
ミルトン・ジョンソン (アメリカ)
【1950 ~ 】
ミルトン・ジョンソンは、1950年5月15日、アメリカ・イリノイ州ジョリエットで生まれた。
ジョンソン19歳の時、ジョリエットで女性を強姦した。
その後、女性にシガーライターを押し付けるという拷問を加えた。
逮捕されたジョンソンは裁判で有罪判決が下され、懲役25年から35年の不定期刑が言い渡された。
ジョンソンは最低でも1986年4月までは刑務所を出る事は出来なかったはずだが、1983年3月10日、ジョンソンは釈放される事となった。
同年6月25日、ジョンソンはイリノイ州ウィル郡に住む姉妹2人を殺害する。
同年7月2日、ジョンソンはイリノイ州クック郡南西部で、ケネスとテリーのジョンソン夫妻を殺害する。
同年7月16日、デニス・フォーリー巡査 (♂) とスティーブン・メイヤー巡査 (♂) が、道路に不自然に停まっている1台のピックアップ・トラックを見つける。
トラックの後部は道路の一部を塞いでいた。
フォーリーとメイヤーは助けようとピックアップ・トラックに近づいた。
トラックの持ち主はジョンソンであり、ジョンソンはフォーリーとメイヤーに
「車のバッテリーがあがってしまったのでジャンプする必要がある」
と話した。
その為、フォーリーとメイヤーは自分達の車に戻り、助けようとするが、その直後、ジョンソンはフォーリーとメイヤーに向かって発砲した。
この発砲によりメイヤーは即死し、フォーリーは口や喉に致命的な傷を負った。
数分後、現場に男女が乗った別の車がカーブを回ってやって来た。
ジョンソンのトラックが停まっている為、道を通る事が出来ず、男女が乗った車は停止した。
すると、ジョンソンは車の前に立ちはだかり、男女に向かって発砲した。
運転手の男性 (32歳) は死亡し、女性 (25歳) は6発撃たれたが車から路上に跳び出し、畑に逃げ込んだ。
女性は傷ついたまま必死に逃げ、助けを求めようとするが途中で力尽きて死亡してしまう。
フォーリーは瀕死の中、ラジオマイクで助けを求めたが、口や喉を撃たれていた為、まともに言葉にならなかった。
また、フォーリーはまともな言葉を発する事ができなかった為、場所について知らせる事が出来なかった。
その為、フォーリーはサイレンを鳴らし、車のライトを点けた。
しかし、その直後、フォーリーは力尽きてしまう。
その様子に近隣の農家の住民が気付き、郡警察に通報した。
郡警察が駆けつけると、フォーリーとメイヤーの死体を発見する。
そして、車の中で射殺された男性と畑で横たわる女性の死体を発見する。
また、フォーリーとメイヤーの財布と銃が無くなっていた。
更に、メイヤーの身体は砂利道を横切って引き摺られていた事もわかった。
同日、パトリシア・ペイン (♀) とそのボーイフレンド、アンソニー・ハケット (18歳♂) は、故郷のイリノイ州エムデンからイリノイ州ガーニーに向かっていた。
この日、ハケットは遊園地でタスマニア・デビルの描かれたヌイグルミを買い、その領収書を財布に入れた。
午後10時頃、ペインとハケットは家に帰る途中、イリノイ州ウィル郡にある公園に車を停めた。
そして、ハケットは助手席で眠り、ペインは後部座席で眠った。
2人が眠り、日付がかわった17日の午前1時30分頃、ジョンソンが車の窓を軽く叩くと、ハケットが目覚め、窓の外を見た。
その直後、ジョンソンはハケットに向かって発砲し、射殺した。
ペインは銃声が起きたが、ジョンソンが助手席のドアを開け、ペインに2人の財布を渡すよう告げた。
そして、ジョンソンはペインを近くに停めてあるピックアップ・トラックに乗るよう脅し、ペインをトラックに拉致した。
その後、トラックを走らせた。
イリノイ州を出たジョンソンは、トラックを止めると、ペインを強姦した。
そして、再びトラックを走らせた。
10分後、ジョンソンはペインの胸をナイフで刺し、走行中のトラックからペインを車の外に捨てた。
ペインは約1時間後の午後5時30分頃、通りがかった車のドライバーが芝生で横たわるペインを見つけ、すぐに通報した。
発見された時、ペインは脈拍も血圧もなく、すでに死んでいるような状態であったが、ジョリエット病院に搬送され医師が緊急手術を行い、奇跡的に一命を取り留めた。
同日午前、イリノイ州法執行部のジョン・メドガ (♂) がペインと話し、犯人は髪のないアフリカ系アメリカ人であったと述べた。
同年7月25日、ペインにおよそ1500枚のマグショットを提示し、ペインはその中でジョンソンに似ている42人の写真を選んだ。
その中で34人は髪の毛があった為、残る8人となったが、ジョンソンの写真のその8人の中にあった。
しかし、最終的にペインはジョンソンの写真を選ばなかった。
同年8月20日、ジョンソンはジョリエットで陶器店を襲撃し、経営者のマリリン・ベイアス (46歳♀) と3人の顧客、アンナ・ライアン (75歳♀) 、パメラ・ライアン (29歳♀) 、バーバラ・ダンバー (39歳♀) を射殺する。
そして、女性のハンドバッグから現金を取り出し、バッグを捨てた。
同年8月21日、ジョンソンはラルフ・ディクソン (40歳♀) をイリノイ州クック郡で喉を集中的に20回刺して殺害した。
同年8月25日、ジョンソンはアンナ・ジョンソン (♀) を殺害した。
この1983年6月25日から同年8月25日までの約2ヶ月間に行われたジョンソンによる連続殺人は『The Weekend Murderer (週末の殺人者) 』と呼ばれ恐れられた。
また、この集中的な連続殺人は、近隣住民が自衛の為に自ら銃や弾薬を購入するという事態を招いた。
1984年3月9日、ジョンソンは逮捕された。
同年7月2日、裁判でジョンソンはハケットの殺害、陶器店での4人殺害等10件に及ぶ殺人で起訴された。
ジョンソン自身は殺人を否認したが、現場に残された多くの指紋や繊維等、様々な証拠が裁判で提出された。
1986年1月23日、ジョンソンは有罪判決が下され、5日後の28日、死刑が言い渡された。
最後に初めに女性を強姦し、シガーライターで拷問を加えた事について話した言葉で終わりたいと思います。
「楽しい時間だった」
∽ 総評 ∽
『The Weekend Murdere』と呼ばれ、最低15人、一説では17人以上殺害したとされるジョンソン。
ジョンソンの幼少の詳細がわからない為、何故、これほどの凶気をまとったのかわからない。
ただ、19歳という年齢で強姦した後に拷問を加えており、その異常性はかなりのものと言える。
ジョンソンによる犯行はおよそ2ヶ月という短期間で行われたが、ジョンソンはどちらかというとスプリー・キラーに近い。
ジョンソンによる確実な殺人は10件とされているが、恐らく警察が言っている17件というのはまず間違いないと思われる。
ジョンソンは強姦に強盗、理由不明な殺人も多く、しかも殺人に一貫性がない。
犯行期間も短期間で集中的であり、その期間まるで義務感にかられて行ったかのような犯行である。
ただ、最後の言葉にある通り、拷問を楽しんでいる辺り、ジョンソンは強盗というよりも殺人に快楽を抱いていた可能性が高いと言える。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 15人以上
《犯行期間:1983年6月25日~同年8月25日》
コメント
コメント一覧 (11)
ただ、スプリーキラーは社会への一方的な不満が動機になっていることが多いのに対し、この人は完全に自分の快楽の為という感じがします。
被害者の性別や殺害方法に一貫性が見られない事から、ただ殺す事だけに快楽を得ていたのでしょうか。
人種が殺人を犯すワケではありませんが「人種差別」を促進してしまうのが殺人事件の犯人=人種な気がします。
日本(日系含)人も昔相当差別されていたハズですが・・・社会に及ぼす凶悪事件の数ですかね?あまり差別されないと訊きます。
気の良い黒人が地元にも居ましたが、薄ら暗い場所だと表情が全く判らないんです。
犯人の顔が確認し難い原因かも知れません。
「ニンジャーならサイキョーね!」と本人はご満悦でしたが。
今回は併せ持った犯罪ですね。
仰る通りスプリー・キラーは社会への不満や怒りが爆発し無差別な犯行に及ぶ事が多いので、そう考えると確かに違いますね。
ただ殺人を楽しむ。
ある殺人鬼が「1度殺しを覚えると忘れられない」と言っていましたが、異常者にとってはそうなんでしょうね。
>考える愚者さん
そうですね。
黒人が犯罪を犯すと「それみた事か」と言われがちです。
私たち黄色人種の人間からすると「どっちもどっち」なんですけどね。
差別はしょうがないですね。
残念ながら戦争と差別は一生なくならないと思います。
特にカップルのくだりが
死亡年が書かれていないですが、死刑はきちんと執行されたのでしょうか?
こんなやつ、生き残った人や遺族に切り刻まれればいいのに
カップルには何の罪もないですからね。
たまたま偶然そこを通りかかっただけ、それで殺されるんですからたまったもんじゃないです。
残念ながら死刑はまだ執行されていませんね。
私もさっさと処刑してしまえばいいのにと思います。
確かにこんな異常者に出会ったら恐ろしいですよね。
目にする者全て始末するというのはかなり異常、出会わない事を祈るしかないですね。
ありがとうございます
死んでいないのですね、この畜生は
このブログの他の記事も読ませていただきましたが、何故こんなにも虐殺を謳歌した連中に、牢獄とはいえ余生まで存在するのかと苛立ちました
死刑と決まったなら、一年後とかには執行してほしいです
冤罪が恐ろしいなら審理の段階で防ぐ方法を考えるべきで、死刑を引き延ばすべきではないはず
面白半分に人一人の命を奪ったなら、基本的人権など剥奪で良いとすら思います
被害者の無念を思うと、私刑すら許したくなってしまいますね……
他の記事も読んで頂いたという事で誠にありがとうございます。
私も全くの同意見ですね。
同じような目に遭わせてさっさと処刑すればいいんですよ。
こんな人間の為に食費や電気代等かかってると思うだけで腹が立ってきます。
冤罪の可能性が0なら即執行で良いと思うのですが、何の問題があるのか全くわかりません。
私は私刑も時と場合によってはありだと思ってます。
これまで何人かの復讐記事を掲載しましたが、多分、大多数の方が賛成だと思います。
拷問を加えて殺しているんだから同じくらいむごい仕打ちを味わわせないと気が済みません!!
こいつもイリノイが死刑を禁止したから自動的に減刑されているでしょう。
遺族の気持ちを考えきれないから司法が信用されないんですよ!!
私が被害者だったら刑務所の炊事係になって、こいつらの飯に毒を盛りますね!!
そうですね。
これだけの犯行を行ったのなら拷問でもしてやりたい気分ですよ。
世界的にもっと厳罰思考になって欲しいものです。