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ジェレミー・ラードナー (アメリカ)
【 1983 ~      】



ジェレミー・エリン・ラードナーは、2006年2月10日、ソーニャ・ラードナーと結婚した。


2011年、ソーニャは離婚を求め、離婚届を提出するがジェレミーによって却下された。


2012年4月、ジェレミーは家庭内暴力で逮捕され、罪を認めた為、懲役6ヶ月を言い渡された。

また、200ドル (約2万円) の罰金と12ヶ月の保護観察処分となった。

しかし、ジェレミーは12ヶ月以内に保護観察違反を犯した。


2013年4月、2度目の家庭内暴力により逮捕され、同年6月に釈放された。

釈放されたジェレミーはすぐにストーカー行為2件、脅迫、家庭内暴力2件、窃盗等10件の罪で起訴された。


2015年2月、ジェレミーは脅迫で3年、暴行で11ヶ月、窃盗で6ヶ月を言い渡された。


2016年、ソーニャは再び離婚を申請し、今度は受理されジェレミーは離婚した。


2019年11月1日、カンザス州トピーカ中西部で、ショーニー郡刑務所の矯正官であったブランディ・プルチャル (36歳♀) が午前2時から仕事の予定であった。

しかし、時間を過ぎてもプルチャルが現れなかった為、同僚が電話を掛けるが出なかった。

同日午前8時、プルチャルと一緒に住んでいるジェレミーがエリザベス・アドキンスに連絡し、家に来るよう頼んだ。

アドキンスが家に着くと、ジェレミーは興奮しており、アドキンスに犬の世話をするよう頼んだ。

すると、アドキンスは寝室で毛布から足が突き出て床に血が流れているのを目撃する。

ただ、その足が誰の足かはわからなかった。

だが、アドキンスは直感的にその足がプルチャルであると感じた。

ジェレミーを見ると、ひどく動揺し泣いていた。

アドキンスは、
「何があったの?」
とジェレミーに問い掛けると、

「どうしよう?どうしたらいい?」

と繰り返し呟いた。

アドキンスは家に入ってからガスの臭いが気になり、ジェレミーにガスを止めるよう頼んだ。

しかし、ジェレミーはガスを止めようとはせず、自分を撃つ為に銃が必要だと話し、アドキンスに銃を持っていないか問い掛けた。

アドキンスは持っていないしどのように手に入れていいかわからないと話した。

ジェレミーはアドキンスに家から出るよう命じ、アドキンスは家を出ると、裏庭にいるはずの2匹の犬を探したがいなかった。

アドキンスはすぐに警察に連絡し、トピーカ消防署から消防士が家に到着した。

家の中に入ると相変わらずガスの匂いが充満しており、毛布に包まれた女性の横に男性が横たわっているのを発見した。

女性はプルチャルですでに死亡しており、男性はジェレミーで気を失っていた。

ジェレミーには外傷がなく、おそらくガスを吸った事による一酸化炭素中毒で意識を失ったと推測された。

ジェレミーは病死に搬送され、命に別状はなかった。

プルチャルの遺体を検死すると、首の骨折、その他首の細かい骨の骨折、22本の肋骨の骨折 (肋骨は全部で24本) 、頭、背中、胸に多くの痣、裂傷など最低32ヶ所及んだ。

ただ、銃創や切り傷による負傷は見受けられなかった。

検死官は
「これは深刻な攻撃であり多くの打撃を受けた。これ程の傷は見た事がない」
と述べた。

プルチャルは殺害される前、郡矯正局で6ヶ月間働いていたが、数日間、目の周りがどす黒くなっていたのを同僚が目撃していた。

ただ、プルチャルは私生活について他人に決して話す事はなかった。


ジェレミーは回復を待って同年11月6日、改めて逮捕された。

ジェレミーは家庭内暴力と第一級殺人で起訴された。



《殺人数》
1人 (他犯罪多数)

《犯行期間》
2019年11月1日



∽ 総評 ∽

家庭内暴力というのは日本でもよくある事件であり、珍しいという事はない。

ただ、こういう事を平然と行う輩は、小心で外では何も出来ず、自分に抵抗する事がない相手にしか暴力を振るえない典型的な内弁慶といえる。

また、外面は一見大人しく穏やかに見えるが、性格は陰湿で陰険、何を考えているかわからない不気味な人間がこういった事をやりがちである。

同棲するガールフレンドを暴力の末に殺害したジェレミーだったが、何がきっかけだったのかはわからない。

判決はまだ出ておらず、今後、裁判により詳細が判明していくと思われる。