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スティーブン・ファロー (イギリス)
【 1964 ~      】



スティーブン・ファローは幼い頃から活発で活動的であった。

その為、学校に通い始めると初日から問題を起こし家に帰された。

10歳の時、ファローは教会の祭壇に火を放ち、燃えていく様を眺めていた。

ファローは母親は愛していたが、厳格な父親を嫌っていた。

成人すると大麻を吸うようになり中毒者となった。


1994年、ファローはスタウアブリッジで年配の女性の家に強盗目的で侵入した。

逮捕されたファローは有罪判決となった。

ファローは精神科医に強盗の最中に強姦するという空想を抱いていると語った。

裁判所はファローを刑務所と精神病院どちらに収容するか審議され、結局、アッシュワース精神病院に収容された。

ファローは精神科医に10代の頃から人を殺したいと願うようになったと話した。

医師はファローを反社会性人格障害と診断した。

しかし、医師はファローの発言は刑務所に行きたくない為の誇張によるものだと理論づけた。

その後、ファローは退院した。


2012年1月、ファローはソーンベリーの民家に強盗に押し入った。

家には誰もいなかったが、ファローは

「あなたは戻って来なかった事を感謝すべきだ。さもないとクリスチャンのクソ野郎を殺しただろう。私は・・神を憎む」

と書いたメモを台所のテーブルに残した。

ただ、居住者はクリスチャンではなかった為、特定の個人を襲うものではなかった。


同年1月4日、ファローはベティ・イェーツ (77歳♀) の住む孤立したコテージへ侵入すると、首を刺して殺害した。

イェーツは殺害される前に杖で殴られた可能性があった。


同年2月14日、ファローは牧師ジョン・サダーズ (59歳♂) を殺害する。

サダーズ殺害後、ファローは牧師のビールを飲み、DVDを観た後、携帯電話を盗んだ。

遺体は建設業者によって発見された。

当初、エイボン・サマーセット警察はサダーズが事故により死亡したと考えるが、サダーズが牧師として定期的に見知らぬ人物を招き入れていた事がわかった。

また、サダーズは生前、仕事のリスクについて話していた。


同年2月18日、警察はサダーズ殺害の容疑者としてファローを指名し、公衆に警戒を促した。

翌日、ファローはケント州フォークトンで逮捕された。

警察はイェーツ殺害についても尋問し、ファローは殺人を認めた。

実はファローとイェーツは知り合いだった。


同年2月22日、ファローは2件の殺人と強盗で起訴された。


同年2月29日、サダーズ殺害の容疑でファロー以外に逮捕されていた43歳の男性が解放された。


同年10月4日、ファローの裁判が始まると、陪審員はサダーズとイェーツ殺害について満場一致で有罪とした。


同年11月2日、裁判官はファローを「サディスティック」と非難し、仮釈放の可能性がない終身刑を言い渡さした。

判決後、サダーズの妹ヒラリー・ボスワースは、ファローの暴力の記録を持つ人達が、それぞれ適切に対処していれば殺人を回避出来たのではと述べ、
「私たちはそれ (犯罪者) らをよりよく監視する方法についてもう1度考える必要がある」
と語っている。


《殺人数》
2人

《犯行期間》
2012年1月4日、同年2月14日



∽ 総評 ∽

ファローは小学校に入った初日に問題行動を起こしており、生まれながらにして異常者だったと思われる。

10歳の時には祭壇に火を放ったが、放火はかつてシリアルキラーの三大要素の1つとされていた。

殺害されたサダーズの妹は「ファローを異常者だとわかっていた人達が何とか出来なかったのか?」と述べた。

まさにその通りである。

「1人1人がしっから対応していればこんな事にはならなかった」というのが遺族の当然の心情である。

「私は異常です」と散々アピールし理解しているにもかかわらず何故か野放しになり犯行に及ぶ。

たまたまこの2人が殺害されただけで、誰でも犠牲者及びその遺族になる可能性はある。

「所詮他人事」だから緊張感のない対応、対処になるのだろうが、少しは自分に置き換えて考えて欲しいものである。