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ロニーズ・ゴメス (ブラジル)
【 1975 ~      】



ロニーズ・フォン・フィルミーノ・ゴメスは、母親が売春婦であり、7歳の時にカンポ・ムーランで母親は殺害された。

それ以来、ゴメスは電柱の近くに住むようになった。

ゴメスは結婚し2児の父親となり、警備員やフリーランスのセールスマンとして働いていた。

しかし、ゴメスは詐欺や銀行強盗等の犯罪を犯し逮捕された。


2015年7月27日、マラ・ジョシアン・ドス・サントス () の遺体が発見される。

警察は以前よりこの地域周辺に連続殺人犯が暗躍している可能性があると考え捜査に取り組んでいた。

そして、犯行現場にいたと思わせる痕跡やビデオ画像などにより警察はゴメスにたどり着いた。

捜査官はサントスの遺体があった場所から3km離れた所で服を見つけた。

その横には青い車のバンパーの破片も見つかった。

ゴメスはバンパーを破損させた青い車に乗っていた。

そして、破片がゴメスの車にぴったりと収まった。

また、サントスが殺害された日にその場所にあった車が交通カメラに映っていた。

これらの理由により警察はゴメスの逮捕状を要請した。


同年7月30日、逮捕されたゴメスはサントス殺害を認めた。

ゴメスは同意のもと行為に及ぶ事となり、車の中で服を脱いだがコンドームの使用について意見が分かれた。

ゴメスはサントスの車の鍵を奪おうとするが、サントスに通報され逮捕される事を恐れた為、近くに車がいない事を確認して首を絞めて殺害した。

サントスが死んだのを確認すると、遺体を高圧鉄塔まで運ぼうとするが、現場近くに車がいたので気が変わったと主張した。

ゴメスは農場にサントスの遺体を運び、そこで遺体を「整理」し「自分の行為と被害者への許しを請う」祈りを捧げた。

ゴメスの犯行は2005年から行われ、これまで6人の殺害について詳細に話した。

ただ、警察は犠牲者はもっと多いと考えていた。

犠牲者の選択については「無作為に選んだ」
と話し、母親が売春婦でその母親が殺された事で売春婦への憎しみを持っており、(母親を殺した) 犯人が逮捕されてない事で深刻なトラウマになっていたと話した。

ゴメスの殺害方法は首を絞める事での絞殺か窒息死であり、農園の真ん中や電柱の下で殺害し、裸にして腹を上にして遺体を残した。

また、ゴメスは被害者から爪で引っ掻けられるのを回避し、思い通りにいかなかった売春婦を殺し、テレビで事件を追っていた事等明らかにした。

女性の遺体全てが鉄塔の周辺で発見された為、ゴメスは『The Tower Maniac (塔の怪物) 』と呼ばれるようになった。

ゴメスは6件の殺人と死体隠蔽の罪で有罪となり、懲役21年4ヶ月が言い渡された。

ゴメスはパラナ州における最悪の連続殺人犯とされている。



《殺人数》
6人以上

《犯行期間》
2005年~2015年7月27日



∽ 総評 ∽

『The Tower Maniac』と呼ばれ、ブラジル・パラナ州における最悪の連続殺人犯とされているゴメス。

ブラジルではこれまで何人も殺人鬼を紹介してきたが、陰惨で残虐、犠牲者も飛躍的に多い傾向にある。

ゴメスによる犠牲者は確認されているのは6人だが、警察はそれでは済まないと考えていた。

犯行期間や相手が売春婦という事を考えれば、決して6人なはずがなく、少なくとも10人以上、20人を殺害している可能性すらある。

ただ、何より驚きなのがブラジル司法である。

6人の殺害と死体隠蔽の罪で有罪となったのにたった21年である。

1人3年足らずの罪でしかなく、これが刑罰と呼べるのか甚だ疑問である。