
クリストファー・ハリウェル (イギリス)
【 1964 ~ 】
2011年3月19日午前2時52分、シアン・オカラガン (22歳♀) は、イギリス・スウィンドンのナイトクラブ「Suju」を出ると、恋人ケヴィン・リープと住んでいる旧市街のアパートまで800メートル歩いた (その姿はCCTVに映っている) 。
リープは午前3時24分にオカラガンにSMSを送った。
オカラガンがメッセージを受信した時、12マイル (約19km) 離れたサヴァネークの森周辺にいた事が後に判明した。
午前9時45分、リープは警察に連絡し、オカラガンが行方不明となったと報告した。
翌日の20日、警察は最初の情報公開を行い、メッセージを受信したサヴァネークの森の捜索を開始したと発表した。
警察はCCTVに映ったオカラガンが、その後、メッセージを受けたサヴァネークの森への移動が時間的に車でないと不可能であると述べた。
同年3月22日、約400人の一般市民が警察の森での捜索に参加した。
同日、オカラガンの発見に繋がる情報に対して2万ポンド (約330万円) の報酬を提供すると、匿名の寄付者が現れた。
同年3月23日、オカラガンの携帯電話の信号分析により、捜査すべき場所を多数特定したと発表した。
ウィルトシャー警察は、捜査は急速に進んでおり、一般人は捜索を控えるよう要請した。
翌日24日、警察はオカラガンの失踪直後にスウィンドンとサヴァネークの森の間でタクシーマークのついた緑のトヨタ・アベンシスを見たという目撃情報を得る。
同日午後、警察はタクシー運転手のクリストファー・ハリウェルを逮捕し、緑のタクシーも押収した。
その日の内に、オックスフォードシャーのアフィントン近くで、オカラガンの遺体が発見された。
同年3月26日、ハリウェルはオカラガン殺害で起訴された。
オカラガンの検死を行うと、性的暴行をされていない事が判明した。
同年4月1日、オカラガンの死因は頭部外傷によるものである可能性が高いと発表された。
2012年5月31日、ハリウェルは法廷で無罪を主張する。
同年10月19日、ハリウェルは法廷でオカラガン殺害を認め、最低25年は仮釈放がない終身刑が言い渡された。
オカラガン殺害で終身刑となったハリウェルだが、その他に余罪の容疑がかかる。
2003年に行方不明となっていた売春婦のベッキー・ゴッデン=エドワーズ (行方不明時20歳) の遺体が、ハリウェルの逮捕後に発見されていた。
遺体の場所について、ハリウェルが警察に教えていた事が明らかとなる。
当初は殺人を否定していたハリウェルだが、後に
「強姦した後に首を絞めて殺害した」
と告白した。
2016年3月31日、ハリウェルはベッキー殺害で起訴され、元売春婦がハリウェルがベッキーに夢中であった事を証言した。
同年9月19日、2時間の審議の末、有罪判決となった。
同年9月23日、ハリウェルには仮釈放のない終身刑が言い渡された。
元警察官のクリス・クラークと犯罪作家のベサン・トゥルーマが、『ニュー・ミレニアム・シリアルキラー』という本を出版し、それにはハリウェルが少なくとも27人を殺害し、イギリス史上最悪の連続殺人犯の1人である可能性があると書いていた。
そして、著者の2人はハリウェルが20年に渡り気に入った女性につきまとい、追い詰めていたと主張した。
ハリウェルは1986年に刑務所に収監された際、同房の受刑者に
「連続殺人犯になるには何人殺せばいいんだ?」
と尋ねていた事がわかった。
また、ハリウェルがかつて働いていたミニキャブ会社で、同僚にある場所を示し、
「あそこに何が埋まっているか誰が見つけるかわからない」
と話していた。
実際、その場所には1996年にナイトクラブを出た後に行方不明となっていたメラニー・ホール (25歳♀) の遺体があり、2009年に発見されていた。
また、1995年にスウィンドンで姿を消した売春婦のサリー・アン・ジョン (24歳) は、当時、ハリウェルと同じ通りに住んでいた。
ティナ・プライヤー (39歳♀) 、ティー・ハイ・グエン (20歳♀) 、サンドラ・ブリューイン (21歳♀) も行方不明となってから何年も経っており、見つかっていなかった。
リンダ・ラゼル (41歳♀) は2002年3月19日にウィルトシャーで行方不明となり、後に遺体が見つかった。
ラゼルが行方不明となった事件では、夫のグリンが殺人罪で逮捕され、13年間刑務所にいたが、逮捕から裁判、刑務所に入った後も無実を主張し続けていた。
実は、ラゼルが殺される4年前に、ハリウェルはラゼルの家の建築工事を行っており、その後、ラゼルに執着していた事がわかった。
キャロル・クラーク (32歳♀) は、1993年3月にブリストルの歓楽街で白いバンに拾われ、その後、シャープネスの運河に捨てられているのを発見された。
クラークは首を強く殴られたか絞められていた。
当時、ハリウェルは遺体が発見された場所から約40マイル (約65km) 離れた場所に住んでおり、ナローボートの愛好家で運河に非常に詳しかった。
ジャッキー・ウェインズ (35歳♀) は、1985年に殺された子を持つ母親で、イボンヌ・フィット (♀) も1992年にウェストヨークシャー州オトリー郊外で遺体が発見された子を持つ母親であった。
2人とジュリー・フィンリー (♀) はクラークと同じ歓楽街でさらわれたが、3人共白いバンに拾われている事がわかっている。

ベッキー・ゴッデン=エドワーズ

シアン・オカラガン
《殺人数》
2人以上 (27人の可能性あり)
《犯行期間》
2003年、2011年3月19日
∽ 総評 ∽
よくあるシリアルキラーの未解決事件犯人説だが、ハリウェルは限りなく黒に近い。
というのも、ハリウェルはベッキー殺害からオカラガン殺害まで8年も空いており、この間、こんな異常者が黙って真面目に過ごしていたというのはまずあり得ない。
実際、ハリウェルが住んでいた地域や時期に多くの女性が殺害され行方不明となっており、それらの事件は未解決事件となっている。
27人というのは大袈裟かもしれないが、年数を考えれば10人程度は現実的に殺害している可能性が非常に高いと思う。
ただ、現在のDNA鑑定の技術と、近年アメリカで数々の未解決事件を解決に導いているGEDmatchを駆使すれば多くの事件が解決されると思われる。
まだ、ハリウェルは生きているのでいずれ解決するかもしれない。
コメント
コメント一覧 (9)
こういった鬼畜はどちらかですからね。
顔に出るタイプか全く出ないタイプか。
彼は出ないタイプ、しかも爽やかささえ出せるタイプですね。
こういった人物が1番怖い、女性も騙されてしまいますからね。
この手のキチモンは長期間に渡って社会に潜伏しつつ犠牲者を増やすのですが、ヒッチハイカーを狙う、一人で歩いている人を送っていくと偽って自分の車に乗るように仕向けるという事が複数の事例で確認されています。
気さくな人物を装い相手を油断させてから犯行に移る狡猾なキチモンには注意せねばなりません。
文化の違いと言われればそこまでですが、見ず知らずの人物の車に乗せてもらおうとするのは危険です。
社会に溶け込むのが上手いのでしょうね。
女性は男性よりも異性に対して警戒心が強いですが、一度安心してしまうと警戒心がなくなるので本当に厄介な鬼畜ですね。
全部は怪しいかもしれませんが、この外道の身ガラは押さえているのでもうていねいな事情聴取を行えば数多の容疑がかかっている別件も一部は解決できると思います。
ただ、虚言、虚勢の可能性も否定できないからな。
証拠が少なすぎる事件で訴えられている容疑者の場合は最新の科学技術でていねいに調べなおさなければいけません。
また、無実であることが判明したなら無実だった件で訴えるのは止めなければいけません。
この連続未解決殺人事件の容疑者、連続未解決殺人事件ではまだ容疑者ですが、2人の女性の殺害に関しては紛れもない犯人であり腐れ外道。
死ぬまで檻の中に閉じ込めるべき。
自分を大きく見せる為に嘘をつく可能性はありますね。
殺人を行っているのは事実ですが、早々に未解決事件も解決して欲しいですね。
無理なさらないでくださいね。
最近、朝晩冷え込みが強くなってきたせいか風邪を引いてました。
ご心配おかけてして申し訳ございません。
ご自愛ください。