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ダリウシュ・コトウィザ (ポーランド)
【 1986 ~      】



ダリウシュ・パヴィル・コトウィザは、1986年、ポーランド・オポーレで生まれた。

コトウィザはオポーレ郊外の住宅地メタルケムで育った。

コトウィザは平凡で普通の男性に成長するが、団地を歩く時はいつもトラックスーツを着ており、その事は周囲の住民もよく知っていた。

コトウィザは母親に育てられ、父親とは1度も会った事がなかった。

そんな家庭環境で育ったコトウィザは学校の成績が悪く、不登校気味であったが、頭の回転は非常に良く、特にギリシャ神話に興味を持っていた。


2005年頃、コトウィザはポーランドを離れ、ヨーロッパ中を旅するようになる。

その中で最初はイギリスに数年間住んだ。


2011年、コトウィザはオランダで無名の人を襲い重傷を負わせた。


2012年、オーストリア・ザルツブルクで、コトウィザは窃盗に失敗した店員全員を殺害しようとし (未遂に終わっている) 、2015年1月にはドイツで食料品店を襲撃した。


同年4月、コトウィザはスウェーデン人の年金受給者ボー・ゲオルグ・エルランデル (79歳♂) をエルランデルの家のキッチンでナイフを使って何度も刺して殺害した。

その後、エルランデルは家の床に倒れているのを発見された。

また、車の鍵が失くなっている事もわかった。


同年5月21日、オーストリアでコトウィザは地方政治家のゲルハルト・ヒンターメイヤー (75歳) とその妻エルナ (74歳) の家に侵入する。

そして、2人を残酷に殴り刺して殺害するが、エルナを殺害する前に強姦した。

殺害後、コトウィザはエルナの体に茶色のペンキで「Tantum ergo (タントゥム・エルゴ:一般的に聖トマス・アクィナスに起因する中世ラテン語の讃美歌であるパンゲ・リンガの最後の2節の始まり) 」というフレーズを書き込んだ。

コトウィザは国際指名手配される。


同年6月8日、コトウィザはドイツ・デュッセルドルフの駅でヒンターメイヤー夫妻のATMカードを使用し、その様子が監視カメラに記録され逮捕された。

コトウィザはオーストリアに送還され、すぐに夫妻殺害について告白した。
 
更にコトウィザが所持していた車の鍵でエルランデルを殺害した事も告白した。

動機について問われたコトウィザは、全く関係のない無作為に選ばれた無実の人間を拷問して殺害する事に喜びを感じたと話した。

裁判でコトウィザは「内なる声」が殺人をしろと命令したと述べた。

精神科医はコトウィザを徹底的に診察し、少なくとも10年前から偏執性統合失調症を患っていたと結論付けた。

コトウィザはヒンターメイヤーとエルランデルを殺害した罪で有罪判決となるが、精神疾患の結果、ゲッラースドルフの治療センターに移された。

コトウィザによる犠牲者はスウェーデンとオーストリアでの3人だが、イギリス、オランダ、ドイツ、チェコでも殺人を犯しているとされており、捜査が進められている。

また、コトウィザは国境を越えて殺人を犯した「ヨーロッパ初の連続殺人犯」と言われている。



《殺人数》
3人 (他犯罪多数)

《犯行期間》
2015年4月~同年5月21日



∽ 総評 ∽

『The Euro Ripper (ユーロの切り裂き魔) 』、『Europe's first serial killer (ヨーロッパ最初の連続殺人犯) 』、『The Travelling Serial Killer (旅行連続殺人犯) 』、『Vampire from Metalchemu (メタルケムの吸血鬼) 』等と呼ばれ、スウェーデンとオーストリアで殺人を犯したコトウィザ。

コトウィザはヨーロッパ諸国を移動し、殺人を犯した初めてのシリアルキラーとされているが、ドイツのフォルカー・エッカートもヨーロッパ各国で殺人を行っており、コトウィザが初めてという事はないだろう。

コトウィザは強盗目的の殺人であるが、74歳の老婆を強姦している。

本人からすれば強盗次いで程度の考えなのかもしれないが、若い女性ならまだしも老婆を強姦するというのはかなり特殊である。

コトウィザはイギリス、オランダ、ドイツ、チェコ等でも殺人を行っているとされているが、まず3人という事はないのであながち嘘ではないと思う。

コトウィザは出身国のポーランドで殺人を犯していないが、複数の国で殺人を犯している為、ポーランドのカテゴリーに入れた。