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マイケル・マディソン (アメリカ)
【1977 ~     】



2012年9月、シェティッシュ・シーリー (28歳♀) が行方不明となる。

警察はすぐに捜索を開始するが、シーリーを発見する事は出来なかった。


2013年6月、アンジェラ・デスキンズ (38歳♀) がオハイオ州クリーブランドの自宅から行方不明となる。

警察はすぐに捜索を始めるが、シーリー同様発見する事は出来なかった。


シェアルダ・ヘレン・テリー (18歳♀) が、同年7月10日に姿を確認されたのを最後に行方をくらます。

テリーは仕事に出掛け、行方不明となったのだった。

警察はテリー捜索を開始するが、発見には至らなかった。


同年7月19日、ガレージの中から異臭がすると、近隣住民から警察に通報が入る。

警察が中を調べると、腐乱した死体があり、しかも死体はバラバラにされており、ビニール袋に入れられていた。


翌日の20日、前日の女性の死体が発見されたガレージの近くの空き家の裏庭と、地階でそれぞれ女性の死体が発見された。

空き家で発見された2人もビニール袋に入れられており、これまで発見された3人は全員黒人女性であった。

最初の女性の死体が発見されたガレージが、賃貸されているものだとわかり、早速、賃貸主を調べた。

すると、借りていたのはマイケル・マディソン (1977年10月15日生まれ) という男性だとわかる。

すぐに警察は令状を手配し、マディソンのアパートへ向かった。

警察はマディソンのアパートで、死体をバラバラにした証拠を発見する。

警察はマディソンの行方を追ったが、マディソンが母親の家にいる事がわかり、すぐに向かった。

家に到着するとマディソンが現れ、警察とマディソンとの間でちょっとした睨み合いが行われたが、特に抵抗する事なくおとなしく逮捕された。

マディソンは3人の殺人を認めたが、警察は他にも殺害しているとみていた。


同年7月22日、マディソンは3件の加重殺人の容疑で起訴され、保釈金は600万ドル (約6億円) と設定された。

マディソンは2件の加重殺人、3件の誘拐、3件の死体損壊、1件の強姦で起訴された。

裁判でマディソンは2000年と2001年に薬物使用で逮捕され、2002年には強姦罪で逮捕されて4年間刑務所に収監されていた事がわかった。

この時、マディソンは性犯罪者として登録されていた事も判明する。


同年10月31日、検察側はマディソンに対して死刑を求刑した。

マディソンの裁判は、この裁判の少し前に発生したアリエル・カストロの事件と比較された (以前掲載したカストロの事件は同年5月に同じクリーブランドで発覚し、同年9月にカストロは自殺している) 。

また、マディソンは以前掲載したアンソニー・ソーウェルを尊敬している事が判明する (ソーウェルは11人殺害により2011年に死刑判決を受けている) 。


2016年6月2日、テリーの父ヴァンは法廷で意見陳述書を読み上げたが、その最中、笑みを浮かべていたマディソンに怒りを覚え、被告席を乗り越えマディソンに飛び掛かった。

ヴァンは娘を殺されたにも関わらずマディソンを許すと言ったのだが、マディソンは笑っていた事に対する怒りであった。

法廷は悲鳴や叫び声でパニックとなり、裁判所職員がすぐに2人を引き離した。

裁判官はヴァンに退廷を言い渡した。

この日、マディソンには死刑が言い渡された。

ただ、カヤボガ郡検察庁は、このヴァンの行動について告訴するか検討するという。

ヴァンは
「告訴されるのであればそれはそれで構いません」
とメディアに対して毅然と答えている。



《殺人数》
3人以上

《犯行期間》
2012年9月~2013年7月



∽ 総評 ∽

黒人女性を誘拐しては殺害したマディソン。

マディソンの幼少時の詳細がよくわからない為、何故、これほど異常になったのかはわからないが、多分、まともな家庭環境ではなかったのだろう。

マディソンは殺人鬼アンソニー・ソーウェルに憧れていたのだが、その犯行の様子は確かにソーウェルと似ていた。

ソーウェルは家に死体をばらまき、家中から死臭を放っていたが、マディソンも空き家に死体を放置した。

殺人鬼が殺人鬼に憧れる事はよくあるが、大抵が憧れる側は計画性も何もないただの模倣犯程度のレベルで終わるものだが、このマディソンはソーウェルに負けず劣らず異常であり、ただの憧れだと油断する事はとても出来ない。

テリーの父ヴァンは娘が殺されたにも関わらず、マディソンを許そうとした。

そんな気持ちをまるで無視するかのように法廷で笑みを浮かべ遺族を侮辱した態度を取ったマディソンにヴァンの怒りは頂点に達し、法廷で飛び掛かった。

遺族としては当然と行動であり、そんなヴァンに対し裁判官は退廷を促した。

被告人は何をしても許され (もちろん被告人はも暴言等吐くと退廷させられるが、裁判が進まない事で困るのは裁判官や検察であり被告人は何も困らない) 、遺族は退廷させられる。

こんな理不尽な事が平然とまかり通っているのである。

また、テリーは法廷での行動により検察庁に訴えられる可能性があった。

もし、本当に訴えられたら私は司法に絶望する。