
チョン・サン=ジン (韓国)
【 1978 ~ 】
チョン・サン=ジンは、1978年、韓国・慶尚南道陜川郡で生まれた。
チョンは幼少期から迫害を受け、中学時代に2度自殺未遂を行った。
以降、ひどい頭痛に悩まされるようになる。
2002年、チョンは首都ソウルに移り住み、配膳や駐車係のアルバイトで生計を立てていた。
チョンは8回有罪判決を受け、その内の1つは兵役の義務を怠った罪で、150万ウォン (約15万円) の罰金を課せられた。
2008年4月、チョンは無職となり、厳しい生活状況を余儀なくされる。
経済的に酷く困窮していたチョンは、家賃どころか携帯電話料金すら払えない状況であった。
同年10月28日午前8時15分頃、4階建てのコシウォン (考試院の事で韓国の簡易低価格宿泊施設) の3階に住んでいたチョンは、ベッドにガソリンをかけて燃やした。
そして、黒装束を着てヘッドランプをつけ、目出し帽とゴーグルで顔を隠すと、刺身包丁と足に巻いた果物ナイフ2本、ベルトホルダーに入れた催涙銃で武装し、煙の充満した部屋を出た。
すると、火事から逃げて建物から出て来た住民を待ち伏せし、次から次と切りつけ始めた。
この襲撃で5人がナイフの傷がもとで死亡、女性1人が建物から逃げようと4階の窓から飛び降りて死亡、7人が負傷 (この内4人が火災によって負傷した) するという大惨事となった。
死者3人と負傷者3人は中国人であり、火災は30分続き、約100人の消防士によってようやく火は鎮火した。
午前9時20分、チョンは4階の倉庫に隠れていたが、消防士は被害者の1人と思い救助した。
しかし、チョンの異常な言動に気づいた警察が現場で取り調べたところ、チョンは犯行を告白しその場で逮捕された。
江南警察署に連行されたチョンは殺人と放火で起訴された。
逮捕されたチョンは、
「皆から見下されているのでもう生きたくない」
と述べ、お金持ちと高官に対して日頃から怒りを露にし、復讐しようと考えていたがターゲットに出来なかった為、標的を身近な人間に変えたと供述した。
2009年5月12日、チョンには死刑が言い渡された。
チョンはキム・ジウン監督の映画「A Bittersweet Life (ほろ苦い人生) 」が非常に好きであった為、映画にも責任があるとされた。
この事件は2003年に起きた大邱地下鉄放火事件や、チョンの事件の数ヶ月前に発生した崇礼門放火事件、更に日本で起きた秋葉原殺傷事件など数々の事件を思い出されている。
《殺人数》
6人 (他負傷者7人)
《犯行期間》
2008年10月28日
∽ 総評 ∽
チョンはお金持ちや高官によって自身の人生が上手くいっていないと考え、勝手に怒りを募らせたのだろう。
こういう身勝手な犯行に及ぶ鬼畜にはありがちな思考であるが、それならせめてお金持ちや高官を狙えと言いたい。
おそらく当初は狙いたいと思ってはいたが、どこにいるかもわからず、また、方法もわからない為、身近な人間に標的を変えたと思われる。
韓国は死刑が一応存在するが、実質的には廃止状態であり、1997年以降、執行されていない。
執行しないのであればなぜ死刑自体を維持しているのか。
私が国民なら腹が立って仕方ない。
コメント
コメント一覧 (14)
本当にこの事件、鬼畜に褒美を与えすぎです。
執行できないから事実上無期懲役だし、失うものが全くない状態だからどんな罰も無効。
終身刑や無期懲役を死刑の代替にといいますが衣食住と生命が保障されるなら何の慰みにもならんしただの終生飼育。
罰(ある程度慰められ、埋め合わせができるようにする)なら劣悪な環境で土日なしの夜勤込みで働かせ、使いつぶして使い物にならなくなったら予後不良として生命を終わらせればいいのにと思います。
生命や人生などを終わらせたんだからそれくらいすべきだろ?
執行しないのなら完全に廃止すれと言いたいですね。
一応死刑を存置しているのが腹立たしいです。
私はこいつらが牙を向いた時の被害を最小限に抑えられる社会を目指すべきだと思いますけどねまぁこっちも誰もやらないでしょうけど。
そうですね。
こういう人間がどんな時代も一定数必ず現れるのでどうしようもないです。
仰る通り起こってしまうのならそれをなるべく最小限に抑え、厳罰を持って臨むべきです。
人生の3分の1を拘置所で送りましたからね。
しかし考えようによっては、ただ死の恐怖の怯えるだけの14年間を、
一度死んだつもりで努力していたなら、今頃それなりの地位に就いていたかも知れません。
自分も高校時代までなら、短期的な努力で結果を出せた事もありましたが、
社会人になると、大人達は自分より遥かに努力していると思い知らされたし、
少しばかりの努力が評価されるほど甘くないと痛感しました。
しかし、凡人と成功者の分水嶺は、コストとリターンを考えて撤退するか、
自分を信じ抜くかという事です。
撤退も戦略的撤退ですが、何事も苦労なくして利益はないです。
最近は学歴がないから、会社がブラックだから、不景気だからと、
何かと理由を付けて逃げるような言説が多いですが、
でもでもだってで努力しない言い訳のように聞こえます。
努力すれば報われる、とか成功している人は努力していると言われても、大人になってからでは非常に難しいです。
かといって学生時代にはそういった事で将来が豊かになるとかあまり理解できません。
仮に社会人が今子供に戻れるなら皆一生懸命勉強すると思います。
人間というのはその場になってみないとわならないものです。
「恨」(もやもや)を事件が起きるまで積もらせ、積もりに積もった「恨」を放火して晴らす。
まさにかの国の精神構造や生態がギュッと詰まってる話。
弱い外人の女性が殺害相手なのは政治家や高官相手だと腰が引けたのかもしれません。
生かした状態で罰を与えられないなら日時を決めて非公開でそして効率的な方法で命を終わらせることが必要かと。
どこの国でもありますが、韓国は競争社会なので特にですね。
1度社会から脱落したら復活不可能ですね。
死刑になりたいからと言って犯行に及ぶ輩は結構いますね。
そういう輩がいるから死刑反対派が騒ぐんですよ。
亡くなったのは男性で、ハーバート・マリンといいます。
マリンは神の声が聞こえたと主張し、13人を殺害しました。
終身刑が言い渡されていましたが、4年後は仮釈放される可能性がありました。
マリン死んだんですね。
それより今まで生きていた事が驚きですが。
もちろんどこの国でもそういった輩はいますが、地域や国柄によって差異はありますね。