
ナスラ・アル=エネジ (クウェート)
【 1986 ~ 2017 】
2009年8月15日、クウェート・ジャフラで結婚式が行われていた。
結婚式場にはいくつかのテントが建てられ、その中で行われており、多くの女性や子供が結婚を祝っていた。
しかし、その最中、各テントで火の手が上がる。
火は瞬く間に広がりわずか3分足らずで燃え広がった。
結婚式に参列していた人々はパニックとなり、一斉に出口に向かって逃げ始めた。
だが、テントは出入口が1つしかなく (この出口1ヶ所というのは防火規則違反であった) 、ほとんどの人がテントから出る事が出来ず炎に包み込まれた。
結局、この火事による犠牲者は少なくとも57人となり、90人が負傷するという大惨事となった。
翌日、火事は意図的に放たれた放火によるものだとわかり、犯人が逮捕される。
逮捕されたのは、ナスラ・ユセフ・ムハンマド・アル=エネジという23歳の女性であった。
ナスラは結婚式当日、10トンものガソリンを用意し、それを撒いて火を放った。
肝心のナスラの動機だが、実は結婚式を上げていた男性はナスラの元夫であり、再婚を恨んでの犯行だという事がわかった。
裁判が開かれると、炎に包まれたテント内は摂氏500度は優に超え、930度に達していたのではと専門家が答えた。
ナスラは犯行は突発的であり計画的でないと述べ、また、ナスラには2人の知的障害の子供がおり、酌量を求めた。
しかし、2010年3月30日、ナスラには死刑が言い渡された。
余談だがこのナスラによる57人という犠牲者の数は、クウェートにおける民間人による事件としては過去40年で最悪の災害であった。
また、クウェートで40年以上前から死刑が導入されてからナスラは73人目となった。
2017年1月25日、絞首刑による死刑が執行された。
∽ 総評 ∽
元夫が再婚する結婚式場にガソリンを撒いて火を放ったナスラ。
その時の様子は専門家が語る通り凄まじく、幸せとは真逆の出来事が起こってしまった。
ナスラと元夫がどのような結婚生活を送り、どのような経緯で別れたのか詳しくはわからないが、これほどの凶行に出るくらいなのでよっぽど恨んでいたのだろう。
もしかしたら元夫の浮気による離婚だったのかもしれない。
基本的にナスラはマス・マーダラーと呼べるだろうが、仮に瞬間大量殺人とした場合、歴代3位となる犠牲者の数となる (歴代2位の禹範坤も57人なので、実際は2位タイ。ただ、禹範坤は61人とも56人とも言われている) 。
また、女性が犯したあらゆる殺人 (連続殺人や瞬間大量殺人等) の中ではトップクラスの犠牲者数である。
クウェートという国柄なのか、犯人が女性だったからなのかはわからないが、ナスラの目にはモザイクが入っている。
事件の衝撃の凄まじさなのからかもしれないが、女性は事件当時23歳であり、モザイクを入れる理由がわからない (個人的には未成年でも関係ないと思うが) 。
ただ、ナスラが元夫を恨むのは勝手だが、それなら元夫だけを刺すなり何なりして殺せばよく、他の全く関係ない人を巻き添えにするのは、身勝手でとても許される事ではない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★★☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★★☆☆
・殺人数 57人 (他負傷者90人)
《犯行期間:2009年8月15日》
∽ 総評 ∽
元夫が再婚する結婚式場にガソリンを撒いて火を放ったナスラ。
その時の様子は専門家が語る通り凄まじく、幸せとは真逆の出来事が起こってしまった。
ナスラと元夫がどのような結婚生活を送り、どのような経緯で別れたのか詳しくはわからないが、これほどの凶行に出るくらいなのでよっぽど恨んでいたのだろう。
もしかしたら元夫の浮気による離婚だったのかもしれない。
基本的にナスラはマス・マーダラーと呼べるだろうが、仮に瞬間大量殺人とした場合、歴代3位となる犠牲者の数となる (歴代2位の禹範坤も57人なので、実際は2位タイ。ただ、禹範坤は61人とも56人とも言われている) 。
また、女性が犯したあらゆる殺人 (連続殺人や瞬間大量殺人等) の中ではトップクラスの犠牲者数である。
クウェートという国柄なのか、犯人が女性だったからなのかはわからないが、ナスラの目にはモザイクが入っている。
事件の衝撃の凄まじさなのからかもしれないが、女性は事件当時23歳であり、モザイクを入れる理由がわからない (個人的には未成年でも関係ないと思うが) 。
ただ、ナスラが元夫を恨むのは勝手だが、それなら元夫だけを刺すなり何なりして殺せばよく、他の全く関係ない人を巻き添えにするのは、身勝手でとても許される事ではない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★★☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★★☆☆
・殺人数 57人 (他負傷者90人)
《犯行期間:2009年8月15日》
コメント
コメント一覧 (18)
大量のガソリンを用意していた事からみても計画的なものに思えるのですが……。彼女は元夫や再婚相手だけでなく、彼らと親しい間柄の人全て殺すつもりだったのかもしれません。
放火犯は確かに女性にも多いですね。
まあ放火は非力な女性でも容易に出来るので、手段として選択され易いのでしょう。
間違いなく計画的だったのでしょうね。
女性に多い浮気相手の女性を恨むという事で元夫を含む全てを丸ごと殺そうと思ったのかもしれませんね。
あとイスラム圏の犯罪は途上国なのも相成りあまり聞かないので新鮮な感じがしました。
それに加え、イスラム国などの宗教的なテロリストに隠れて表に出てこないのか、信仰的な要因で実は一般市民の犯罪自体は少ないのか気になります。
調べてもアラビア語などはさっぱりなので分かりません。
調べてみてどうでしたでしょうか?
確かにこれまでイスラム圏の記事はあまり掲載していませんね。
というか国柄なのかなかなか外に伝わらないのでしょうか。
仰る通り一般人による凶悪な事件というのは少ないのかもしれませんね。
ただ、あくまで他国に知られてないだけで、意外に多いのかもしれません。
>ナスラは犯行は突発的であり計画的でないと述べ、また、ナスラには2人の知的障害の子供がおり、酌量を求めた。
血の気の多かったのですかね。そのような女性をも抑えつけるイスラム教って、、、
長年の恨みとストレスですよ。無責任に書いてるけど。
しかし、計画性のない凶行は女性ならではですかね。ほぼ、感情って感じ。
>クウェートという国柄なのか、犯人が女性だったからなのかはわからないが、ナスラの目にはモザイクが入っている。
イランやサウジアラビアとかでは(今どうなのかは別として)石打刑というのがあったらしいのですが、クウェートはないのですね。
死刑しないののも西洋を意識かしら?
>ただ、ナスラが元夫を恨むのは勝手だが、それなら元夫だけを刺すなり何なりして殺せばよく、他の全く関係ない人を巻き添えにするのは、身勝手でとても許される事ではない。
日本だったら女を呪い殺したが、、、
あれは源氏物語の六条の御安所だったか
この手の恨みは何時の時代、どこにいても怖い。
長年の恨みはありそうですね。
夫婦の事は当事者同士でしか知り得ないですが。
感情で動いてしまうのは女性に多いですね。
脳の構造上しょうがないのかしれませんが、そんな典型的な事件ですね。
イスラム圏はかなり残酷な刑が多く、現在も残っている所はあるみたいですが、大分無くなってきましたね。
死刑にしないのも仰る通り西洋の影響かもしれませんね。
女性の恨みは怖いですね。
手の掛かる子どもを2人も押し付けられ、
自分だけ幸せになろうとした元夫の事をひどく恨む気持ちもあったんだろうなって思う。
再婚する元夫を、死ぬまで後悔させる様な事をして傷つけてやりたかったんだろうな。
巻き込まれてしまった方々は、本当に気の毒。
確かにそれはあったかもしれませんね。
自分だけ大変な思いをして、元相手は幸せな生活を送る。
まあ納得いかないと思うのは当然かもしれませんね。
凄い量ですがそのように記載されていたと思います。
知的しょうがいを持っている子どもをバカにされたり、いじめられたりしたお母さんの復讐という面も否定できないし、再婚を怨んでの犯行という見方は強いけど、子どもが夫に暴力(性的なのも含む)やからかいなどをされた恨みもあったのかもしれない。
それ以降の快楽殺人鬼の放火は証拠隠滅や快楽のためだけの卑怯な側面を持つ放火だからね。
同じクウェートであった事件で、7人の男が13歳のしょうがいを持つ少年に強姦して殺した事件の掲載をしてください。
男7人は少年を強姦し、その様子をSNSに投稿しようとしました。
当然、彼らには死刑判決が出ました!
しかし、欧米にこびたいだけに処刑は2007年から凍結されているのです...
しょうがい者で何も言えないことをいいことに凌辱の限りを尽くした男7人には怒りがこみ上げてきました!
心より掲載をお願いします!!
快楽殺人に比べればまだましですが、せめてその元夫だけを狙ったのなら同情も出来ますが、流石に無実な多くの人を巻き込み過ぎですね。
そんな事件があったんですね。
今度調べてみたいと思います。
江戸時代に恋人に会いたいとかで放火した女性ですよね。
確かに似てますね。
100人もの被害者が出ているので処刑は当然だと思いました。
加筆していただけたら幸いです。
掲載時にはすでに処刑されていましたね。
教えて頂きありがとうございます。
被害者の数をみれば彼女の何倍も酷いですけど。