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クラレンス・レイビー (アメリカ)
【 1933 ~ 1960 】



1960年7月6日、クラレンス・レオン・レイビーは、囚人仲間のビリー・マッコイとアメリカ・テネシー州ノックス郡の刑務所を脱獄する。

レイビーは窃盗で、マッコイは飲酒運転で刑務所に収監されていた。

2人は何度か犯罪歴があったがどれも軽微な罪であった。


翌日の7日の朝、2人はイーストノックス郡で車を盗み、その後、ガソリンスタンドへ寄った。

そこで、ガソリンスタンドのオーナー、フランク・キース (61歳♂) をショットガンで射殺する。

その後、2人は1000ドル (約30万円) を奪って逃走するが、強盗と殺人ですぐに令状が出された。

しかし、捜査が数週間に及ぶと、FBIが捜査に参加し、レイビーを「Ten Most Wanted (10大最重要指名手配) 」のリストに追加した (レイビーで134人目) 。

その後、捜査官はイリノイ州シカゴでマッコイを逮捕する。

マッコイは捜査官にレイビーとノースカロライナ州へ向かったと話した。


同年8月1日、レイビーはノックス郡の民家に侵入し、家の住人を1時間人質にとった後、銃や現金を奪って逃走した。

その後、ユニオン郡の副保安官ベン・デボールト (58歳♂) と兄弟のロイドが、田舎の道でレイビーを見つけた。

デボールトはレイビーに発砲し、レイビーも応戦した。

すると、レイビーの放った銃弾がデボールトの頭部に当たり死亡した。

その後、レイビーは居酒屋の外にいたカップルを襲い、銃で女性を殴り車を奪って逃走した。

車はノックスビルから数マイル離れた場所に捨てられているのが見つかった。


同年8月28日、レイビーは逮捕された。


同年10月24日、レイビーは別の事件を告白したいと警察官を4階の独房に呼んだ。

すると、レイビーは銃を取り出し警察官に向け、

「私はここから出ようとしている」

と話し、廊下に出ると刑務官デイブ・ハンフリーズとエレベーターに乗り1階へ向かった。

エレベーターを降りると、ガラスで仕切られた刑務官事務所を通り他の警察官に発砲した。

レイビーは建物の正面に向かって走るが、前庭の芝生の上で背後から2発撃たれてその場に倒れ、そのまま死亡した。



《殺人数》
2人

《犯行期間》
1960年7月7日、同年8月1日



∽ 総評 ∽

レイビーは「Ten Most Wanted」に追加される程の凶悪性であったがあっさり捕まった。

脱獄した為、必死に逃走を図り当然お金はないので他人から盗むしかなく、定番の強盗に至った。

よくわからないのが、独房にいるレイビーが銃を持っている事である。

事前に奪ったのか何らかの方法で入手したのかよくわからない。

最後は再び脱獄を図り、途中で撃たれて死亡するという結末であった。

テネシー州では死刑があるので、おそらくこのまま裁判になっても死刑になっていたと思うが、裁判の時間と死刑執行までの時間を考えれば射殺されたのは良い事である。