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チャールズ・マクダニエル (アメリカ)
【2000 ~ 】

アイザック・マクダニエル (アメリカ)
【2001 ~ 】



2016年11月10日、チャールズとアイザックのマクダニエル兄弟は、アメリカ・ジョージア州アトランタにあるガソリンスタンドに向かう。

ガソリンスタンドにはアンソニー・ブルックス (51歳♂) が車に乗っていた。

チャールズはポケットに隠し持っていた銃を取り出そうとするが、地面に落としてしまう。

それに気づいたブルックスが、銃を拾おうとしていたチャールズに掴みかかった。

チャールズとブルックスが揉み合いになっていると、アイザックが銃を取り出し、ブルックスに2度発砲した。

ブルックスは地面に倒れたがまだ生きており、這いずりながら店内へ向かった。

そして、店の入り口に着いた時に銃を拾ったチャールズに撃たれ死亡した。

この犯行の一部始終がガソリンスタンドにあった防犯カメラに全て録画されていた。

この時、チャールズが16歳でアイザックが15歳であった。

2人は逃走するが、ガソリンスタンドにあった防犯カメラが証拠となり、数日後、逮捕された。

逮捕されたチャールズとアイザックであったが、2人はストリートギャングの一員である事がわかった。

また、兄弟はブルックス殺害までに2人で計14回逮捕されていた事がわかった。

兄弟は殺人、ギャングへの参加、武器の不法使用等で起訴された。

犯行時、16歳と15歳という若さであったが、裁判官は「大人として裁く」と表明した。


裁判で兄弟は泣いたりわめいたりする事なく、淡々と裁判に臨んだ。

それはとても15、6歳の少年の様子ではなかった。

アイザックは

「申し訳ありません。私は犯罪を犯した時、怖くて泣いてしまった。なので私は残酷な殺人犯ではない」

と語り、チャールズは

「やった事は申し訳なく思っている」

とアイザックの言葉に付け加えた。

これを法廷で聞いていたブルックスの年老いた母エレンは、
「彼らは反省の言葉を述べたが、後悔はしていない」
と語った。

弁護士は兄弟が理想的な家庭に生まれず、悲惨な幼少期を過ごした事を理由に酌量を求めた。


2017年9月14日、兄弟には最低18年は仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。

判決後、インタビューに答えたエレンは
「彼らは『ごめんなさい』と言った。彼らは申し訳なく思ってはいたが、後悔はしていない。また、彼らの家族や友人にも後悔は見られなかった。それが私を悩ますのです」
と語った。

ただ、マクダニエルの家族はインタビューを拒否している。


最後に兄弟が裁判でブルックス殺害について述べた言葉で終わりたいと思います。

「残念だ」



《殺人数》
1人
(他犯罪多数)

《犯行期間》
2016年11月10日




∽ 総評 ∽

ガソリンスタンドにいた男性を殺害したマクダニエル兄弟。

これまで兄弟による犯行は何組か紹介してきたが、被害者や犯行の陰惨さを考えればこのマクダニエル兄弟はそれほどでもない。

ただ、犯行時、15歳と16歳という若さはかなりのものだ。

マクダニエル兄弟は殺人を犯す前にギャングの一員として多くの犯罪を犯していた。

14回も逮捕されているにも関わらず、おそらく未成年という事であっさり釈放したのだろうが、この時、しっかり裁いていればブルックスが殺害される事はなかったかもしれない。

2人は「残念だ」というのはまるで他人事のような言い方であり、そんな発言を述べる時点ですでに更生など無意味だと悟るべきだ。

弁護士は兄弟の家庭環境を理由に酌量を求めたが、確かに悲惨な家庭に生まれたの可哀想ではある。

ただ、そんは事を理由に罪を軽くしていたら何に対しても罪を軽くしなければいけなくなる。

被害者側は相手の家庭環境など知るよしもないし、知った所でどうだっていい話だ。

加害者側の状況ばかり目がいって被害者側のされた事を考えずに刑罰を決める司法にガッカリしてしまう。