
ヨルダン・ネルソン (ニュージーランド)
【1999 ~ 】
1999年1月16日、ネルソンはニュージーランドで生まれた。
ネルソンの父親はニュージーランド・ストラトフォードに、母親はニュージーランド・ネーピアに住んでいた。
ネルソンはその両親に育てられる事はなく、祖父母によって育てられた。
祖父母の家にはネルソンの他にローズマレー・クルト (♀) という介護者がおり、クルトは幼いネルソンの世話もしていた。
クルトにはケリー・ロック (♂) という彼氏がおり、ロックはネルソンが赤子の時からよく知っていた。
ロックはネルソンを可愛がり、ロックは趣味の狩猟にネルソンをよく連れて行っては22口径の銃の使い方をネルソンに教えた。
2012年4月8日、クルト (この時50歳) はネルソンの部屋にあった Freeview (無料のデジタル放送) テレビ受信機を取り上げた。
これにネルソンはショックを受けると共に、クルトに対して怒りを覚えた。
同年4月15日、ロックが犬の散歩に出掛けた隙に、ネルソンはクローゼットの引き出しから銃と弾薬を取り出した。
クルトはその時、テーブルでジグソーパズルをしていたが、そのクルトの後頭部にネルソンは銃を発砲して射殺した。
そして、ネルソンはクルトの死体をベッドルームまで引きずって行った。
その後、ネルソンは16ニュージーランド・ドル (約1000円) とネックレス、クルトの白い車に乗って逃走した。
ネルソンがクルマで走り去る姿をロックは確認している。
ロックが家に入ると、テーブルからベッドルームまで血の跡が広がっていた。
銃がなくなっており、ベッドルームで死んでいるクルトの姿を発見するとロックはすぐに救急隊に連絡する。
通報を受けすぐに警察が出動し、ワイタラのベイリー通りを走っているネルソンの車を見つけ、逮捕した。
裁判ではクルトの家族 (クルトには3人の子供と3人の孫がいた) とネルソンの家族は傍聴席に座り、裁判を見守った。
ネルソンは黒いズボンと襟付きのシャツを着て裁判に挑み、終始頭を下げてうつむいていた。
殺人を犯した時、ネルソンは13歳と89日であったのだが、これは1977年にニュージーランドで法律改正を行って以降、2001年にピザの配達人を殺害したベイリー・クラリキ (詳細は以前掲載したのでそちらを参照) が事件当時12歳だったが、それに次ぐ若さであった。
ネルソンはニュージーランドの犯罪史上において最も若い殺人者の1人となった。
また、ネルソンは殺人罪で起訴されたのだが、これは法改正されて以降ニュージーランドの犯罪史上最年少の記録であった (クラリキは殺人ではなく過失致死で起訴されている。ちなみにネルソン以前の記録はネルソン同様13歳であったが、ネルソンの方が日数的に若かった) 。
同年12月20日、ネルソンには懲役18年が言い渡された。
最後にクルト殺害について言ったネルソンの言葉で終わりたいと思います。
「時々、彼女を忌々しく感じた」
∽ 総評 ∽
わずか13歳という若さで殺人を行ったネルソン。
この13歳で殺人を犯したというのは前述した通りニュージーランド史上最も若い殺人者の1人であった。
明確な殺意を持って行われた少年による殺人といえば、1993年にイギリスで2歳の幼児を殺害したジョン・ブエナブルズ&ロバート・トンプソン (2人共に犯行当時10歳。『バルガー事件』) や、同じくイギリスで2人の幼児を殺害したメアリー・ベル (犯行当時11歳) 、友人と結託して少年を執拗にいたぶって殺害したジェイク・イーキン (犯行当時12歳) 等がおり、特別珍しいという事はない。
ただ、ブエナブルズ&トンプソンやベルの場合は、明らかに自分より非力は幼児を狙って殺害しているが、ネルソンが殺害した相手は50歳であった (イーキンが殺害したのは1つ年上の13歳) 。
ただ、ブエナブルズ&トンプソンやベル、イーキン達は相手を執拗に殴ったり蹴ったりして残虐に殺しているが、ネルソンは銃で仕留めており、残虐さがネルソンとは段違いではある。
ネルソンは日頃面倒を見てくれていたクルトを、ちょっとした理由で怒りを覚えて殺人に至った。
詳細がないのでわからないが、多分、クルトがネルソンからテレビ受信機を取り上げたのは、ネルソンが悪い事をした為だと思われる。
クルトからしたらちょっとした罰を与えるつもりだったのだが、射殺されるに至った。
現代の少年だからとは言わないが、子供というのは怒りの感情を抑制する力が未熟であり、こういう事件を知ると、子供との接し方も慎重にしなければと思う。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★☆☆☆
・殺人数 1人
《犯行期間:2012年4月15日》
コメント
コメント一覧 (10)
しかし、バルガー事件は残忍さからして、衝撃がはるかに上でした。いずれも恵まれない家庭に育ったようです。この事件の場合、虐待などはされてないようですが、子供はある意味怖いですね。
子供は良くも悪くも純粋ですからね。
だから平気で人を傷付ける発言もするし、虫とかも何の躊躇いもなく踏みつけたりしますからね。
ただ、最近の子供は変に理屈っぽくて何か子供らしくないような気がします。
個人的にはもっと子供っぽくバカな事やって親とかに怒られてもいいと思います。
殺人鬼フジコも小学5年生(11歳?)で事件を起こしてますが
ひょっとして、メアリー・ベルが逮捕されずにそのまま成長したら
フジコみたいになってたのかな?
メアリー・ベルがフジコのモデルであったか、あるいは作者が何らか
メアリー・ベルにインスパイアされた部分があったのかは分かりませんが・・・
まぁ、個人的には尾野真千子さんより、フジコの整形前を演じていた女優さんの方が
インパクトがあり「すごいな、この女優さん」
と思いました。
詳しくは知りませんが、確か11歳の時に一家殺害の唯一の生き残りの少女が連続殺人鬼になったって話しですよね。
メアリー・ベルは施設に入れられて更生したようですが、もし、逮捕されてなかったからもっと殺害していたでしょうね。
犯人どもに少年法なんて関係ない、こいつら全員中国並に秒殺しないと全然ダメでしょ、とか今でも怒りが込み上げてくるのです。
だからこのサイトでバルガーが取り上げられた時には、敢えて見ないようにしてました。
なんか心が痛くて、いたたまれなくなるんですね。
確かに両者の事件は悪質で陰湿、凶悪極まりない事件でしたね。
綾瀬の事件は日本だからあの程度でしたが、アメリカなら全員死刑が終身刑確定ですよ。
日本はあんな凶悪な事件を起こした人間に更生させて何を期待しているのかわかりませんね。
私は裁判の必要すらない、全員即死刑で何の問題もないと思うんですけどね。
乳児の時代に愛情を受けられないと感情などの人間らしい部分に欠陥が生じるといいますね。ここで紹介された殺人者で同じような過去を持つ怪物は数知れないですし。
個人差はあれど、虐待を受けた子供は母親になってからわが子に虐待を行う可能性が高いのも関係しているのではないでしょうか。
仰る通りですね。
ただ、虐待された人は虐待するようになり易い気がします。
いじめを受けた人間が今度はいじめに回るのと一緒でしょうか。
そんな事件ありましたね。
子供だからいって安心で安全な生き物ではないですからね。