_20210120_140346
リチャード・マセック (アメリカ)
【 1948 ~ 1987 】



リチャード・オットー・マセックは、1948年、アメリカ・イリノイ州マクヘンリーで生まれた。

マセックの家庭環境や幼少時代の詳細はほとんど伝わっていないが、10代の頃、眠っている女性を窓から覗き、盗撮して逮捕された。

また、学校に侵入して女性の下着を盗み、下半身に噛みつきその肉を食べた為逮捕された。


1974年8月15日、ウィスコンシン州フォンタナで、マセックはポーラ・キューピット (24歳♀) を追い詰め、殴り強姦した。

そして、心臓を刺して殺害すると死体に噛みつき、瞼をペンナイフで切り開くと解体して捨てた。


同年10月、ウィスコンシン州ウォーワトサで、マセックはメイド2人を襲い強姦するが、2人は生き残った。

メイドたちは犯人の特徴を警察に伝えた。


同年、マセックはナンシー・ロスマン (26歳♀) を強姦し殺害した。

殺害後、瞼をペンナイフで切り開き、死体に噛みつくと解体した。

また、ナンシーの3歳の娘リサをトイレで溺死させた。


1975年7月、マセックは20歳の女性を拷問の末殺害する。

殺害後、瞼をペンナイフで切り開き解体した。


同年12月5日、カリフォルニア州サンバーナーディーノでマセックは逮捕された。

逮捕されたマセックはこれまでの犯行を告白し、少なくともウィスコンシン州で4人、イリノイ州で2人を殺害したと述べた。

ただ、マセック自身これまでの殺人についてはっきりと覚えておらず、催眠術をかけられる事となった (結局わからなかった) 。

正式な犠牲者の数は不明だが、専門家は10人以上は確実と考えており、ガールフレンドの赤ん坊を暖房の上に置いて焼き殺した疑いがあった。

マセックは全ての犯行で犠牲者に噛みついた為、『Mad Biter (狂った噛む人) 』と呼ばれた。

ただ、歯形からマセックを犯人だと特定出来なかったのだが、それはマセックは事前に歯を全て抜き、入れ歯にしていたからだった。

マセックは残虐で暴力的であり、生粋のサディストであった為、女性を嬲りいたぶって殺害した。

また、死体をも弄び、必ず瞼を切り開き、一部の犠牲者は屍姦された。

マセックは男性を襲ったり殺害する事はなく、全て女性か少女であった。

マセックは父親と母親の必要性について否定し、不必要だと語った。


1976年4月、マセックはウィスコンシン州の中央州立病院に無期限の入院を命じられた。


1977年2月22日、裁判でマセックは終身刑が言い渡された。


1980年9月、マセックはウォーワトサでの強姦で懲役30年が言い渡され、更にイリノイ州の殺人で200年から400年の懲役刑を言い渡された。


1987年3月2日、マセックが独房で死んでいるを発見される。

死因は自殺とされている。


最後に入院中の医者に言ったマセックの発言で終わりたいと思います。

「私との戦いを止めない限り、私は人々が生きているのか死んでいるのかわからない」



《殺人数》
6人以上 (10人以上の可能性大)

《犯行期間》
1974年8月15日?~1975年7月?



∽ 総評 ∽

『Mad Biter』または『Baby Face』と呼ばれ、少なくとも6人を殺害したマセック。

マセックはサディストで、その犯行は残忍で残虐であった。

『BTK』のデニス・レイダーも生粋のサディストであったが、こういったシリアルキラーの犯行は凄惨を極める。

体に噛みつく異常者は意外に多く、特に乳房に噛みつく場合が多い。

そういう場合は母親の愛情の欠落等が要因に挙げられるが、マセックが噛みついた理由はわからない。

マセックは噛みつくだけでなく、解体、屍姦、瞼を切り開くといった死体を弄んだ。

自身の犯行に特徴をもたせるシリアルキラーは多いが、それは幼少時代や成長過程における何らかの影響によって形成される。

マセックの幼少時代は詳細がなくわからないが、10代で覗きを行い、女性の下半身に噛みつきその肉を食べるというすでに完成された異常者であった。

マセックは最後自殺しているが、犯罪者の自殺は珍しくないにしても若干腑に落ちない。
通常、こういった鬼畜が自殺する場合は刑務所に入れられた直後に行う事が多い。

個人的にはマセックは殺されたのではないかと思う。