_20231228_212811
ジェフリーハワース (アメリカ)
【 1978 〜      】




ジェフリー・ハワースは、アメリカ・ペンシルベニア州リーハイ郡で生まれ育った。

一家は信心深く、20年間教会に通い週末に礼拝を欠かさなかった。

ハワースは幼い頃から水泳を習い、地元では有名なスイマーであった。


1995年3月1日、同じリーハイ郡でブライアンとデイビッド兄弟、その従兄弟のネルソンが逮捕される (先日紹介した事件) 。

3人は2月26日に両親を残酷に殺害して逃走していたのだが、ハワースはこの事件に強い衝撃を受けた。


同年3月2日、ハワースは狩猟用ライフルを持ち出すと、父親ジョージ (46歳) と母親スーザン (48歳) を射殺する。

ハワースはライフルを持って家で両親の帰りを待ち、帰って来た順番に殺害したのだった。

殺害後、ハワースは車で逃走するが、2日後の4日、車のガス欠によりミズーリ州で逮捕された。

警察がハワースの自宅を捜索したところ、寝室で日記を発見し、そこにはフリーマン兄弟の犯行に感激し、自分も同じ事をしたいと決意表明が書かれていた。

公判でもフリーマン兄弟について言及されたメモが公開され、ハワースがいかに兄弟の犯行に影響を受けたかが語られた。


同年10月22日、ハワースは心神喪失を理由に無罪が言い渡された。

ハワースはペンシルベニア州バークス郡にあるワーナースビル州立病院に収容された。

ハワースは州の監視下に置かれ、完治するまで退院する事が出来なかった。

このハワースの無罪判決は地元住民の反感を買い、論争を巻き起こしている。



《殺人数》
2人

《犯行期間》
1995年3月2日



∽ 総評 ∽


ハワースは同じ地元で起こった事件の犯人であるフリーマン兄弟が逮捕された翌日に犯行に及んだ。

ハワースのフリーマン兄弟に対する崇拝振りはメモに書き残す程であり、同様の事件を起こすきっかけとなった。

ハワースと両親の関係については詳細がなく、日頃からどうだったのかよくわからない。

フリーマン兄弟の事件は以前掲載しているのでここで詳しくは語らないが、兄弟は幼い頃から宗教を強いられそれが精神の歪みを引き起こした (と思われる) 。

ただ、もし良好な関係ならこんな事件を引き起こすはずがなく、おそらくあまり良い関係性ではなかったのではないだろうが。

そんな時にフリーマン兄弟の事件が起きてしまい、衝撃を受けてしまったと思われる。

以前、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』に影響を受けた何人か殺人鬼を紹介したが、映画ではないものの、ハワースは実際の事件に影響を受けた。

過激な映画やゲームなどは子供に悪影響を与えるといわれ、非難や批判の対象になりやすい。

ただ、今回の事件をみればわかる通り、影響というのはいつ何時どこで受けるかわからず、未然に防ぐというのは不可能である。