
イヴァン・ケラー (フランス)
【 1960 ~ 2006 】
イヴァン・ケラーは、1960年12月13日、フランス・オーラン県ヴィッテンハイムで生まれた。
両親はかご職人で、ケラーは9人兄弟であった。
父親のジョセフは後にアルザスのカリ鉱山で働くが、ケラーは父親から過酷な労働を強いられる。
そして、母親が49歳で亡くなると、それらが重なってケラーは不安定な家庭で育った。
17歳の時に初めて逮捕されると、1981年にヴィッテンハイムで2つの骨董品を盗み逮捕される。
ケラーは懲役10年が言い渡され刑務所に収監された。
1989年8月、ケラーは釈放されると、ミュルーズのヴェルダン通りにある緑豊かな古い邸宅のアパートに住み始めた。
そこでケラーは造園家となり小さな会社を作った。
顧客はケラーの仕事振りに非常に満足しており、客は頻繁にケラーを推薦した。
ケラーはマリーナという女性と穏やかに暮らしていたが、後に別れ、新しくセヴリンという女性と結婚した。
ケラーは近所の住人にもとても親切で、フレンドリーであり動物に愛情を注いだ。
ただ、別れた最初の妻であるマリーナによると、ケラーが贅沢をし、カジノや競馬等のギャンブル、また、高級レストランや有名なホテルにお金を使った為、常にお金に困っており、お金を稼ぐ為にマリーナに売春するよう強要したと後に語っている。
また、友人の1人はケラーがセヴリンと交際していた時、セヴリンが他の男性と交際している事を知ると、その男性に会いに行き銃を突きつけ口に咥えさせると、
「セヴリンに手を出すな」
と脅したという。
1994年1月、バーンハウプト=ル=オーで、バス通りに住むマリー・ウィンターホラー (♀) が、ベッドで仰向けになって死んでいるのを発見される。
医師は自然死と判断した為、捜査が行われる事はなかった。
同年3月12日、バッセ通り11番地でジェルマンという男性が母親のアーネスティン・マン (86歳) を訪ねた。
すると、ベッドの上で仰向けになって死んでいるアーネスティンを見つけた。
また、ジェルマンはアーネスティンが股関節の問題で動くのが困難であった為、布団が完璧に敷かれている事に驚いた。
同年4月27日、バッセ通り22番地でオーガスタ・ワスマー (77歳♀) がベッドで仰向けになって死んでいるのを発見された。
強引な侵入は確認されなかったが、、娘のマリー・ロックリンはベッドがあまりに綺麗に仕上げられていた事に気付いた。
また、銀行カードと家の鍵が紛失している事がわかり、カードがミュルーズで3回引き出されていた事もわかった。
検死の結果、心停止による死であり、おそらく「強い恐怖によるもの」であると結論づけられた。
2006年9月、警察はフランスのみならずスイスとドイツで合計23人の老婦人殺害に関与したとしてケラーを逮捕した。
ただ、警察は23人以上というのは最低の数であり、少なくとも40人以上殺害していると考えた。
だが、ケラー本人は1989年から2006年の間にアルザス (フランスの地名) 、スイス、ドイツで合計150人以上殺害した事を告白した。
造園家であったケラーは犠牲者の家を見つけるのは容易であり、老人を殺害した理由はお金や絵画、宝石などの貴重品を盗む為であり、そしてそれらをジャンク屋に売り捌いた。
ベッドの上で窒息させた後、自然死に見えるようにベッドで完璧に作り変えた。
150人以上殺害したと告白したケラーだったが、1994年にオー・ランで起きた3件の殺人と、バス・ランで起きた2件の合計5件のみで起訴された。
同年9月22日、ケラーはミュルーズ高等裁判所で自殺した。
享年45歳。
ケラーは靴ひもを絡めてロープを作り、それを首に巻いて自殺したのだった。
ケラーが150人以上殺害した事が事実であれば、近代フランスにおける最も殺害した殺人鬼となる。
最後に自殺する前に述べたケラーの最後の言葉で終わりたいと思います。
「私はただ愛されたかった」
《殺人数》
23人 (本人は150人以上と自供)
《犯行期間》
1989年~2006年
∽ 総評 ∽
『The Pillow Killer (枕の殺人者) 』と呼ばれ、少なくとも23人以上を殺害し、本人は150人以上殺害したと自白したケラー。
この150人が立証されれば、ケラーは近代フランス最悪の殺人鬼となる。
ただ、確実な23人という数だけでは20世紀フランスではトップクラスの数である。
ケラーはフランスだけではなくスイスやドイツでも犯行に及び23人殺害したが、その殺人の詳細についてはわからない。
誰をどこでどのように殺害したのかよくわからず、数だけわかるという不気味さである。
コメント
コメント一覧 (15)
売春婦や老婆ばかり殺しているのは母親や祖母対する憎しみもあったけど、だんだんそれに快楽を感じたのかな?
もっともこいつが死んでることには憶測しかできないけど。
同じフランスでおまわりが死んだそうです。
こいつがとんでもない人殺しであることが発覚し、この男に出頭を命令。
しかしその直後に失踪し死んだそうです。
罪状は強姦、強盗、未成年の誘拐など数多。
名前はフランソワ・ベロブだそうです。
こいつも掲載していただければ。
次第に殺人に魅入られる鬼畜はいますからね。
警察官ですか。
今度調べてみます。
刑務所で自殺して死んでくれたので良かったですね。
またギロチンを復活して欲しいですね。
ルイ16世、マリー・アントワネット、ロベスピエールなどの首を刎ねた処刑道具ですね。
公開処刑で処刑でしたからね。
そうですね。
流石に嘘だとは思いますが一言嘘で片付けられない恐ろしさがあります。
コイツもどうせ自身を大物に見せるために殺害数を盛ってるんでしょうねくだらないとしか言いようがないですけど。
何を考えてたんだかさっぱりわからないですが最期は勝手に死んだのでまぁ良かったですね。
たまにそういう輩いますけど本当に恐ろしいですよね。
他人の自慢話ほど聞いていて苦痛な事はありませんが、殺人数となると余計ですね。
北海道放送で取り上げられていました。
女子中学生は自ら家を出ており、殺人事件というのも全くのデタラメですが、
警察が隠蔽したとか、暴力団組織が絡んでいるとか、
根も葉もない噂が広まっているようですね。
例えネットでも発言には責任が伴い、リテラシーのない人にそれを説くのは難しいですが、
こういうのって細切れの情報が合体して、伝言ゲームのようにして伝わるので拙いです。
デマの拡散を止めるのは不可能であり「容疑者」にされた人自らが、
身の潔白を証明しなきゃいけないようになりましたね。
昔の事例では、女子高生の噂話から「豊川信用金庫が破綻する」というデマが広まるという
騒動がありました。
元々は「銀行に就職したら銀行強盗に遭うので危ないよ」という話が、
次第に銀行の経営が悪化しているという話に変わったようですね。
現在はネット隆盛の時代なのでどうしようもないですね。
パッと見たら信じてしまう人も多いでしょう。
昨年のコロナが流行り始めた時にティッシュペーパーが無くなるとか皆信じて買い漁りましたし。
9人が殺され、直後に自殺しました。
かのブレイビクの真似をしたとされています。
掲載してほしいです
ドイツでは比較的珍しいですね。
今度調べてみます。
フランスには仕事で頻繁にいってたけど、確かに治安は良くない
シャンゼリゼ通りを歩いてると、テロ以降は警察が多く、マシンガンを持っているのを見るたび日本から一歩外にでると日本がいかに安全かわかる
地下鉄にのると2日に一回は無賃乗車をみる【改札を切符を買わずに乗り越える】
それでも一番線は今でも日本語のアナウンスが流れる。日本語のアナウンスがを聞くたびに少しほっとする。話がそれたけど快楽殺人や、自分勝手な殺人は言語道断だか、今回の様な悲しい…どこか寂しい幼少気の結果、殺人につながるような事例が減ることを祈るばかりやな
フランスに頻繁に仕事て羨ましいですね。
ただ実際は治安はあまりよくないんですね。
パリ市内にマシンガン持った警察て東南アジアみたいですね。
海外の地下鉄は酷いというか日本の地下鉄が凄いというのがよくわかる話ですね。
幼少期の虐待が殺人鬼を生むのなら虐待がなければ減るわけなのでなくなって欲しいですね。