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ニコライ・シェスタコフ (ロシア)
【 1954 ~ 1977? 】



ニコライ・ポルフィリエヴィッチ・シェスタコフは、1975年から12人の少女と女性を殺害した (他4人も殺そうとした) 。

シェスタコフはバス停で獲物を物色し、強姦した後、ハンマー等の重金属で頭を叩き潰して殺害した。

アルコールを飲んで犯行に及んでいたシェスタコフは、犠牲者が所持していた貴重品を全て盗み、死体をゴミ捨て場に投げ入れた。

犯行はモスクワ州リュベレツキー地区やバラシキヒンスキー地区行われた。

シェスタコフにはアンドレイ・ウラジミーロヴィッチ・シュヴァーロフ (1957年生) と弟ウラジミール・シェスタコフ (犯行時16歳) の2人の共犯者がいた。


2人はシェスタコフが逮捕される前の1975年11月に先に逮捕された。


1976年3月12日、シェスタコフは逮捕され、犯行に使用したハンマーが押収された。 

また、シェスタコフの服や小屋からは犠牲者の血液が見つかった。

逮捕された時、シェスタコフはトラックドライバーであり、妻と子供がいる事がわかった。

裁判所に護送される際、シェスタコフは脱走し逃走する。

しかし、知人のアパートにいた所を逮捕された。

裁判が始まり、シェスタコフら3人が出廷すると傍聴席にいた怒り狂った市民らによってリンチされた。


1977年、裁判でシェスタコフは死刑が、シュヴァーロフには懲役15年、ウラジミールには懲役4年がそれぞれ言い渡された。

その後のシェスタコフについては詳細がなく不明である (当時のソ連を考えるとすぐに死刑が執行されたと思われる) 。



《殺人数
12人 (他4人殺人未遂)

《犯行期間》
1975年~1976年



∽ 総評 ∽

『The Luberetsky Maniac (リュベルツキーの狂人) 』と呼ばれ、12人の少女や女性を強姦して殺害したシェスタコフ。

シェスタコフは強姦し、殺害後は所持品を全て盗むという殺人に付属する犯行を全てやってのける鬼畜であった。

シェスタコフは犯行の詳細もさることながら、その生い立ちについてもよくわかっていない。

数多存在するロシア (ソ連) のシリアルキラーの詳細が全て事細かに伝わるとは思わないが、ロシアではこのレベルのシリアルキラーも小物扱いとなる為、伝わらないのかもしれない。