_20210828_142318
アドリアン・アローヨ (コスタリカ)
【 1976 ~      】



アドリアン・ハビエル・アローヨ・グティエレスは、1976年、コスタリカの首都サン・ホセで生まれた。

アローヨはバリオ・メヒコに住み、廃品回収業者として働いていた。

アローヨはドラッグと交換で性行為をしてくれる女性を探した。

そして、車に乗せて人目のつない駐車場へ誘うと、そこで強姦して首を絞めて殺害した。

殺害後、女性の陰部を葉っぱで覆い、足を曲げて座っている姿にして現場から逃走した。


2015年4月10日、サン・セバスティアンのマヨルガ市街化区の近隣住民が悪臭に気付き警察に通報する。

すると、空き地でナタリア・サラザール・フローレス () の腐敗した遺体が見つかった。


同年6月24日、アティージョのランチョ・グアナカステ近くの空き地で女性の遺体が発見された。

女性は同様の手口で殺害された4人目であり、発見時には目に見える暴行の跡はなかった。

女性はホームレスの可能性が高かった。


同年7月14日、サン・セバスティアンにある空き地の茂みの下で、この地域の常連客であるアリシア・カルモナ () の遺体が近所の人によって発見される。

翌日、カルモナは首を絞められた形跡が見つかった。


同年7月26日、アティージョでタニア・バランテス () の半裸遺体が、歩道橋の下でベニヤ板で部分的に覆われた状態で通行人によって発見された。

バランテスはホームレスで、下肢に擦り傷があり顔、口、後頭部を殴られていた。

また、バランテスは発見される6時間前に殺害されたと推定された。


同年8月6日午後2時40分頃、サン・ホセのサグラダ・ファミリアで、身元不明の女性の遺体が発見された。

当局は地元の売春婦と接触すると、売春婦は情報提供と引き換えに保護を申し出た。

そして、とある女性が犠牲者の女性3人と一緒にいる所を見た男性によって自身も性的虐待を受けたと話し、それがアローヨと似ていた。


同年12月、他の証拠によりアローヨは逮捕された。

その後、アローヨの精液サンプルが採取され、法医学的検査が行われた結果、発見された遺体に残されたDNAと一致した。

アローヨはこれまでの犯行を自白し、2014年11月から合計11人の殺害を告白した。

裁判でアローヨは殺人6件と強姦2件で有罪となり、懲役110年が言い渡された。

懲役110年となったアローヨだが、コスタリカの法律では最高刑が50年であり、それ以上刑務所に収監される事を法律で禁止されていた為、アローヨは50年後に釈放される事が決まっていた。



《殺人数》
11人

《犯行期間》
2014年11月~2015年8月6日



∽ 総評 ∽

『The Southern Psychopath (南方のサイコパス) 』または『The Indingent Killer (貧しい殺人者) 』と呼ばれ、11人の女性を殺害したとされるアローヨ。

アローヨは売春婦を標的とした典型的な殺人鬼だが、何故売春婦を標的としたのか詳細がなくわからない。

単に標的にし易かっただけか、恨みがあったのか、性的欲求を満たし易かったからなのかわからない。

コスタリカは1877年というかなり昔に死刑を廃止しており、死刑にならないのは不本意ながら仕方ない。

ただ、懲役110年という判決が言い渡されたにも拘わらず、法律で50年が最高刑というのは一体どういう事なのだろうか?

おそらく6件の殺人と2件の強姦で累積となり110年となったのだろう。

最高刑が50年ならそもそも110年という判決を下すべきではない。

スペインも終身刑が最高刑だが、何故か法律で連続30年以上刑務所に収監される事を法律で禁じている。

ドイツも最高刑が終身刑だが、誰でも15年で仮釈放の資格を得る事が出来る (仮釈放されるのは確定ではないが) 。

それらの国は刑罰の意味を理解しているのだろうか、国民をバカにするにも程がある。