
マーレン・オリーブ (アメリカ)
【1959 ~ 】

チャールズ・ライリー (アメリカ)
【1955 ~ 】
マーレン・オリーブは、1959年、バーシニア州ノーフォークで、未婚の母の私生児として生まれた。
私生児として生まれたマーレンは望まれて生まれた子供でなかった為、すぐに捨てられた。
里子に出されたマーレンは、ジェームズとナオミのオリーブ夫妻に引き取られた。
その後、一家はエクアドル・グアヤキルに引っ越し、マーレンはそこで幼年期を過ごした。
だが、土地に馴染めなかった為か、ジェームズとナオミは酒に溺れアルコール依存症となり、ナオミは精神疾患も患ってしまう。
マーレン14歳の時、ジェームズはグアヤキルでの職を失い、一家はカリフォルニア州マリン郡に移り住む。
ジェームズはここで中小企業のコンサルタントとなり、仕事が忙しくなってしまいマーレンと過ごす時間が極端に少なくなってしまう。
マーレンは成長とともに薬物に手を出し、グラムロックや魔術に興味を持ち始める。
そして、売春を繰り返すようになり、母ナオミからは「売春婦」と呼ばれた。
マーレンとナオミの関係は悪化の一途を辿り、マーレンはナオミに暴力を振るうようになる。
マーレン15歳の時、ライリーと出会う。
マーレンがドラッグを手に入れる際に売人であったライリーと出会ったのだった。
チャールズ・ライリーは、1955年、カリフォルニア州マリン郡で生まれた。
父は労働者で、母は看護助手であった。
ライリーは子供の頃から肥満体質で、14歳の頃には300ポンド (約135kg) もあった。
ライリーは高校を中退し、その後、新聞やピザ配達人、バーテンダーや工場などで働いた。
また、ライリーは仕事の傍ら、ドラッグの売人としてお金を稼いでいた。
そして、ライリーはその稼いだお金でいくつかの銃を購入し、銃の試し撃ちを何度も行って腕を上げた。
ライリー19歳の時、マーレンと出会う。
ライリーはマーレンを見るなり一目惚れし、付き合ってくれるよう何度も迫った。
マーレンはライリーの事は嫌いではなかったが、ライリーの体型を気にしてライリーの告白を断っていた。
だが、熱烈な押しに負け、マーレンはライリーと付き合う事にする。
ライリーがマーレンを好きだという事もあるが、主従関係はマーレンが圧倒的に上であった。
そして、ライリーはマーレンに言われるがままドラッグを提供し、マーレンに指示され犯罪も行った。
マーレンはライリーが躊躇するような態度を取ると、「別れるぞ」と脅し、ライリーはマーレンに喜んでもらいたいと、マーレンの指示に全て従った。
しかし、マーレンがライリーと2度ほど別れた時、ライリーはその2回共自殺を試みた (未遂に終わったが) 。
ライリーは何度かマーレンを通じてジェームズとナオミと会っているが、ジェームズとナオミはライリーを「礼儀正しい好青年」と感じ、マーレンとの交際を歓迎した。
しかし、マーレンは両親の事をすでに鬱陶しく邪魔な存在と思っており、ライリーと交際した直後にはナオミを殺したいと話し、いずれは両親とも殺して欲しいとライリーに話していた。
1975年、マーレンとライリーは数週間に渡り地元の小売店等を襲撃し、約6000ドル (約150万円) を強奪した。
同年5月、ライリーはマリファナ所持で逮捕される。
しかし、すぐに釈放された。
その後、マーレンは万引きや両親のクレジットカードを盗んでドラッグを購入し、ドラッグの過剰投与、家宅侵入等がジェームズとナオミにばれ、2人にきつく怒られる。
マーレンはナオミを毒殺しようと食べ物に大量の薬を入れるが、ナオミは食べなかったので未遂に終わった。
そして、マーレンはライリーと両親殺害計画を考える。
同年6月21日深夜、マーレンは家の鍵を解除し、ライリーを家の中に導いた。
ライリーは22口径の銃で武装しており、まずナオミをナイフで刺し、ハンマーで殴った。
そして、最後は首を絞めて殺害する。
その後、ライリーはジェームズを4発撃って射殺した。
マーレンとライリーは2人の死体を車に積み、近くの雑木林の公園に運んだ。
そして、2人の死体を解体し、ガソリンを点けてバーベキューピットで焼いて燃やした。
しかし、全てを燃やす事が出来ず、再び家に戻った。
その後、消防隊が駆け付け、消防士がバーベキューピットの火を消した。
消防士は焦げた肉の塊を鹿か何かの肉だと考え、バーベキューをした際の消し忘れだと判断した。
マーレンとライリーは、残りの死体と証拠品を持って再び公園に戻り、それらを燃やした。
ライリーは友人に連絡し、血まみれの室内の清掃を頼んだ。
その後、両親を殺した家に2人は住んだ。
数日後、ジェームズの仕事仲間が何日も職場に来ない事に不信感を抱き、警察に通報する。
通報を受た警官が家に駆けつける。
警官が家を訪ねるとマーレンが家から現れ、マーレンは警官に状況を説明する。
しかし、マーレンは最初は2人共いなくなったと話したのにもかかわらず、すぐにジェームズがナオミを殺害していなくなったと内容を変えた。
警官はマーレンを怪しむ。
そして、ライリーの友人が2人が両親を殺し、その際に着いた血の洗浄を頼まれたと警察に密告する。
その後、バーベキューピットに残った焦げた肉片を押収した警察は、それがジェームズとナオミのものだと断定し、殺人容疑でマーレンとライリーを逮捕した。
事件が公になると、わずか16歳の少女による残忍な事件性が全米を震撼させ、『Barbecue murders (バーベキュー殺人) 』と呼ばれた。
ライリーは第一級謀殺で起訴され、1976年1月26日、ジェームズとナオミ殺害で有罪判決となり、死刑が言い渡された。
マーレンは殺害当時、まだ、16歳であった為、裁判では懲役3年~6年の不定期刑を受け、少年院に入れられる事となった。
マーレンは21歳を迎える1980年の誕生日に釈放される予定であった。
その後、ライリーの刑は仮釈放の可能性のある終身刑に変更された。
ライリーは刑務所の生活により体重が激減し、勉強に励んだ事で高校の卒業証書を受け取った。
そして、大学の学位と同等のものを取得するまでになった。
2015年12月8日、裁判でライリーには仮釈放の許可が下され、2016年1月、釈放される予定である (実際に釈放されたかは不詳) 。
マーレンは服役後、少年院のボランティアに参加するふりをして、その隙に脱走。
その後、ニューヨークで売春婦として働いた。
しかし、マーレンは逮捕され、カリフォルニア州に戻された。
結局、21歳になった1980年に解放された。
その後、マーレンはカリフォルニア州ロサンゼルスに引っ越し、何度も名前を変更した。
しかし、ロサンゼルスに移り住んでから10年間でマーレンは少なくとも7回は逮捕されていた。
マーレンはドラッグ関連の首謀者とみなされ、有罪判決を受けて懲役5年が言い渡された。
1995年、運転免許証偽造により刑期を追加された。
2003年、カリフォルニア州カーン郡で文書偽造などにより懲役7年が言い渡された。
∽ 総評 ∽
『Barbecue murders』と呼ばれ、自分を好きという男性を利用し、養父母を殺害させたマーレン。
両親を殺害するというは、交際を反対されたり親の財産を奪うといった理由で行われる事があり、若いカップルにはそれほど珍しいという事はない。
ただ、マーレンの場合は交際を反対されたわけではなく、ただ単に嫌いという理由で殺害しており、まったくもって酌量の余地がない。
マーレンはライリーを完全に手玉に取り、自分の犯罪に加担させたばかりか、汚れ仕事を実行させた。
マーレンを唯一擁護するなら誕生の悲惨さくらいなものだろう。
ライリーは更生したようだが、マーレンは刑務所から出て来た後も当然のように犯罪を繰り返した。
マーレンは生粋の犯罪者であり、こんな人間は更生の余地は皆無なので、さっさと処罰して一般人に迷惑をかけないようにして欲しいと思う。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★★☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 2人
《犯行期間:1975年6月21日》
コメント
コメント一覧 (2)
ファムファタルっちゅーんは「運命の女」らしいです。しかもいい意味ではなく、相手を破滅させる為に運命が送り込んだような魅力的な女性の事を指します。財産を食い潰すのは序の口。犯罪にも手を染めさせます。最終的にはどちらかが死ぬまで男をマイナス無限大へ落とし込む事の出来る女性。だそうです。
その点彼女は只のヤク中風情で終わってしまうケチな女性だったようですね。彼氏更生してますからね。
そういう男性は意外に多いですね。
惚れた女性に忠実というのはある意味純愛なのかもしれませんが、それが異常者というのは危険ですね。
確かにこういう女性は男を何とも思っておらず、どこまでも落としてティッシュのように簡単に捨てます。
そんな女性に惚れたのは本人なのでどうしようもないですが。