うのです。
そうですね。
一切無関係な市民に危害を加えない保証はないですからね。