
マンフレッド・ゼール (ドイツ)
【 1946 ~ 2014 】
1946年10月30日、マンフレッド・ゼールはドイツで生まれた。
ゼールは結婚し、1人娘がいた (妻は2013年に死んでいる) 。
ゼールは休日にはクラリネットやサックスを演奏して過ごした。
ゼールの隣人は、ゼールはフレンドリーな性格でいつも隅っこにいるような目立たない人物であったが、たまに攻撃的な所を見せる事もあったと後に語っている。
仕事を辞め、年金受給で生活していたゼールは 2014年8月26日、癌により死去する (享年67歳) 。
2015年9月、ゼールがこれまでドイツ国内で起こった未解決殺人事件の容疑者であると、調査団が大々的に報道した。
ドイツでは1971年から2004年の間に少なくとも10人の女性が殺害された事件が未解決となっていた。
目撃者によると、犯人は暖かい季節にもかかわらず、毛皮の服を着ていた事から『Alaska (アラスカ) 』と呼ばれていた。
被害に遭った女性たちの死体は、一様に凄惨な姿にされていた。
臓器を取り除かれた者、性器や手足を切断された者、それらの切断された臓器等を缶などに入れて保管されていた。
また、臓器を調べた所、食べた跡があり、ゼールがカニバリズムも行っていたと発言した。
調査団はゼールが犯人であると断言し、
「ゼールは破壊や残虐な行為を行うサディスト」
だと述べた。
また、警察はその犯行の残虐さから共犯者の可能性を示唆した (結局、不明のままであった) 。
1971年、グドルン・エベル (19歳♀) が自身の家の庭で死体で発見される。
エベルは下腹部をナイフで切り開かれていた。
同年、老人ホームの看護師ハティス・エルケログル (♀) が殺害される。
ハティスはエベルの同僚であった。
この時、老人ホームの近くにゼールの作業現場があった。
1991年6月、売春婦ギゼラ・シン (36歳♀) が殺害される。
シンはフランクフルトの歓楽街で売春婦として働いていたのだが、近くの駐車場で発見された。
シンは首を絞められた事による窒息死であり、腹部と大腿部に複数の刺し傷が見つかった。
1993年、売春婦ドミニク・モンローズ (32歳♀) の胴体がゴミ袋の中で発見される。
ドミニクは頭部をはじめ、体の部位をことごとく切断されており、様々な場所で発見された。
1996年、銀行員のピア・イザベル・ハイム (27歳♀) が死体で発見される。
ハイムは同年7月以来、行方不明となっていた。
ハイムの頭部は切断されており、フランクフルトにあるザクセンハウゼン強制収容所の庭で見つかった。
1998年、売春婦ジュリー・アンナ・シュレイダー (18歳♀) が死体で発見される。
シュレイダーは麻薬中毒者で、同年7月からフランクフルトの中央駅で最後の姿を確認されてから行方不明となっていた。
同年、トリスタン・ブリュバッチ (13歳♂) が工事現場のゴミ箱で死体で発見される。
このブリュバッチ殺害は、唯一の10代の被害者であり、しかもただ1人だけの男性の犠牲者であった。
1999年、売春婦ガブリエル・デ・ハース (32歳♀) が殺害される。
ハースは麻薬中毒者であった。
2004年、女性の頭部がフランクフルトで見つかる。
この女性は結局身元が判明する事がなかったが、ゼールによる犯行で間違いないとされている。
同年、売春婦ブリッタ・シモーネ・ディアロ (43歳♀) が殺害される。
ディアロは中でも特に残酷に殺害されており、ディアロは生きたまま解体され、青いプラスチック製の浴槽で見つかった。
実は上記殺人の内、5件はゼールの犯行で間違いないとされているが、他の5件はまだ確実ではなく、今後の調査が待たれている。
∽ 総評 ∽
死んだ後に数々の未解決殺人事件の犯人とされたゼール。
生前に殺人容疑を受ける事もなく、死んでから「実は殺していたのでは?」と容疑がかかるのは非常に珍しい。
ゼールの娘が死体を発見した事で、一連の殺人がゼールのものではないかと見直されたのだが、事件当時はゼールに容疑は全くかからなかった。
ただ単にゼールが上手く隠したのか、警察が無能なのかはわからない。
ゼールの生前の詳細がない為、何故、これほどの異常者になったのかわからない。
だが、ゼールはすでに死んでおり、実際ゼールが100%真犯人だと断定する事も出来ないのも事実だ。
ただ、もし万が一ゼールが犯人ではないとすると、凄惨な殺人を行った犯人は捕まらずに存在するという事になり、恐ろしい限りではある。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★☆☆
・残虐度 ★★★★★★★★☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 10人以上
《犯行期間:1971年~2004年》
コメント
コメント一覧 (4)
確たる証拠がないから、他の事件の関連性をどうやって結びつけたのか気になりますね。
切り裂きジャックも100年後に犯人らしき人を特定してましたが、どーなんだか(×∀×;💦
何でも、犯人は生きてる内に償って欲しいですね。
確かにここまで断定するのって凄いですよね。
よっぽどな事でないとまずここまで確信するのってそうそうないです。
未解決事件って確かに後々犯人はこいつじゃないかと言われますが、正直かなり微妙な場合が多いですね。
未解決事件であるジャック・ザ・リッパーを掲載していただけたら嬉しいです。
『ジャック・ザ・リッパー』は、『ゾディアック』と並び未解決事件の金字塔なので、いずれ掲載したいと思います。