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ロニス・バストス (ブラジル)
【 1988 〜 2017 】



ロニス・デ・オリヴェイラ・バストスは、1988年、ブラジル・サンパウロ州イタクアケセトゥバで生まれた。

バストスの生い立ちについてはほとんど知られていなかった。

バストスは認可を受けた市場の販売員として働き始め、成人後は携帯電話の修理を専門とした。

バストスは特に犯罪を犯す事はなく、暴力的な傾向もないごく普通の若者であった。

しかし、バストスは2011年10月からサンパウロ州フランコ・ダ・ローシャのジャルジン・ルシアナ地区で殺人を始める。

同年12月までの約2ヶ月間で10人を襲撃し、8人を殺害した (ブラジルの法律により氏名は公表されなかった) 。

犠牲者は年齢20歳から50歳の男性で、無差別に狙われた。

2人目の犠牲者以外は全員.38口径のリボルバーやショッガンによる射殺であった (2人目の死因は刺殺) 。

バストスは犯行時、青い自転車に乗り忍者フードを被っており、その姿は目立った為、多くの目撃者がいた。

主任捜査官のエドゥアルド・ボイグスは、犯行の様子から犯人は冷酷で、全て1人によるものと判断した。

また、犯人は目立つ格好で全ての犯行現場に貝殻を置いている事から自己顕示欲が強い冷酷な殺人犯と考えた。

目撃者の協力により犯人のプロフィールと顔写真が作成され、多くの警察官がジャルジン・ルシアナ地区に派遣された。

そして、最後に襲撃され生存した被害者により犯人がバストスと特定された。


同年12月5日、青い自転車に乗り、.38口径のリボルバーを所持していたバストスが警察官に尋問された。

バストスは銃は自己防衛の為だと主張するが、違法武器所持で逮捕された。

バストスの自宅を捜索すると、犯行現場で見つかったものと同一の薬莢が見つかり、銃や忍者フードが入ったバックパックも発見された。

バストスは裁判にかけられる前に精神鑑定のためサンパウロ社会医学犯罪学研究所に移送された。

そこでバストスは重度の精神障害を患っており、裁判を受ける能力がないと判断された (この判断のため被害者の氏名が非公開となった) 。

この鑑定結果でバストスは心神喪失を理由に無罪となり、タウバテ拘禁・精神科治療院に収監された。

バストスの母親は息子が逮捕されるまで同居していたが、息子の逮捕と共に居場所がなくなり南部へ逃亡せざるを得なくなった。

また、母親は息子の犯行を知っていたが報復を恐れて警察に通報しなかった事が後に判明している。


2017年4月24日、タウバテ拘禁・精神科治療院でバストスが死亡した。

死亡時、バストスはまだ28か9歳であったが死因は不明であった。



《殺人数》
8人 (他2人負傷)

《犯行期間》
2011同年10月〜同年12月



∽ 総評 ∽

『The Itaquaquecetuba Serial Killer (イタクアケセトゥバの連続殺人犯) 』と呼ばれ、23歳という年齢でわずか2ヶ月間で8人を殺害したバストス。

バストスは殺害方法に銃を用いた射殺を好んだが、銃に対する愛着やこだわりがあったのかもしれない。

そもそもバストスが何故こんな異常者になったのかよくわからない。

詳細が少なく、幼少期の様子もほとんど伝わってない事からきっかけが不明である。

しかも、殺人を始める前は特に犯罪歴や暴力性がなかったのにもかかわらず、あまりに急な犯行で短期間にこの内容である。

また、29歳くらいで死亡しているが、死因が不明な為、病死なのか自殺なのか殺されたのかわからない。

まあ年齢を考えれば自殺か囚人仲間に殺されたというのでまず間違いないと思われるが、さっさと死んでくれた事は素晴らしい事ではある。