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アシュリー・マーティンソン (アメリカ)
【 1998 〜  】



アシュリー・アン・ローズ・マーティンソン (1998年3月6日生) は、母親ジェニファー・エアーズ、継父トーマス・エアーズ、2人の姉妹 (継父の連れ子) 、異母弟妹と暮らしていた。

マーティンソン16歳の時、家族と共にウィスコンシン州オナイダ郡ラインランダーに引っ越した。

マーティンソンは母親ジェニファー、継父トーマス、継父の連れ子2人によって日常的に虐待を受けていた。

それは言葉による虐待と身体的虐待の両方であり、その様子について異母弟妹が後に詳細を語っている。

また、マーティンソンはジェニファーの元交際相手から2年間に渡り身体的虐待と強姦を受け続けた。

地獄のような環境で育ったマーティンソンは、心的外傷後ストレス障害 (PTSD) と鬱病を患った。

トーマスは誘拐、性的暴行、家庭内暴力、その他様々な罪で有罪判決を受けた過去があった。

トーマスは犯罪歴から銃器の所有を禁じられていたが様々な銃器を所有していた。

しかも、銃には弾薬が込められた状態で保管されており、家族の誰でも容易に使用出来た。


2015年3月7日、ウィスコンシン州ピエルの自宅で、マーティンソンはジェニファー (37歳) とトーマス (40歳) と口論となる。

口論の原因は、マーティンソンが22歳のライアン・シスコという男性と交際している事を知ったからだった。

トーマスはわざわざシスコにメッセージを送り、法的措置を取ると脅迫した。

また、マーティンソンに対して車と携帯電話の使用を禁止した。

マーティンソンはFacebookに

「すぐに出て行かないと殺されるわ。彼を殺したいの。銃を奪って頭を吹っ飛ばしてやりたい」

と投稿した。

マーティンソンは部屋に駆け込み、トーマスがドアを叩いた。

すると、マーティンソンはトーマスの所有するショットガンでトーマスを撃って射殺した。

銃声を聞いたジェニファーがその場に駆けつけ、マーティンソンはジェニファーもショットガンで撃って射殺した。

2人を殺害後、マーティンソンは兄弟たちを食料と共にクローゼットに閉じ込めた。

マーティンソンは兄弟たちに両親殺害を否定したが、兄弟たちは疑問を抱いた。

警察が駆けつけマーティンソンに尋問すると、最初、トーマスを殺害したのはジェニファーであり、トーマスの遺体の上に立っていたジェニファーを見つけた時に襲われ、正当防衛で撃ったと主張した。

しかし、弟がマーティンソンの主張に反論し、後にマーティンソンは自殺しようと銃を手に取ったがトーマスに邪魔されたと述べた。

マーティンソンは口論の後、自殺するつもりでトーマスの銃を一丁持ち出したのだが、トーマスがドアを叩き始め、銃を持っている所を見つかったらどうなるか恐れ始めた。

そして、トーマスに殺されると思ったマーティンソンはトーマスを撃つ決意をし、首を撃ち抜いたと述べた。


翌日の8日、義理の妹が警察に通報すると、マーティンソンが現場から逃走した。

警察はマーティンソンを犯人だと考え行方を追い、マーティンソンはシスコと共にインディアナ州ブーン郡で逮捕された。

2人はテネシー州にいるシスコの親族に会う予定であった。

シスコは事件とは関係ないとされたが、仮釈放違反で起訴された。

マーティンソンは犯行時、17歳であったが成人として扱われ、第一級故意殺人と不法監禁 (兄弟に対してもの) で起訴された。

マーティンソンは心神喪失を理由に無罪を主張した。


2016年3月、マーティンソンは司法取引を受け入れ、第二級殺人で有罪となった。


同年6月、マーティンソンには懲役23年と保護観察17年の判決を受けた。

検察側は懲役40年の刑を求刑していたが、弁護側はジェニファーやトーマスによる虐待を理由に8年の刑を主張していた。

しかし、マイケル・ブルーム判事は、マーティンソンへの虐待は命の危険に晒される程ではなく、殺人を正当化するには十分ではないと判断した。


2017年6月、マーティンソンは弁護士の助けを借りて減刑を主張した。

弁護士はマーティンソンが生活環境の為に合理的な選択をする能力がなかったと主張した。


同年9月、ブルーム判事は弁護士の申し出を却下した。


2019年、控訴裁判所はマーティンソンの再審を却下した。

現在、マーティンソンはウィスコンシン州フォンデュラクにあるテイチーダ矯正施設に収容されている。

インタビューを受けたマーティンソンは、

「ここは安全であり幸せです」

と答えた。

また、収監中に高校の卒業証書を取得している。



《殺人数》
2人

《犯行期間》
2015年3月7日



∽ 総評 ∽

実母と継父をショットガンで射殺したマーティンソン。

マーティンソンは日頃から両親や血の繋がってない兄弟たちから虐待を受けており、それはPTSDや鬱病を発症する程であった。

マーティンソンへの虐待は苛烈であり、判事は命の危険はないから殺人はやり過ぎだと述べたが、正直、判事の発言は他人事の安直なものと言える。

継父は多くの犯罪歴を持つ犯罪者であり、所持してはいけない銃を多数所持しているような輩である。

いつ殺されてもおかしくなく、その瞬間は命の危険がなかったとしてもいずれ殺されるかもしれないと考えのが普通である。

ただ、殺すという選択は確かにまだ早い気がする。

アメリカは虐待に対して特に厳しい国で、日本と違って虐待とわかれば親の承諾なく強制的に子供の保護が出来る。

まずは虐待を訴えるという選択肢があったはずである (ただどこにどのように訴えていいのか子供なのでわからないかもしれないが) 。

正直、マーティンソンの両親は殺害されても仕方のないゴミであり、自業自得としか言えない。