_20210829_081848
ダニエル・ロペス (メキシコ)
【 1974 ~      】



ダニエル・オーディエル・ロペス・マルティネスは、1974年、メキシコ・チアパス州ビージャ・コルソで生まれた。


1998年12月、ロペスはチアパス州で妻と関係を持ったホセ・ペレス () を殺害する。

これがロペスによる初めての殺人であった。

逮捕されたロペスは8年の禁錮刑が言い渡された。


2006年、釈放されたロペスはシウダード・フアレスへ移った。


そこでロペスはフアレス・カルテルの執行部隊である「ラ・リネア」の麻薬売人として働き始め、「サロン・シナロア」という地元のバーで商売を始めた。

当時、ロペスはマリア・エスエル・アギーレ・マリン (42歳) という女性と交際していた。


同年11月、コロニア・サン・フェリペの自宅で、ロペスはマリンを .22口径の銃を使って射殺する。


2008年、ロペスは新しいガールフレンド、ドロレス・ロドリゲス・ロペス (27歳) の腹部を3回刺して殺害する。


2010年、ロペスはガールフレンドのテレサ・カルバロ・フローレス (30歳) を刺して殺害した。

ロペスが歴代のガールフレンドを殺害したのは、浮気していると思ったからだった。


同年、ロペスはホセとミサエルと名乗る男性2人を射殺する。

この男性2人への殺人動機は明らかではないが、ロペスがガールフレンドの浮気相手だと信じていたからとされている (または薬物関連の紛争ともいわれる) 。


同年4月3日、ロペスはコロニア・アナプラのカルメン・イボンヌ・カバレロ・ゴンサレス (34歳♀) の家に押し入り、カバレロと娘 (6歳) を射殺し、遺体を街の郊外に捨てた。

カバレロは新しいガールフレンドの妹で、カバレロは姉とロペスとの交際を反対していた為、報復を行ったのだった。


同年11月24日、ロペスはカバレロ殺害容疑で逮捕状が発行された事を知ると、故郷のヴィラ・コルゾに逃げ込んだ。


2011年2月1日、ロペスは逮捕されシウダード・フアレスに身柄を送還された。

そして、取り調べで6件の殺人を告白した。

ロペスは自白だけでは起訴されないという州の司法制度の抜け穴を考えていたが、最終的に有罪となり終身刑が言い渡された。



《殺人数》
8人

《犯行期間》
1998年12月~2010年4月3日



∽ 総評 ∽

ロペスの殺害相手はシリアルキラーとしてはかなり特殊である。

歴代のガールフレンド、その浮気相手 (とロペスが思い込んでいる) 、交際を反対したガールフレンドの妹とその娘というロペスの関係者ばかりであった。

シリアルキラーというのは売春婦や通りすがりの女性等、自身と全く接点のない相手を標的にする事がほとんどである。

だからこそ何年も何人も犯行に及ぶ事が出来るのである。

ガールフレンドやその浮気相手となると、真っ先にロペスが容疑者として名前が挙がり、すぐに逮捕されてしまう。

そうなると、1人、2人で犯行は終わってしまう。

これほど犯行を行えるのは警察や司法の怠慢以外の何者でもない。