
アルバード・テルサルギャン (アメリカ)
【 1951 〜 2018 】
アルバード・テルサルギャンは、1951年、アルメニアで生まれた。
テルサルギャンの幼少期についてはほとんど知られておらず、成長するとアルメニア軍に従軍した。
軍に所属していたテルサルギャンは「プロの殺し屋」と自称していた。
2001年頃、妻と共にアメリカへ移住し、カリフォルニア州ロサンゼルス・アルメニア地区に定住した。
アメリカ移住の際、テルサルギャンはすでに50歳を過ぎていたが、移住の経緯についてはわかっていない。
アメリカへ移住したテルサルギャンはキャビネット製造工場で働き始めた。
2003年頃、テルサルギャンは幼い娘たちとカリフォルニアに移住して来たアルメニア人一家、ハチク・サファリャンとカリーヌ・ハコビャンと知り合った。
同じアルメニア出身という事ですぐに打ち解け、非常に仲が良かった両家は、休暇の際は一緒に出かける程であった。
しかし、テルサルギャンがハコビャンに夢中になり、何度も告白するがその度に拒絶された。
2008年、サファリャンが友人にアルメニアにいる昔の恋人と密かに浮気している事を打ち明ける。
その事を知ったテルサルギャンは、ハコビャンに夫であるサファリャンが浮気をしている事を告げ離婚をすすめる。
しかし、ハコビャンは離婚するつもりはなく、その事にテルサルギャンは激怒する。
同年12月、ハコビャンとその娘が自宅に戻ると、夫サファリャン (43歳) と娘の妹ルシーネ (8歳) が死んでいるのを発見する。
2人とも頭部を銃で撃たれており、当時、容疑者は特定されなかった。
後に当局はテルサルギャンを証人として尋問するが、ハコビャンへの恋愛感情について一切話さなかった為、容疑者には含まれなかった。
2010年2月下旬、売春婦ジュリー・ケイツが、サンセット・アベニューの通りで白昼堂々銃撃され射殺される。
目撃者によると、ケイツが通りの向こう側からダークグレーのバンに乗った男に撃たれた。
警察はおそらく消音装置が装着されたライフル銃で殺害されたとみていた。
同年3月26日、ハコビャン (38歳) は仕事から帰宅し、レキシントン・アベニュー5800番にある自宅アパート近くの駐車場に車を停めた。
ハコビャンが車から降りようとした時、何者かが近づきハコビャンの頭部を撃った。
犯人は現場から立ち去り、ハコビャンはこの銃撃で死亡した。
事件後、キャビネット製造工場で働いていたテルサルギャンの同僚が、テルサルギャンが銃を所持し、奇妙な行動をとっていた事に気付き、グレンデール警察署に通報した。
同年4月19日、警官が未登録と思われる拳銃とライフル数丁を発見した後、テルサルギャンを武器の不法所持で逮捕した。
警察は未登録の銃を弾道検査の為に研究所へ送り、結果、ハコビャン殺害に使われた銃である事が判明した。
同年4月23日、テルサルギャンはハコビャン殺害で正式に起訴され、保釈なしで拘留された。
数ヶ月間の捜査の末、テルサルギャンが他のサファリャンとルシーネ、ケイツ殺害の犯人である事がわかり起訴された。
事件を審議する公聴会で、ヒレリ・メリット判事は、ロサンゼルス・タイムズのカメラマンに対し、不当な偏見に繋がる可能性があるとしてテルサルギャンの写真の掲載を禁止した。
しかし、ロサンゼルス・タイムズは報道の自由を訴え異議を唱えた。
この問題に関する最終決定は同年8月に延期される事となった (結局どうなったのか不明) 。
2014年、テルサルギャンはハコビャン殺害に対して無罪を主張した。
2018年4月1日、テルサルギャンは刑務所で首を吊って自殺した。
裁判記録によるとテルサルギャンはアルツハイマー病が悪化しており、日頃から自殺願望を抱いていたという。

カリーヌ・ハコビャン
《殺人数》
4人
《犯行期間》
2008年12月〜2010年3月26日
∽ 総評 ∽
叶わぬ恋心が暴走に至ったテルサルギャン。
サファリャン一家は同じアルメニア人としてテルサルギャンと好意的に接したのに、テルサルギャンが勝手に人妻を好きになり何とかものにしたいとアピールしてきた。
テルサルギャン自身は結婚して子供もいるのにである。
50を過ぎたおっさんがストーカーのように何度も執拗に告白するというのは情けないし気持ち悪い。
まあこういった一方的な恋愛に暴走する輩は何を言っても無理なので、正直運が悪かったとしか言い様がない。
テルサルギャンは50を過ぎてから家族でアルメニアからわざんざアメリカへ移住したが、理由は詳細がなくわからない。
20歳前後とかならまだわかるが、こんな年齢になってから異国の地へ移住するというのは勇気のいる事であり、他国での生活はストレスも大いに溜まったであろう。
その事がテルサルギャンの精神に影響を与えたのかは不明だが、アルメニア軍在籍時に自身を「プロの殺し屋」と自称するくらいだから元々異常だったと思われる。
結局本人は自殺してしまい、裁判も途中で終わってしまった為、実際どのような心境で本当に犯人だったのか確定はしていない (まず間違いないが) 。
死刑判決が出てもおそらく執行されるまで月日がかかるかそもそも執行されない可能性も高いので (カリフォルニア州は死刑判決は多いが執行は異常に少ない) 、さっさと自殺してくれたのは最高の結末である。
コメント
コメント一覧 (4)
確かにそうですね。
よく障害者とかに特別な扱いしたりしますけど、それってよくよく考えたら優しさじゃなくて差別と言えますよね。
殺害相手も、ホシ(容疑者)も同じアルメニア人なんだよなこの話。
きっかけはホシが乙A・F子さんに勝手に横恋慕したことなんだよな。
お前奥さんも子供もいるだろ。
好意的に話してくれたことを勝手にあなたが好きと勘違いしてA子さんにストーカー。
要求が断られたら乙B・F美ちゃんと乙C・M助さんを殺害し、A子さんもズドン。
どうしようもないやつだ。
ホシは裁判中に死んでますが、死んでくれてよかったと思います。
そういえば英人少女誘拐事件のホシとされていた男が条件付きで釈放されたらしいです。
英人少女の件は現時点では罪には問えないけど、米人老女強姦はこいつであるのは確定しますからね。
なんで逃がした。
情けないし恥ずかしいですよ。
相手は人妻で自身も結婚して子供いるんですよ。
いい年したおっさんが何やってるんだって話です