
林 國偉 (ラム・クォックワイ 香港)
【 1971 ~ 】
林國偉は1971年1月27日、香港で生まれた。
林には5人の兄弟がおり、母親は林が3歳の時に蒸発した。
父親は酒を飲む度に暴力を振るい、その為、林は偏屈な性格となってしまう。
林は成長すると小動物を虐待するようになり、学校では友達が1人もいなかった。
林は学校を中途退学し、その後、アルコールとドラッグに溺れるようになる。
1992年4月24日午前3時頃、林は酒を飲んで車を運転していた。
すると、林の車の横を1台のタクシーが通り過ぎる。
タクシーには長い髪が肩にかかる美しい女性 (19歳) が乗っていたのが見えた。
その女性は林の元彼女に非常に似ていた。
林はすぐにタクシーを追いかけた。
女性はとあるビルの前でタクシーを降り、ビルに入るとホールでエレベーターを待っていた。
林は車を降りると薄暗い物陰に隠れた。
そして、女性がエレベーターに乗ろうとする所を林は女性に飛び掛かり、力一杯首を絞めた。
その後、エレベーターから女性を引き摺り出すと、階段まで連れて行き、強姦した。
最後は女性からハンドバッグを奪って逃走した。
同年6月26日午前4時半頃、ナイトクラブで働く女性 (32歳) は仕事を終えた後、タクシーに乗って家路に着いた。
しかし、屯門でタクシーを降りた直後、林が女性に襲い掛かり強姦した。
同年8月、林は39歳の女性を襲い、草むらに引きずり込むと、首を絞めつけ強姦した。
被害に遭った女性3人は直ちに警察に被害届を出し、警察も捜査に乗り出す。
被害者から林の精液を入手するが、肝心の犯人の顔を被害者女性たちははっきりと覚えていなく、警察はそれ以上捜査を進める事が出来なかった。
同年12月4日、少女が深夜に帰宅した直後、背後から首を絞められ気絶する。
そして、強姦され金品を奪われた。
翌日、少女は親友を連れ警察に通報した。
同年12月28日、とある夫婦がカラオケに行った後、女性は夫と別れ1人帰路に着いた。
しかし、帰る途中、林に襲われ強姦された。
1993年2月24日午前4時頃、専業主婦の女性 (50歳♀) が帰って来た所、林が襲い掛かる。
林は女性の首を絞め、梯子の下まで引きずった。
しかし、あまりに強く力を入れ過ぎた為、女性は死んでしまう。
だが林は死んだ女性を死姦し、女性の体に射精する。
その後、女性のハンドバッグを盗んで逃走した。
同年4月14日、林は女性 (22歳) を強姦する。
その後、女性から金品を強奪して逃走した。
同年5月24日午前4時頃、劉小敏 (リィゥ・シァォミン) がカラオケから帰る所を林に襲われた。
林は劉を平手打ちし、首を絞めて強姦した。
劉は首を絞められそのまま殺害された。
同年8月5日、林は21歳の女性を見ると気に入った為、襲って強姦した。
女性は翌日、兄と共に警察に行って被害届を出した。
女性が警察に向かったその日の夜、林は映画を観る約束を女性とし、映画館に向かった所、逮捕された。
逮捕された林にはDNA鑑定が行われ、約1年4ヶ月の間行われた一連の強姦事件の犯人だと断定された。
結局、林による被害者は全部で9人で、その内3人が殺害された。
1994年9月、裁判が開かれ、林は8件の強姦、7件の強盗は認めたものの、3件の殺人については否定した。
林は
「自分の意思とは異なり手が勝手に殺した」
と供述し、自身は殺すつもりはなかったと強調し、自分の手が意思とは別に勝手にやったと述べた。
林の弁護側は林の家庭環境や精神状態を理由に情状酌量を求めた。
しかし、林には結局、終身刑が言い渡された。
余談だがこの林の事件は1994年に『屯門色魔』として映画化されている。
この林の事件は『香港で起きた衝撃的な事件』というアンケートで歴代3位となっている。
∽ 総評 ∽
『屯門色魔 (屯門の強姦魔) 』と呼ばれ、数多くの女性を強姦し、3人殺害した林。
林は生粋の強姦魔であり、そのやり方は不意を襲うという卑劣なものであった。
香港の事件といえば、以前紹介した『雨夜屠夫』こと林過雲や、『ハローキティ殺人事件』等が有名だが、この林の事件もそれらに匹敵する異常さであった。
林は連続殺人犯としては林過雲と並び、香港では知らぬ者がいないほどその異常な犯行が世間を轟かせた。
林は自身は殺す気はなく、手がかってにやったと述べたが、こんな言い訳が通るはずもない。
はっきり言って往生際が悪いとしか言えず、これだけの事をやっておいて情けないとしか言い様がない。
ただ、林がこれほどの異常性を帯びたのは、父親の虐待が原因と思われ、その点だけは同情出来る (かと言ってやった事は許される事ではない) 。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 3人 (強姦多数)
《犯行期間:1992年4月24日~1993年8月5日》
コメント
コメント一覧 (20)
最後の薄っぺらい「総評」とやらが蛇足というかなんというか、興醒めで台無しなんですよね
「殺人鬼が最低な人間であること」や「どんな生い立ちがあれ殺人は正当化されないこと」なんか文明社会に生きる大前提なわけで
殺人鬼なんてものについて調べる方はそんなこと百も承知で、かつ悪趣味も承知でやってるんじゃないですかね
変に管理人の人間性を押し出そうとせず、淡々とデータベース化に徹した方が良い記事になるのかな、と
リクエストみたいになってしまいますが、跑馬地紙盒藏屍案もいつか載せていただけないでしょうか? 以前の雨夜屠夫や今回の屯門色魔などは日本語で載ってる所がここの他になく、非常にありがたかったのでじかんかま
時間がありましたらどうかよろしくお願いします。
あと、私も管理人さんの総評が好きなので今のままでこれからも更新してもらえると嬉しいです。
途中送信の件も含め失礼しました。
※1
あなたの意見はあなたの意見でいいと思いますし批判もする気もありませんのであなたには「殺人博物館」の方をオススメします。
あなたにはそちらの方があってると思いますよ
終わり
ご意見ありがとうございます。
以前にも同じようなご意見頂いた事があります。
私も経歴については余計な感情を入れてしまうと読んで頂いている方に私の考えを押し付けると思い、一切の感情を入れずに記載しています。
その分、総評であくまで私個人の意見を掲載させて頂いてます。
それは一意見ですので、その部分は無視して頂いても一向に構いません。
内容にはついてはそれなりに評価して頂いてるようなので、総評は無視してこれからも読んで頂ければ嬉しいです。
>マリリンさん
そこまで言って頂きありがとうございます。
総評はあくまで私の個人的感想なので、もちろん考え方が合わない事はあって当然だと思っています。
マリリンさんも私のブログの為にいつもコメント頂きありがとうございます。
>ぶんさん
初めまして、いつも読んで頂いているという事でありがとうございます。
リクエストありがとうございます。
私もあまり有名ではなく、日本表記されていないものを掲載するよう努めています。
『跑馬地紙盒藏屍案』はいつか翻訳して掲載しようと思っていましたので、もう少しお待ち下さい。
総評の部分を気に入って頂きありがとうございます。
>はるさん
はるさんもいつもコメント頂きありがとうございます。
総評は私個人の意見なので、薄っぺらく感じる方がいるのも当然だと思います。
そう言った意見も今後の参考になるので、どのみちコメント頂くというのは嬉しいですね。
ただ厳罰主義者なので、管理人殿とは立ち位置が合ってるなといつも感じています。
自分のようなマニアの関心事は、シリアルキラーどもの起こした猟奇的犯罪ですから。
実際これほど大量なデータベースを保持している日本語サイト、ほかにはありませんし、これからも楽しみにしております。
ありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいです。
毎日続けていたらいつの間にか結構な量になってしまいました。
総評に関しては私も興味のある方にだけ読んで頂ければ良いと思っています。
確かにいらないと言えばいらないのかもしれません。
ただ、あくまで私の考えですが、殺人鬼の経歴だけ掲載するというのは、何か寂しいというか掲載している人間の考えというのを載せた方が良いのではと思って載せるようにしています。
私は総評があったほうが有難いですね。
データだけならば他のサイトでも溢れかえっていますが個人のまとまった考えは個人のブログでしか読めませんから。総評込みで『世界の猟奇殺人者』だと思います。
強姦はある意味殺人よりも許せないですね。
殺人に関しては以前掲載したマリアンネ・バッハマイヤーのような致し方ない場合 (個人的には) もありますが、強姦には致し方ない強姦は存在しません。
100%自身の欲求を満たす為だけに存在するので、何一つ弁解の余地はありません。
ありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいですね。
これからもつたない発言ではありますが、総評を書いていきたいと思います。
学生時代に犯罪心理学を学ばれていたという事で、私のような何も学んでない人間からしてみれば足下にも及びませんね。
そんな方に読み易いと言って頂きありがとうございます。
以前にも同じような事を言われた事があります。
内容の凄惨さが総評で紛れると。
そう言って頂いてくれる方がいる限り、これからも続けていきたいと思います。
裁判が開かれる前年に香港では死刑が廃止されてるので、死刑にならなかったと思われます。
ありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいです。
これからも続けていきたいと思います。
単に起った殺人事件の概要が書いてあるだけでなく
その事件に対する管理人さんの、意見が書いてあるところが好きなんです
管理人さんの人間性が押し出されているところがいいんですよ
まぁ好みは人それぞれですが、単に殺人事件のデータベースだったら、私は味気ないです
病院の点滴連続殺人事件、犯人、つかまりませんねぇ
まさか、このまま、迷宮入りなんでしょうか・・
ありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいですね。
もちろんその人物の経歴については一切感情を入れず、淡々と書くようにしてます。
途中途中に気持ちを書いてしまうと読み手に私の考えを押し付けてしまう事になりますので、それは気をつけています。
捕まらないですね。
このままでは迷宮入りの可能性高いでしょうね。
日本はそう言う犯人に対する捜査方法が、経験値が低い分、上手く出来ないと思います。
えっΣ(゚Д゚)
迷宮入り・・ですか!?
50人も殺して!?
でも世間でも話題にならなくなってきましたよねえ・・
こうして風化されていってしまうのかなぁ😢
ありがとうございます。
何となく迷宮入りしそうな気がしますね。
仰る通りすでに風化しそうな雰囲気となってますし、こういう事件って時間が経過すらばするほど厳しくなってくると思います。