
ヴィンセント・グローブス (アメリカ)
【1953 ~ 1996】
1978年6月11日、コロラド州ジェファーソン郡デンバーで、ジャネット・バカ (17歳♀) が死体で発見される。
1979年7月4日、コロラド州デンバーにあるステープルトン国際空港 (現在は閉鎖されている) の東で、ジョイス・ラメイ (23歳♀) の死体が発見される。
同年8月、コロラド州クリアクリーク郡で、ノーマ・ジーン・ハルフォード (21歳♀) の死体が発見される。
ハルフォードは捨てられた車の中で見つかり、ハルフォードはカリフォルニア州サンノゼに住んでいた。
1980年2月、コロラド州アダムズ郡で、シンシア・ボイド (19歳♀) の死体が発見される。
ボイドはデンバーに住んでおり、数日前から行方不明となっていた。
1981年4月、テキサス州ウェーコで、アニータ・ミッチェル (25歳♀) の死体が発見される。
ミッチェルはモーテルの一室で死んでいるのが見つかった。
同年6月2日、コロラド州オーロラでパメラ・モーガン (17歳♀) の死体が発見される。
モーガンの死体もミッチェル同様モーテルの一室で見つかった。
1987年4月、コロラド州ダグラス郡で、ロンダ・フィッシャー (30歳♀) の死体が発見される。
同年7月5日、コロラド州オーロラで、キャロライン・ウォーカー (18歳♀) の死体が発見される。
実はこのウォーカー殺害では、ヴィンセント・ダレル・グローブスが容疑者として候補に上がっていたのだが、後に違うとされ容疑者から外されている (実際はグローブスの犯行だが) 。
同年9月、サブラ・メイソン (19歳♀) が死体で発見される。
メイソンはカリフォルニア州レイクウッドに住んでいた。
1988年1月30日、コロラド州アラパホー郡で、フェイ・ジョンソン (22歳♀) の死体が発見される。
ジョンソンはデンバーに住んでいた。
同年4月29日、コロラド州アダムズ郡でアニータ・ロヴァート (19歳♀) の死体が発見される。
ロヴァートもデンバーに住んでいた。
同年6月12日、ロビン・ネルソン (25歳♀) の死体が発見される。
ネルソンもデンバーに住んでいた。
同年7月26日、ダグラス郡でダイアン・マンセラ (25歳♀) の死体が発見される。
マンセラもデンバーに住んでいた。
同年8月12日、デンバー郊外でキャロライン・ブキャナン (35歳♀) の死体が発見される。
同年8月14日、デンバーの路地でパメラ・モンゴメリー (35歳♀) の死体が発見される。
これまでコロラド州で発生した一連の殺人事件の犠牲者は大抵が売春婦であった。
警察はコロラド州で起こっている殺人事件の犯人をグローブスと断定し、同年9月1日、グローヴズを逮捕した。
逮捕されたグローブスは、他にも余罪があるとされた。
1982年、アダムズ郡で女性が強姦されそうになった事件や、1988年、デンバーで売春婦が殺害されそうになった事件もグローブスによるものだとされた (しかし、強姦未遂は告発されず、殺人未遂は無罪となっている) 。
また、1982年から1986年の間、グローブスによる殺人が行われなかったのは、実はグローブスは1982年に殺人罪で逮捕されていたからだった。
懲役12年が言い渡されたグローブスは、刑務所に収監され、5年後の1987年に仮釈放された。
1989年、裁判でグローブスは15件の殺人の内、3件で有罪判決となり終身刑が言い渡された。
1996年10月31日、グローブスは刑務所で死去する。
死因はわかっていない。
グローブス死亡後、警察は1970年から1984年の間に発生した250件の未解決事件の内、グローブスによるものがないか調べた。
すると、1979年3月に家のバスタブで死体で発見されたエマ・ジェニファー (25歳♀) の事件、同年11月に路地で死体が発見されたペギー・カフ (20歳♀) の事件は、遺体からグローブスのDNAが見つかり、犯人で間違いないとされた。
この2件の未解決殺人事件により、グローブスは合計17人を殺害した事となり、これはコロラド州において最も殺害したシリアルキラーとされる数である。
《殺人数》
17人 (他犯罪多数)
《犯行期間》
1978年6月~1988年8月
∽ 総評 ∽
主に売春婦ばかり17人殺害したとされるグローブス。
その為、グローブスはコロラド州史上、最も殺人を犯したシリアルキラーとされている。
コロラド州における殺人といえば、シリアルキラーの語源となったテッド・バンディ (バンディの場合は他の州でも殺人を行っており、コロラド州は1つに過ぎない) や、以前掲載した4人以上を殺害したとされるスコット・キンバル、コロンバイン高校で銃を乱射し、15人を殺害したエリック・ハリス&ディラン・クレボルドなどがいる。
グローブスによる殺人は全てが確定しているわけではないが、グローブスが逮捕されていた期間と合致しており、まず間違いないと言える。
1982年に逮捕されていたグローブスは、殺人罪にもかかわらずわずか12年の刑に処され、しかも、5年で仮釈放されている。
アメリカ司法のよくわからない所だが、この時に死刑が終身刑になっていれば、その後の被害は間違いなく防げたであろう。
ただ、グローブスの幼少時の詳細がなく、なぜ、これ程の異常性が備わったのかいまいちわからない。
また、死因もわからないが、死亡した時、グローブスは43歳であり、もしかしたら殺されたか自殺したのかもしれない。
コメント
コメント一覧 (12)
などと言ってましたが神はどうやら被害者の味方はしてくれない様です。
「犯罪者は南極に送りましょう、生き残った人は神様に愛されてるから殺してはいけない」
なんだか滅茶苦茶な神様感で都合の悪い部分は全て無視してるみたいです
そうですね。
その理論でいったら神様は加害者にのみ協力的という事になりますね。
そういう事を言う人は大体自分自身に都合よく解釈しますね。
最早、普通の死刑すら生温い気がしてきました。
死刑反対論者さまの提案だと清浄な南極大陸が「汚される」ようで塩梅悪い気がします。
高度3000mから海上に向かってコードレス・バンジージャンプでもさせればヨロシイ!
それこそ「神の御加護」が無ければ生還し得ないし、死しても魚が全て処理してくれる。
「人間らしい最後」等は凶悪犯罪者には勿体なさ過ぎると感じてきました。
犯罪者には厳正なる刑罰を!
死刑すら生温いでさね。
私ももっと厳しくした方がいいと思います。
この厳しいというのは執行の厳しさではなく、死刑に至るまでのプロセスの厳しさですね。
個人的な感覚ですが、被害者が10を越える場合は同じ殺人者でも頭ひとつ以上抜け出した存在のように感じます
この17人と言う数も、もしこいつが色々と喋っていたら歴代のシリアルキラーに名を連ねていたかもしれませんね
思ったのですが南極に送るにしても天空からコードレスジャンプさせるにしてもそれに使う運賃や燃料費が勿体無い気もします。
私個人の思いつきですが、性犯罪者や同情の余地無しの殺人鬼は麻酔なしの去勢手術、及び地下街にて強制労働・給与は全額遺族や加害者に送金・拒否した場合は問答無用で死刑
あるいは危険な薬品の人体実験も良いですね。
私もそう思います。
個人的に
1人
2~4人
5~9人
10~19人
20~49人
50~99人
100人以上
とランクが別れると思っていますが、特に10人以上は別格ですね。
そうですね・・・・・只でさえ無駄に金が掛かっている死刑囚に更に金を掛けるのは無駄の極致ですね。
凶悪犯罪者同士で戦わせる勝ち抜きトーナメント!
優勝者は「過去の犯罪歴を抹消」させる条件で・・・・・怖らく死に物狂いで戦い、容赦なく相手を殺すでしょう。
※この時点で殺される凶悪犯罪者どもは、苦しんで死にます。
そして勝ち抜いた優勝者には「過去の犯罪歴を抹消」しますが、優勝に至る迄の凶悪犯罪者達を殺害した事で改めて死刑判決!・・・・・って云うのは人道から外れますかね!?
終身刑(数万人)や死刑(2500人以上)の囚人は「悔い改める事の無い人外」
それに掛かる費用は全て税金なので無駄極まりないと思います。
凶悪犯罪者が苦しんで死ぬのは大多数の遺族にとって朗報でしょう。
天変地異が起こり万が一にでも、それら凶悪犯罪者が大量に出獄したならば世情は「マッドマックス」か「北斗の拳」となる事でしょう!
凶悪犯罪者を処分できれば、膨大な予算(税金)が浮くので健全な国民の為に対策費用に転換できると考えます。
犯罪者に優しい世界は得られるモノは皆無。
健全な人達にこそ税金は使われるべきです!
被害者は比較的若い女性ばかり、しかも売春婦が多かったようですが強姦目的だったのでしょうか。それともただ殺す事が楽しかっただけなのか。殺した人数から考えれば後者な気がしますが。
本当ですね。
空気を吸うかのように当たり前に殺人を繰り返す。
強姦の部分は記載がなかったのでわかりませんが、おそらく殺人が目的で、強姦したい時はついでにしたのかと思いますね。
健全な人たちや一所懸命に生きている人たちに税金はたくさん恩恵をもらえるべきなんだ!
そういうやり方も良いですよね。
しかも、それをテレビで流せば面白いと思います。