
アヌシェルボン・ラフマノフ (ロシア)
【 1995 〜 2015 】
アヌシェルボン・ラフマノフは、1995年、タジキスタンで生まれ、ロシアの首都モスクワで育った。
ラフマノフの家は質素で勤勉で、犯罪とは無縁であった。
ラフマノフはハンサムで身なりが良く、友人も沢山おりよく遊んでいた。
また、ウェイターの仕事をしている女性を褒める才能があり、頻繁にチップをもらっていた。
大学卒業後、ラフマノフは自動車整備士として働き始める。
この仕事でラフマノフはかなりの収入を得ていたが、他人の車を修理して残りの人生を費やすのは本意ではなく、ナイトクラブでパーティーをしたり、かわいい女の子をナンパする事が自身の使命だと感じていた。
しかし、そんな贅沢な生活を送るには現在の収入では足りなく、その為、ラフマノフは強盗して手っ取り早くお金を稼ごうと考える。
2014年10月、ラフマノフは市内中心部を徘徊し、強盗出来そうな家を窓から覗いて回った。
そして、サヴョロフスキー駅近くのバスロフスカヤ通りにある家の前で立ち止まり、男性の住む家のインターホンを押した。
しかし、ラフマノフは男性を強盗するより、アパートを強盗した方が効率的だと考え、男性がエレベーターに戻るまで待機していた。
それから急いで階段を上り、事前にゴム手袋を着用するとベルを鳴らした。
アパートの所有者である女性 (50歳) がドアを開け、ラフマノフをアパートの敷地内に招き入れると (何故女性が容易にドアを開けたかは不明。ラフマノフがモスガズという会社の従業員と名乗ったとも、階下の隣人であると名乗ったとも言われる) 、ラフマノフはしばらく邸内を視察した。
女性はラフマノフに不審感を抱き始めると、ラフマノフはナイフを取り出し女性を刺した。
ラフマノフは隠されていた14万ルーブル (約20万円) を奪うと逃走した。
女性は一命を取り留め、犯人について警察に話した。
ラフマノフは手にしたお金で新しいジャケット、合成麻薬、アルコール等に使った。
12月に入ると、ラフマノフは奪ったお金を使い切ってしまい、再び強盗を行う事に決める。
同年12月5日、ラフマノフはナガティンスカヤ通りにあるアパートのドアをノックする。
アパートにはエレナ・ザルビナ (52歳♀) と夫のアナトリー (52歳) 、夫妻の息子のアレクセイ (27歳) 、エレナの母親エレナ (同名) の一家が住んでいた。
ラフマノフは再びモスガズの従業員だと名乗り、エレナに配管システムの点検をする必要がある事を告げた。
エレナは見知らぬ男に警戒するが、家には夫と息子がいるため安全だろうと考えラフマノフを家の中に案内した。
ラフマノフはバルコニーでアレクセイと会話し、前回とは異なり時間をかけた。
すると、ラフマノフはナイフを取り出しアレクセイを刺し、その後、エレナも刺して殺害した。
親子を殺害した後、ラフマノフは最後に母親のエレナを殺害した。
一家殺害後、ラフマノフは部屋を荒らして7万ルーブル (約10万円) を奪うと、爆発を起こせば証拠が消せると考えガス栓を1つ開けるが、何も起きなかった。
その後、ラフマノフは2ヶ月間、大人しく過ごしたが、当局は市内を徘徊する犯罪者がいる事に気づいており、捜査を進めていた。
ラフマノフは何とか偽造パスポートを入手し、セバストポリホテルに滞在した。
2015年3月、お金が底を尽きた頃、ラフマノフは麻薬中毒となっており、麻薬なしでは一日も生きていけない状態になっていた。
ラフマノフはモスクワ南西部に行き、再びモスガズの従業員を装ってアパートに侵入し、オーナーの女性 (65歳) を殺害した。
殺害後、4万ルーブル (約6万円) を盗み、痕跡を消す為に火を放ち現場を焼き払った。
しかし、当局が犯行現場を念入りに調べ、犯人が残した足跡を見つけ、今までに収集された他の証拠と照らし合わせ犯人をラフマノフと特定した。
同年3月14日、セバストポリホテルの部屋でラフマノフは逮捕された。
逮捕されたラフマノフは、これまで全ての殺害を認めたほか、捜査当局が一連の事件 (一家4人と他1人) とは関係のない殺人 (少なくとも2件) についても自白した。
動機は全て強盗であり、被害者は無作為に選んだと主張した。
ただ、常に薬物により朦朧とした状態にあり、犯行相手や方法などよく覚えていないと述べた。
当局はラフマノフが、1963年から1964年の約3週間にかけて強盗目的で5人を殺害し『Mosgaz Murderer (モスガズの殺人者) 』と呼ばれたウラジーミル・イオネシアン (以前掲載) を模倣したと考えており、『Mosgaz-2 (モスガズ2号) 』と呼んだ。
同年4月2日、裁判を待つ間、ラフマノフはマトロスカヤ・ティシナ (ロシア連邦刑務所局の連邦国家施設) に収監されていたが、独房で首を吊って死亡しているのを発見された。
《殺人数》
7人以上? (もっと多い可能性あり)
《犯行期間》
2014年12月5日?〜2015年3月?
∽ 総評 ∽
『Mosgaz-2』と呼ばれ、強盗目的で少なくとも5人を殺害したラフマノフ。
本人は自殺前に他の殺人も自白し、その確認をする前に死んでしまっている為、実際に殺人を行ったが不明だが、現在では7人を殺害したのは確実とされている。
犯行はモスガズ2号と呼ばれる通りイオネシアンと非常に酷似しており、当局が模倣犯と考えるのも頷けるが、実際ラフマノフがイオネシアンを模倣したのかはわからない。
ただ、模倣したにせよわずか20歳前後でこれ程の犯行に及び、しかも強盗目的といっても自らの薬物中毒の為という救いようのなさであった。
わずか20歳で自殺したラフマノフだが、まるで犯罪をする為だけに生まれてきた虚しい人生である。
コメント
コメント一覧 (6)
要は苦労なく金持ちになってモテ三昧の面白おかしい生活がしたいその為なら何人でもぶっ殺しちゃうぞって考えの取るに足りない小物ってことですね、地獄で好きなだけパーティ開いてろって感じですね。
頭お花畑すぎますよ。
どんなに自分が最高で素晴らしいと自惚れるのでしょうか。
さっさと自殺してくれた事が唯一の救いですね。
ヤクに溺れて強盗、強姦殺人を行う。
しかも別の外道のまねっこ。
露の法律じゃ終身刑がせいぜいなの自裁したのは本当によかった。
とんでもないやつですよホント。
本来なら処刑されるのがベストですよね。
若い時に収入と地位を得ておかしくなったのでしょう。
それが異常性を開花させたのだと思います。