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クレイグ・ヒックス (アメリカ)
【1969 ~ 】



2015年2月10日、アメリカ・ノースカロライナ州チャペルヒルで、3人のイスラム教徒の学生が射殺される。

殺害されたのはデア・シャディ・バラカト (23歳♂) とその妻ユーソル・モハマド (21歳♀) 、ユーソルの妹ラザン・モハマド・アブサルハ (19歳♀) であった。

3人共、頭を撃たれていた。

犯人はクレイグ・ステファン・ヒックスという男性で、ヒックスは住宅に押し入り銃を乱射して殺害したのだった。

その後、ヒックスは大学の駐車場で警察に素直を投降する。

当初はアメリカで頻繁に発生している突発的な銃乱射事件たと思われたが、調べていくうちにそうでない事がわかった。

ヒックスは日頃からイスラム教徒に対する憎悪があるとされ、ヘイトクライム (憎悪犯罪) による犯行の可能性が指摘された。

また、ヒックスは殺害した3人と駐車場を巡るトラブルがあった事がわかり、この事が事件の発端になったと思われた。

その為、ヒックスと3人は顔見知りという事も判明した。

ヒックスは駐車場で3人の内の1人の車を発見し、犯行に及んだ。

殺害された姉妹の父親モハマド・アブサルハは精神科医であり、
「これまで何度か娘夫婦に言い掛かりをつけていた。犯人はベルトに拳銃をさした状態で娘らに話し掛けていた」
と事件前の様子を語った。


事件が公になると、アメリカが殺害された被害者の宗教を理由に事件を大きく報じなき事に世界のイスラム教徒達が批判し、ツイッター等で広がった。

ヒックスはFacebookに反宗教的なコメントを多数書き込んでおり、そのコメント欄には、自身を
「宗教に対する誠実な異議を唱える『反有神論者』」
と呼んでいた。

また、イスラム教だけでなく、キリスト教やモルモン教等、他の宗教に対しても批判的なコメントを掲載していた。


逮捕されたヒックスは、裁判で3件の第一級謀殺で起訴され、今後の判決が待たれる。



∽ 総評 ∽

イスラム教徒3人を殺害したヒックス。

通常、ヒックスのような銃を乱射する殺人鬼をマス・マーダラーと呼ぶが、このヒックスの犯行は通常のマス・マーダラー達とは少しことなる。

マス・マーダラーは大抵が突発的で、基本的に無差別に発砲し、特定の標的を定めない事が多いが、ヒックスは相手と事件前に揉めており、怒りを的確に相手に向けている。

ヒックスは宗教自体を嫌い、ヘイトクライムの典型的な遂行者と呼べるが、同じくヘイトクライムによる犯行と言えば、以前掲載したディラン・ルーフがいる (ただし、ルーフはヒックスの事件の約半年後に行っている) 。

本人は健在なので、いずれ真の動機が語られるかもしれない。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 3人

《犯行期間:2015年2月10日》