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デニス・ワクシン (フランス)
【1968 ~ 】



デニス・ワクシンは、1968年6月26日、フランス・ノース県ロスで生まれた。

その後、ワクシンはワティニーで幼少時代を過ごした。

ワクシンが物心ついた頃にはすでに両親の夫婦仲は冷めており、会話している姿を見た事がなかった。

ワクシンの母マリー・ジーンは勤勉であったが、父親は重度のアルコール中毒であった。

ワクシンは5人兄弟であったが、両親は子供に愛情を注ぐ事はなく、その為、兄弟は静かで大人しい子供に成長した。

ワクシンも孤独であったが、兄のドミニクだけは唯一信頼出来る優しい存在であった。


だが、1985年、ドミニクが家を出ると (おそらく1人暮らしの為に家を出た) 、ショックでワクシンは鬱病となってしまう。

ワクシンは毎日、街中を意味もなく1時間何マイルも徘徊するようになる。


同年11月22日、リールのビスケット地区に住むナタリー・オアロー (7歳♀) は、母親にタバコとパンを買って来るようお使いを頼まれる。

すると、1人で歩いているオアローにワクシンが近づき声をかけた。

そして、ワクシンはオアローを人気のない小屋に導くと、ワクシンはオアローを強姦した。

その後、ワクシンはオアローを2度刺し、オアロー自身が首に付けていたネックレスで首を絞めて殺害した。

ホアローの母親が警察に通報し、ホアローの死体は2人の警官により発見された。

ホアローは全裸であった。


その後、ワクシンは大工となるが、兵役につく (フランスは1996年まで兵役義務があった) 。

休暇中、ワクシンは年上の女性と出会い、関係を持った。


2人の関係は夏頃には終わったが、ワクシンが兵役を終えた1990年、結婚し、ムーランに住んだ。

夫妻は子供が欲しくなかった為、作る事はなかった。

また、ワクシンは妻の事を「ママ」と呼び、周囲からは魅力的で良い夫だと思われていた。

ワクシンはサービスステーションで働き始める。

ワクシンの仕事振りは厳密で良心的ではあったが、その行動は予測不可能であった。

ある夜、サービスステーションに泥棒が入って来た時、ワクシンは威嚇の為の空砲銃を泥棒に向かって発砲した。

それは全ての弾薬を使いきる程であった。

そして、ワクシンは上司の発言に怒りを覚え、発砲すると脅した為、解雇された。


同年10月8日、キャシー・モンショー (9歳♀) が庭で遊んでいるのをワクシンが確認すると、キャンディーで誘惑した。

そして、モンショーを荒野に連れて行くと、強姦した。

モンショーは逃走を試みるが、その事に怒りを覚えたワクシンはモンショーを14回殴り、その後、殺害した。

モンショーの死体は翌日の9日、犬を散歩している人が発見し、モンショーは全裸であった。


1992年7月23日、ナディア・テビビ (4歳♀) は、友達と遊んでいた。

ワクシンはテビビの両親が近くにいない事を確認すると、テビビを抱えた連れ去った。

ワクシンはテビビを強姦すると、ナイフで首を突き刺し、ビニール袋を被せて窒息させた。

テビビの死体は6日後の29日午後、空き地で3人の男の子によって発見された。


その後、ワクシンは1993年11月に7歳の少年、同年12月に10歳の少年をそれぞれ強姦した。


1998年、ワクシンは妻と一緒に店に窃盗を働き、逮捕された。


1999年1月6日、ウェンディ (10歳♀) は姉と黄色いコインを集めていた。

効率を良くする為、姉妹は別れて個別で集める事となった。

すると、ウェンディはワクシンに声をかけ、黄色いコインを持っていないか尋ねた。

ワクシンは今は持っていないが家にあると答え、ワクシンはウェンディの腕を引っ張り歩いた。

その後、捨てられた工場にウェンディを連れ込み、服を脱がせようとするがウェンディは激しく抵抗した。

すると、ワクシンは抵抗したら殺すと脅し、服を脱がせて強姦した。

全てが終わるとウェンディは服を着て、隙を見て走った。

ワクシンは慌ててウェンディを追い掛け、戻って来なければ殺すと叫んだ。

ウェンディは無視して必死に逃げると、すでにワクシンが追い掛けて来ていない事に気付いた。

その後、路上で泣いているウェンディを見た車のドライバーがウェンディを警察に連れて行った。

ウェンディは警察に全て話し、警察は犯人についてウェンディに聞き、似顔絵を作成する事となった。

ウェンディは非常に記憶の良い娘で、ワクシンの顔はもちろん服装等事細かに覚えており説明した。


数日後、ウェンディは家の窓から外を見ていると、たまたまワクシンが道を歩いているのを見つける。

ワクシンがウェンディに気付くと、ワクシンは微笑んだ。


ウェンディはすぐに警察に知らせ、警察はワクシンがいた建物周辺を監視する。

そして、ウェンディが言っていた似顔絵に似た男性を見つけ、その男性の写真を撮った。


後日、その写真をウェンディに見せると、ウェンディは間違いないと話した。


同年1月28日、ワクシンは逮捕された。

逮捕されたワクシンは15歳未満の子供への強姦と違法拘束の罪で起訴された。


同年7月13日、ワクシンは3人の少女殺害を自白した。

また、2人の少年を強姦した事も認めた。


2002年5月31日、ワクシンは最低30年は刑期を過ごす終身刑が言い渡された。


同年9月、ワクシンには懲役20年を追加された。


最後に2人の少年を強姦したものの殺害しなかった事について語ったワクシンの言葉で終わりたいと思います。

「良い人でいたかった」



《殺人数》
3人
(他強姦3人)

《犯行期間》
1985年11月22日~1999年1月6日




∽ 総評 ∽

少女を強姦して殺害したワクシン。

ワクシンが標的としたのは10歳にも満たない少女ばかりだが、ワクシンは生粋な小児性愛者と呼べるだろう。

ただ、ワクシンは少年も強姦しており、子供なら誰でも良かったのかもしれない。

だが、少年は殺しておらず、しかも発言にみえるように良い人に見られたかったので、少年に対しては屈折した感情があったのかもしれない。

ワクシンは兄が家を出た事でショックで鬱病となってしまったが、唯一、頼る事が出来る優しい存在だった人物がいなくなれば確かにショックだろう。

もし、兄がずっと居続けたならもしかしたらワクシンがこれほどの異常な人物にならなかったかもしれない。

こんな小児性愛者は生かしておく意味がまるでなく、死ぬまで刑務所で飼い続ける司法に愚かさしか覚えない。

最近、このワクシンのような小児性愛者で無駄に終身刑となった人物を掲載しているが、心の底から軽蔑と嫌悪感しか抱かない。