
ウルフ・オルソン (スウェーデン)
【1951 ~ 2010】
1989年3月20日夜、ヘレン・ニルソン (10歳♀) が誘拐される。
ニルソンの死体は6日後の26日に発見された。
ニルソンの検死を行うと、ニルソンは20日に誘拐された後、数日間生きていた事がわかり、しかも何度も強姦されている事もわかった。
警察はすぐに大規模な捜査を開始するが、犯人の特定には至らなかった。
同年8月4日、ヤニツァ・エークグラード (26歳♀) が死体で発見される。
エークグラードはマルメー (スウェーデンの街) の売春婦だった。
警察は捜査を進めるとエークグラードが最後に会っていたのがオルソンだという情報を掴んだ。
エークグラードは売春婦友達に電話しており、名前こそオルソンとは出なかったものの、友人には最後に会った男性がオルソンだとわかった。
また、エークグラードにヘロインを提供した男性はエークグラードが男性について悩んでおり、その男性と一緒にいなくなったのを確認したが、それがエークグラードの最後の姿となった。
オルソンはエークグラード殺害の容疑者として逮捕されるが、物的な証拠がなかった為、釈放された。
オルソンが犯人の可能性があると思われるのは、13年後の2002年になってからだった。
オルソンは警察がマークした29人の内の1人に入り、2004年に警察はオルソンに任意でDNAのサンプルを取った。
試験結果はニルソンの死体から検出されたものとほぼ一致する (エラーの確率は4300万分の1) 。
また、エークグラードとの物的証拠は発見されていなかったが、同年、オルソンが所有していた車のキャビンからエークグラードの血が大量に発見された。
警察はニルソンとエークグラードには共通している事が多々見られる事がわかった。
2人の死体が発見された場所や、2人共死因は絞殺であり、また、犬の毛が大量に付着していたのだが、その犬の毛は一致した。
同年6月23日、オルソンは2件の殺人で逮捕された。
裁判でニルソンの膣内に残された精液がオルソンのものと断定された事が決定的となり、有罪判決が言い渡され、2005年4月、オルソンには終身刑が言い渡された。
終身刑宣告後、オルソンは精神病院に収容された。
2010年1月10日午前5時、オルソンはブログ上に
「私の為の最高な事は、終身刑として居続ける事よりも死ぬ事です」
と述べ、その直後首を吊って自殺した。
享年58歳であった。
∽ 総評 ∽
少女と女性を強姦して殺害したオルソン。
オルソンは1度逮捕されたが、物的証拠がないといして釈放されてしまった。
再度、オルソンに容疑がかかって逮捕されたのは13年後であり、DNA鑑定の進歩によるものだった。
強姦殺人の場合、証拠が被害者に残る為、現在の科学か進歩した時代にはまず逃れる事は出来ない。
オルソンは逮捕後、終身刑となったが自ら命を経った。
被害者や遺族からしてみれば、終身刑でだらだら生きられるより、さっさと死んでくれて良かったと思うだろう。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 2人
《犯行期間:1989年3月20日、同年8月4日》
コメント
コメント一覧 (9)
写真見てオバハンかとおもたww
男です。
確かに言われてみたらわかりづらいですね。
人間はじめとする生物には様々な欲求がありますが、人間界でとある基準以上の行為の境界線を引き、ルールや制約を設けています。【法律】に他なりませんがもちろん地球上にこれだけの人間の数が存在する上でルールは必要でしょう。しかし人間が人間と呼ばれる以前まで地球上にいた生物達が生きていく制約ってどういうものだったのでしょう。
こちらで紹介している犯罪者たちも含めて、犯罪者たちの犯罪行為や犯罪意識は千差万別で、それをダメだとわかっていても理性を抑えられなかった人。そもそもそれをダメなこととも認識せず実行してしまう人。
話はそれましたが自分が感じることは理性通りに生きるっていうのはある意味一番生き物らしい道理に適った生き方とも思ってしまいます。もちろん犯罪を助長したいとか無法地帯と化して世界がめちゃくちゃになってしまえば良いと思っているわけではありません。
有名なアナタハン事件のようにその場に数えられるほどの人間しかいなくても個人の欲求や恨みつらみからいざこざは起きるわけです。人間は3人集まれば戦争が起こるって言いますしね。
毎日のように怨恨殺人やルールを無視した企業の取り引き、世界で起きている戦争、環境破壊のニュース。挙げ句の果てには地球その内住めなくなるから他の星にお引っ越しのプランを進める記事。冷静に考えると全て恐ろしい事です。
もはやこれだけ数も知恵も増えてしまった人間が地球を管理する立場に君臨し続ける以上、悲しいですが「犯罪」は無くならないんでしょうね。
誰にでもその可能性がある以上、自分は気持ちを強くもって、自身の回りではそういうことが起きないことをただただ祈って生活するばかりです。
「深淵を除こうとするとき、また深淵もこちらを除いているのだ」ですね。
二枠に渡って長文失礼しましたm(_ _)m
深淵さんは博識で、哲学者のようですね。
仰る通りだと思います。
これだけは断言できます、犯罪はどんな世の中になっても絶対なくなりません。
無くならないのなら、限りなく少なくするようにシフトするしかないと思います。
また、犯罪に巻き込まれないよう注意して生きて行くしかないですね。
トロルハタンの学校攻撃という事件を載せて
頂けませんか?
詳細はドイツのWW2ヘルメットとスター・ウォーズの悪人ダース・ベイダーのマスクを被った男が学校に侵入し4人を刺殺するというものです。
お願いします。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Trollh%C3%A4ttan_school_attack
検索すると事件に関する情報が出てきます
わざわざご丁寧な紹介ありがとうございます。
事件自体は知りませんでしたが、非常に興味深い内容なので今度調べてみます。