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ジョセフ・ネローン (アメリカ)
【 1957 〜  】



2012年3月30日、アメリカ・イリノイ州シカゴで、ジョセフ・ネローンは母親のエレイン・ネローン (84歳) を刺して殺害する。

翌日、ジョセフは保護観察官との面会に出頭しなければいけなかったが、ジョセフは出頭しなかった。

警察がジョセフを探しに家に行き、死亡しているエレインを発見する。

そして、血まみれのジョセフを見つけ逮捕した。

ジョセフは警察官に

「サタンに取り憑かれて母親を殺した」

と話した。

逮捕されたジョセフだが、前年の2011年に、

「俺は神だ!」

と叫んで隣人を攻撃し、暴行罪で起訴されていた。

ジョセフは当初、裁判を受けるには不適切と判断されたが、その後、裁判に耐えうると判断され、18ヶ月の保護観察が言い渡された。

この時、ジョセフは統合失調感情障害と診断され、精神薬を処方されていた。

しかし、犯行時、ジョセフは薬を服用していなかった。

エレインの検死の結果、複数の刺し傷と複数の鈍的外傷を受けていた事が判明した。

ジョセフが精神的な問題に苦しんでいる事は近隣住民は知っており、
「こうなるのは時間の問題だと思っていた。彼が狂ってる事はみんな知っていた」
と口を揃えて話した。

2011年だけでも20回以上、警察がジョセフの家に呼ばれ訪れていた。

ジョセフがこれほど精神が異常になったのは4年前に父親が亡くなってからであった。

父親が亡くなって後、ジョセフの奇行が目立つようになった。

裁判でジョセフは

「自分の中にサタンが宿っており、サタンが母親を殺した」

と供述した。

ジョセフは精神異常と判断され、精神病院に収容された。


最後に精神科医に語ったジョセフの発言で終わりたいと思います。

「『母親を殺せば全ての悪を取り除いてやる』という声が聞こえた為、母親を殺した」



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2012年3月30日



∽ 総評 ∽

「声が聞こえた」と言って犯行に及ぶ異常者はかなり多く、これまで何人も紹介してきた。

これは聞こえた人にしかわからず、聞こえたからと言われてしまえばこちらとしてはどうしようもない。

ジョセフは父親が死んでからおかしくなっていったとされるが、それまでの経歴が調べてもわからなかった。

それまで1度も犯罪を犯してないとすれば、まさに父親の死がきっかけとなったといえる。

父親がどのように死んだのかわからないが、ジョセフは相当ショックだったのだろうか。

ただ父親が死んだ時はすでにジョセフは50歳であり、そう考えると父親の80歳前後の思われ、病気で死んだのなら普通のことである。

父親の死を受け入れられなかったのだろうが、50を過ぎたおじさんが何をショックを受けているのだと突っ込みたくなる。

また、ジョセフは周囲が認める程、精神が破綻していたが、その間、何の処置もしなかったのだろうか。

赤の他人に危害を加えなかった事が唯一の救いだろうか。