
キット・ダラント (アメリカ)
【 1996 〜 】
キット・ダラントは許可なく勝手に車を使用し、マリファナを吸い、酒を飲むといった典型的な10代の不良少年であった。
そんなダラントと母親レネット・エミールは頻繁に口論となり、よく喧嘩していた。
ある日、エミールの運転する車に乗っていた時、再び口論となり腹を立てると、走行中の車から飛び降り、両手を上げて対向車にぶつからんと威嚇する事もあった。
その後、ダラントは1週間入院し、怪我と精神面の治療を受けた。
2012年3月、ダラントは夜遅くに帰宅すると、エミール (35歳) と口論となる。
我慢の限界に達したダラントは、咄嗟にエミールの首を絞めた。
しかし、まだエミールは生きていた為、台所から肉切りナイフを持ち出し100回以上刺して殺害した。
殺害後、エミールの死体をシーツと毛布で覆いそのまま放置した。
その後、ダラントは買い物をして3歳の弟の面倒をみた。
ダラントはアメリカ・フロリダ州マイアミにあるマイケル・M・クロップ高校に通っていたのだが、学校をさぼり、60人以上の生徒をエミールの死体がある家に招いてパーティーをした。
臭いはゲインの洗濯用洗剤の粉末を振りかけ続けて誤魔化したが、パーティーに来た生徒の何人かが異臭に気付いた。
その都度、ダラントは笑いながらゴミの臭いだろうと言っていた。
こうしてダラントは死体と8日間過ごすが、エミールの妹が不審に思い、ボーイフレンドと警察を訪ねる。
そして、警察と共にエミールのアパートを訪れると腐乱した死体を発見した。
すぐにダラントは逮捕されるが、司法取引に応じた為、第一級ではなく第二級殺人罪で有罪となった。
ダラントの弁護士は
「エミールの殺害は悲劇的なものであり、ダラント氏は自身の行為とそれが他の人々に与えた計り知れない苦痛について公に謝罪している。この取引は双方にとって等しく有益です。この青年は社会への負債を返済しながらも人生へのセカンドチャンスを得る事が出来るのです」
と語った。
2015年8月14日、ダラントには懲役28年が言い渡された。
ダラントは28年後に出所した後、20年間の保護観察に服し、更に精神衛生と薬物治療を受けなければならない事に決まった。
最後に判決前に裁判官に言ったダラントの発言で終わりたいと思います。
「今の私は以前の少年ではありません。行動は言葉よりも雄弁であり、私はそれを証明するつもりだ」

レネット・エミール
《殺人数》
1人
《犯行期間》
2012年3月
∽ 総評 ∽
詳細がないのでどのくらいの期間、口論が絶えなかったのかわらかないが、おそらく数年にも渡っての事だと思われる。
父親の情報がなかったので、おそらくエミールはシングルマザーであったと思われるが、弟が3歳なので仮に産んだ後に離婚したとしたらまだ2、3年の事になる。
これまで紹介している通り、親を殺す子供は結構いるが、大抵が短絡的、または安直な理由による場合が多い。
ダラントも夜遅く帰った事を咎められた事が引き金となったが、車を勝手に使ったりマリファナやアルコールに手を出しているのでまともな精神状態でないのは間違いない。
幼い弟を殺害していない事から、恨みの対象者である母親にしか殺意はなかった。
ただ、殺害後に死体を放置し、その状態で生徒を招いて家でパーティーを開いたが、後から知った生徒たちはゾッとしたであろう。
コメント
コメント一覧 (8)
この弁護士ならそういう意味かもしれませんね。
殺された母親にはセカンドチャンスもクソもないんですけどね。
何の罪の意識も感じていないでしょうね。
母親殺してパーティーですからね。
しかし、裁判時にはすでに末期のイカレポンチュー人殺し。
予後不良で安楽死が適当と思いました。
そうでしょうね。
ただそれでもこれだけの判決を下せるアメリカは流石ですね。
アメリカ大好きな日本なんだからこういった所も真似して欲しいですよ。
なかなかぶっ飛んでますね。
心の中で思ってもわざんざ書いて自転車に貼るって相当ですね。