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エステバン・ドゥアルテ (アルゼンチン)
【 1963 〜 2020 】



エステバン・ロレンツォ・ドゥアルテは、1963年、アルゼンチンで生まれた。

ドゥアルテの幼少期についてはほとんどわかっていないが、犯罪歴は1983年まで遡った。

その後、1986年9月に傷害、1989年8月に自動車窃盗、そして、1992年1月には武器による攻撃、権力への抵抗など、様々な犯罪を犯し、全てブエノスアイレス州サン・イシドロで行われた。


1993年11月、ドゥアルテはサラテ=カンパーナで窃盗と強盗、強姦を行い起訴された。


2004年、ラス・トゥーナスで、ヴィヴィアナ・アルタミラノ (22歳♀) が行方不明となる。

当時、ドゥアルテはアルタミラノの隣人であったのだが、アルタミラノの親族は、ドゥアルテが犯人だと主張した。

警察もドゥアルテを容疑者であると考え、拘束して尋問するが、証拠がないため釈放された (アルタミラノの遺体は現在も発見されておらず、家族は捜索を続けている) 。


2005年、ドゥアルテは当時のパートナーで妊娠していたポーラ・オレラナ () を殺害し逮捕される。

裁判で有罪判決を受けたドゥアルテだったが、2019年に仮釈放された。


2019年8月、ドゥアルテのパートナーであるマリア・メルセデス・ガウト (46歳♀) が最後に目撃された後、行方不明となる。

ガウトの娘リズ・マリアは、母親の捜索を行ったが、以前、ドゥアルテが詐欺の罪で刑務所に入っていた事を思い出した。

ドゥアルテとガウトの出会いは、以前のパートナー殺人で服役中のドゥアルテにガウトが会いに行った事がきっかけであった。


同年11月20日、ドゥアルテが刑務所で会った元囚人のギジェルモ・マヌエル・ディアスが行方不明となる。

ディアスは現金4万ペソ (約36万円) と1万3000ペソ (約12万円) 分の小切手を持っており、その事をドゥアルテは知っていた。


同年末、ドゥアルテはパラグアイ国籍のローザ・アントニア・アコスタ・ブリズエラ (55歳♀) と結婚した。


2020年1月27日、ヴィラ・アストルフィ駅から数メートルの線路脇で、黒いビニール袋を運んでいる男性の姿が乗客によって目撃される。

乗客は小さな亀裂が入ったビニール袋から人間の足が見えた為、すぐさま警察に通報した。

警察がビニール袋とバックパックを調べると、中から女性のバラバラ遺体が見つかり、それがブリズエラである事が判明する。

警察は集合住宅の監視カメラからドゥアルテとブリズエラが手を繋いで歩いている姿を確認し、それがブリズエラが目撃された最後の姿であった。

2人の姿が確認されてから数時間後、ドゥアルテが1人で鞄とバックパックを持ってヴィラ・アストルフィ駅に向かって出発した事がカメラで確認された。

殺人はブリズエラの自宅で起きた事が判明し、警察はドゥアルテを犯人と断定し、その行方を追った。


同年1月29日、ヴィラ・アストルフィでナイフで自らを刺して自殺したドゥアルテが発見された。


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     ヴィヴィアナ・アルタミラノ


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       ローザ・ブリズエラ



《殺人数》
5人 (他犯罪多数)

《犯行期間》
2004年〜2020年1月27日



∽ 総評 ∽

ドゥアルテが殺害したのは隣人、恋人や配偶者といった最も身近な人間ばかりであった (刑務所仲間もいるが所詮犯罪者なので殺されても仕方ない) 。

シリアルキラーとしては非常に珍しいが、何故これほどまでに恋人や妻を殺すのかよくわからない。

保険金目当てならわかるが、そういった様子は記事をみる限りなさそうであり、ただ単に快楽殺人鬼なだけなのだろうか。

いつも思うのだが、こういう鬼畜は女性を誑し込む能力がかなり高いのが驚きである。

女性というのは見た目を重視しがちな男性と違って異性の本質を見抜く力が男性より高いと個人的に思っている。

しかもこれ程危険にもかかわらず、平然と付き合ったり結婚する。

以前、とある方のコメントで、こういう輩は「隠す能力が高い」と言われた事があるが、まさにその通りで、そして、相手の心理を掴む能力にも非常に長けているのだろう。

アルゼンチンには死刑がないので早々に自殺してくれたのは素晴らしい事だと思う。