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ジェイコブ・モーガン (アメリカ)
【 1998 ~      】



ジェイコブ・モーガンは、1998年2月、アメリカ・サウスカロライナ州ロックヒルで生まれた。


2015年3月6日朝、ロックヒルで火事が起きる。

911の連絡により消防隊が駆けつけ、消火作業が行われた。

すると、焼け落ちた室内から赤ん坊の遺体が発見される。

赤ん坊はジョシュアというまだ14ヶ月の男児であった。

当初、事故だと思われていた火事だったが、捜査の結果、故意に放たれたものだと判明する。

そして、放火の罪で逮捕されたのはジョシュアの異父兄弟ジェイコブ・モーガンであった。

モーガンはこの日、ジョシュアのベビーシッターをしていたのだが、寝室の毛布に火を付けた。

裁判ではモーガンは火を付けてないと無実を主張した。

モーガンの母ジュリー・ヒル・ドーバーは、
「彼は兄弟を愛していた」
と法廷で述べ、更に
「彼は自閉症を患っており、警察が自白を強要した」
と警察を非難した。

また、ドーバーの夫でモーガンの継父も、
「彼は心優しい少年で、冷血な殺人鬼ではない」
と述べた。

だが、検察はモーガンが犯行の2週間前にも放火を行い未遂で終わっていた事に言及し、常に放火の機会を伺っていた冷酷な殺人鬼だと非難した。


同年9月11日、刑務所に拘留されていたモーガンは、キンテリス・ミラー (17歳) という囚人に暴行され怪我を負った。


2016年2月、判決が言い渡される前、母ドーバーは、
「私たちは彼の無実を常に信じてきました。無実ではないという証拠がある事を知っていますが、私たちは息子の事をよく知っています。私の長男が無実である事を心から知っています」
と述べた。

判決前、モーガンは辺りを見渡し落ち着きがなく、今にも泣きそうな表情であった。

そして、モーガンには不法行為による懲役10年、過失致死で5年、放火で15年の合計30年が言い渡された。

判決を言い渡されたモーガンは狼狽し、その場に泣き崩れた。

その後、司法取引により放火の15年は保護観察5年に変更となっている。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2015年3月6日



∽ 総評 ∽

まだ幼い弟を家ごと燃やして殺害したモーガン。

モーガンは自閉症で両親が言うには弟の事を可愛がっていたとされる。

本人は無実を主張したが確かに動機がよくわからない。

快楽殺人なら首を絞めたり刺したりしそうなものであるが、放火でしかも直接本人に火を付けたわけではない。

ただ、モーガンの父親は実の親ではなく、弟のジョシュアは両親の子供であった事から嫉妬から殺害した可能性も否定出来ない。

モーガンの判決を言い渡される際の様子はネットで確認出来る。

写真もその時のものであり、そんなに泣き崩れるくらいなら初めからやらなければいいのにと思う。

モーガンの罪は懲役で合計30年であり、後に15年となった。

人1人殺しておいてあまりに軽過ぎはしないかと思うが、それは刑罰が殺人罪ではなく過失致死罪だからである。

「何故殺人罪じゃないのか?」と思われるが、これは死が「放火の延長」だからだ。

死亡原因はあくまで火によるものであり、極端にいうと死ななかった可能性がある。

個人的には結局死んでいるので殺人罪だと思うのだが、法律のよくわからない所である。