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ラリー・ラルストン (アメリカ)
【1949 ~ 】



ラルストンはアメリカ・マサチューセッツ州ノーウッドの高校を卒業し、その後、オハイオ州ハミルトン郡にある州立精神病院の死体置場で働くようになる。

しかし、すぐに仕事を辞めてしまい、働きもせずに1日中寝て過ごすようになった。

ラルストンは昼間、外に出ては少女と遊び回るようになっていた。

ラルストンは子供と仲良くなる事には長けていた。


1975年9月3日、ポーター・ハーモンの娘リンダ・ケイ (17歳♀) はビーチモント通りで学校に向かうバスを待っていた。

しかし、待っている姿を最後に行方不明となってしまう。

バス停はリンダの自宅からわずか3ブロックの所であり、実はリンダはこの行方不明となった日、ウィズロウ高校に転校して来た初日であった。

リンダの死体は行方不明から34日後の10月7日、フェリシティの樹木が生い茂った地域で発見される。

リンダの死体は無惨にバラバラにされており、死体が発見された時、2匹の犬がそれぞれリンダの両腕を咥えていた。


1976年5月4日、ナンシー・グリグスビー (23歳♀) が、バージニア州フェアファックスに住むボーイフレンドに会いに行く為、家を出てから行方不明となった。


同年6月30日、オハイオ州シンシナティで、メアリー・ラス・ホプキンス (21歳♀) の死体が発見される。

メアリーは全裸であり、首にはTシャツが巻き付けられていた。


同年11月15日、フロリダ州クラモント郡で、ハンターがナンシーの死体を発見する。

ナンシーの死体はメアリーと同じく全裸であり、リンダ同様バラバラにされていた。


1977年2月28日、エレーナ・マリー・ベアー (15歳♀) の死体が、オハイオ州クリントン郡ウィルミントンの近くの道で発見される。


同年10月22日、ダイアナ・スー・マッククロビー (16歳♀) の死体が、クラモント郡フォーク湖で発見される。

警察は捜査を進めると、ダイアナがラルストンとデートすると言っており、出掛けた直後に行方不明となっていた事を突き止める。


そして、同年11月、警察はラルストンを逮捕した。

ラルストンはこれまでの殺人についてヒッチハイクをしていた女性を誘惑し、まずワインを飲ませ、マリファナを吸わせて気分を高揚させた。

そして、ラルストンが女性に性交渉を求めるが、拒絶された為、絞殺したと供述した。

また、ラルストンは殺害の様子を警察に楽しそうに話した。


裁判でラルストンは

「私は最初から誰も殺すつもりはありませんでした」

と涙を流して話した。

しかし、検察側はラルストンは精神病院で働いていた際、人が死ぬ姿を見て興奮していたと以前話していた事を法廷で述べた。

また、ラルストンは精神病院で週の3、4日は死体を見る為にわざわざ昼食を抜いて死ぬ様子を見に行っていた事も判明した。


1978年、ラルストンには4つの終身刑が言い渡された。


1984年、ラルストンはもう1件の殺人で終身刑が追加されている。



∽ 総評 ∽

ヒッチハイクしている女性やバス待ちの少女を誘惑して殺害したラルストン。

ラルストンは売春婦ではなく、少女や若い女性を殺害した典型的な強姦殺人鬼であった。

以前掲載したモハンマド・オマールも死体置場で働いていたが、死体置場で働くシリアルキラーは少なくない。

死体が好きだから働くのか、働いた事で死体を好きになるのかわからないが、どちらもあり得るだろう。

ラルストンの幼少の様子がよくわからない為、何故、これほどの異常性を身に付けたのかよくわからない。

ただ、死体置場の仕事で死体を見て興奮していたという事から、すでにラルストンは異常であり、典型的なネクロフィリアと呼べるだろう。

裁判でラルストンは「最初から殺すつもりはなかった」と述べているが、5人も殺しておいてよく言えるなと思う。


 
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 5人

《犯行期間:1975年9月3日~1977年》