
ヘンリー・ルーカス (アメリカ)
【1936 ~ 2001】
≡ルーカスの発言の数々≡
「動物の喉や腹を女のアソコそっくりに切り取り、そこにぺニスを入れるのが好きだった」
「セックスするには殺すしかない。息をするように人を殺した」
「 (ヴィオラの) 首の骨を引き出そうしたけど無理だった。夢中だったから何をやったか憶えていない」
「 (仮釈放の申請に対して) 外に出てもまともな生活をする自信がない。必ず人を殺してしまう」
「釈放されれば間違いなく人を殺します」
「俺だけあんな酷い女の元に生まれ地獄を見てきた。このツケはしっかりと世の中の奴らに払ってもらわなきゃいけない」
「邪魔する奴は殺した。何も感じなかった。殺人は息をするのと同じことだった」
「女の関節を砕いてアキレス腱を切り裂いて捨てた。そして、必死になって逃げる女を車で轢いたり岩で頭を潰して殺した。昆虫採集みたいで楽しかった」
「金を稼ぐには人を殺さなければならなかった」
「俺達 (死の腕) にはあらゆる年齢の子供が必要だ。赤ん坊は養子縁組に使い、4歳から10歳までの子供は世界中の変態に売り捌くんだ」
「獲物 (子供) はどこにでもいた。それこそ道端でも事足りた」
「 (過去の殺人) 全てお話しします。まずは100人から始めさせて下さい」
………………………………………………………………………………
(逮捕直前の) ルーカスと接した保安官ビル・コンウェイの言葉
「奴 (ルーカス) の目は人間を遥かに超えた化け物そのものだった。今までに経験したことのない恐怖を感じた」
∽ 総評 ∽
「世界で最も有名なシリアルキラー」と言っても過言ではないであろうヘンリー・ルーカス。
『羊たちの沈黙』のレクター博士を含め、数々の映画の題材にもされ、後世に与えた影響は良い意味でも悪い意味でも計り知れない。
ルーカスは警察に協力し、様々な事件の解明に協力したが、テッド・バンディも当時、暗躍していた『グリーンリバー・キラー』ことゲイリー・リッジウェイ逮捕に協力するなど、日本では考えられないが、アメリカではそれほど不思議な事でもない。
自身は殺害数を3000人と豪語していたが、実際は推定で360人程度だと言われている。
それでも世界屈指の殺害数を誇る。
ただし、ルーカスのみならず、大量殺人鬼のほとんどは自己申告の場合が多く、その全てが立証されているわけではないので、正直なんとも言えない (逆に言えば更にもっと殺している可能性もあるが) 。
ルーカスがここまで異常になったのは、間違いなく母ヴィオラの影響である。
以前、紹介したエド・ゲインの母も酷かったが、このヴィオラに比べれば可愛いレベルだ。
だが、そんな凶悪なルーカスも母親殺害までにはかなりの時間を要した。
アーサー・ショウクロスもそうだったが、母親を恨んだり憎んだりしても、実際殺害にまで至る事はあまりない。
エドモンド・ケンパーも母親を殺害しているが、最後の殺人の締めに行っており、どんな異常な母親でも母親は母親ということなのだろうか。
ただ、ルーカスには何度か救われる道があり、もしその時救われていれば、殺人を起こさなかった可能性はある。
また、ヴィオラ殺害で逮捕され、本人が外に出ても人を殺すと言っているにもかかわらず、出所させた国に問題がある。
確かに、当時ベトナム戦争により財政は圧迫していただろうが、「更生可能な囚人にはチャンスを与える」という方針なので、この時のルーカスははっきり言ってすでに更生不可能だ。
もし、この時、外に出さずに刑務所に留めておけばこれほどの被害をださなかったと思うと、悔やまれてならない。
*追伸*
この度は6日間の長きに渡り、ルーカスを紹介していきました。
本来はもっと短くする予定でしたが、母親ヴィオラの事も掲載した為、このように長くなってしまいました。
有名なシリアルキラーとして、私のブログを読んでいるような方でしたら、知らない人はいないと思います。
その為、この何日間は読み飽きた内容に面白くないと感じたかもしれませんが、お付き合い頂き、誠にありがとうございました。
明日からはまた、いつものように掲載していきたいと思います。
改めて今年もよろしくお願い致します。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★★★
・残虐度 ★★★★★★★★★★
・異常性 ★★★★★★★★★★
・特異性 ★★★★★★★★★★
・殺人数 360人以上 (本人は3000人以上と自供)
《犯行期間:1950年~1983年》
コメント
コメント一覧 (28)
同じ事件でも書き手の方によって切り口が違いますから、比較することはあっても飽きることはなく、大変興味深く拝見いたしました。6日間にも渡って濃厚な情報をありがとうございました。
以前コメントした通り私も両親から虐待を受け、いつか絶対に復讐してやる、思い知らせてやると思って無駄に体を鍛えたり(笑)しています。
しかしその一方で、腐っても肉親である親のことを、殺したいほど憎まなければ精神を保てないというのは非常につらいし、もし私が殺人犯にでもなれば兄弟の人生まで滅茶苦茶になるのは火をみるより明らかですから、複雑な思いでいます。
私はただ純粋に、子供として愛されたかっただけなのです。
親を殺害した殺人犯達の気持ちは本人にしか分かりませんが、そこに至るまでに何かしらの葛藤があったのかも知れませんね。
私もネットなんかで色々、調べてますが、最近新たに発見したのが
少なくとも70人をハンマーで殺したkampatimar shankariyaとか
インドで妹を半殺しにして群衆の前で斬首した兄弟、韓国で女性が乱暴
されて撲殺されて135件の不明が出た事件、子猫を生きたまま熱湯に放り込み600匹を殺害した男とか、ほとんど記事になってないような
事件でも凶悪極まりないのがウジャウジャあるんですよね。特にこのサイトではたくさんの事件を知り衝撃を受けました。
やはり育った環境って大事ですね。陰惨な少年時代を送ったシリアルキラーが何故こんなに多いのか、今まで少し疑問でしたが、ヘンリーの残した言葉で分かったような気がします。
『俺だけあんな酷い女の元に生まれ地獄を見てきた。このツケはしっかりと世の中の奴らに払ってもらわなきゃいけない。』
誰しも成長する過程でいろんなことが分かってくるし、世の中の不条理についても身にしみるのだと思います。
とは言え、ヘンリーの犯ったことが断固許されるべきではありませんが。
管理人様、お疲れ様でした。
おはようございます。
長々と6日間もお付き合い頂きありがとうございます。
残念ながら復讐というのは仰る通り、とてつもない力の根源となるんですよね。
昔『魔王』てドラマありましたけど、あれも完全に復讐の為に生きてきたという内容でした。
私は今のところそこまで憎んでいる人はいませんが、いつそうなるかわからないですね。
ありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいですね。
掲載していない人物もいるので、まだまだ沢山存在します。
かんさんの仰る事件、気になりますね。
今度調べて見ます。
ありがとうございます。
そう言って頂けると、書いたかいがあります。
仰る通り、世の中のしくみを知ってくると、この上ない理不尽な事が解ってきます。
この世の中は権力がある人間には権力やお金が、お金を持っている人間にはお金と権力が手に入るようになっています。
下層の人間はよっぽどの事がないとなかなか上にはあがれません。
ただどこかで変えないと何も始まらないので、日頃から努力してチャンスを掴むしかないですね。
その上しっかり喋れてるし詩的な表現も扱える
サイコパスの、1つの到達点かもしれないな
頭は悪くないんだ、厄介なことに
そうなんですよね。
テッド・バンディもそうですが、頭が良いのが恐ろしい所です。
けど、RAさんの気持ちわかりますね。
私も語弊があるかもしれませんが、なんか爽快感すらあるんですよね、このぶっ飛びかたに。
俺は常々、チャップリンの言葉「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」を気にしています。動画は殆ど見たこと無いし、チャップリンが言った中身とは違うモノだとは思うけど。同じ映像を同じ人が見ても違う感想になったりします。例えばAの人は襲われ、Bの人が襲っているシーンをアップで撮ると反対のAが襲いBが襲われるシーンになったりします。画像を探せば出てくるかと思います。また、ライオンがガゼルを食べてるシーン、そこだけ見ればガゼルが可哀想と見えますが、その前に「ライオンは10日も何も食べていなかった」と台詞が付けば、ライオン側の見方をしちゃうんですね、これが。
見方を変えれば色んな発見があり、なかなか面白い。ここは総評と出来事を別けて書いてるので、そういう意味では非常に読みやすいです。
以前、ヘンリー・リー・ルーカスの記事を読んでみたいとコメントをしましたが、有名過ぎて駄目かと諦めていたので、今回載せてくださり本当に有り難いです。管理人さんの見解が知りたかったので
ルーカスについては私が一番興味を惹かれた殺人鬼で、ここまで細かく調べ、書いてくださってとても参考になりました。母親ヴィオラの存在がやはり凄まじいですね…
彼がやった事は決して許されない事です。ですが、どうしても同情してしまう自分もいます。それは自分が被害者ではないからそんな事が言えるんでしょうが…ルーカスには救われたかもしれない分岐点があったのに、母親の存在がそれを壊してしまった事。残念で仕方ありません。
確かにそうですね。
見方を変えると違うように見えますよね。
そう言った事からご誤解などが生まれるのだと思います。
ありがとうございます。
本編はあくまでもその人物の行って来た事を何の感情もなく記すように心掛けています。
そこで感情を込めてしまうと、内容に入り込めないと私が感じた事なのでそうしてます。
明けましておめでとうございます。
ありがとうございます。
月さんも含め、他にも多くの方々からルーカスを読みたいというお声を頂き、今回掲載に至りました。
ただ、私のブログを読んで頂いている方はあまり有名でない殺人鬼を読む事を楽しんでいる方も多いので、ビッグネームのシリアルキラーを掲載するのは少し迷いがあります。
ルーカスは、その犯罪経歴や殺害人数などではっきりする所が少ないことに闇の深さを感じます。あと、読んでて感じたのですが、ルーカスは数多いるシリアルキラーの中でも最も「タチの悪い」人物のような気がします(『殺人博物館』さんの見解と重なりますが)。それは、皮肉な事にこの世の中で最も忌み嫌う存在であっただろう母親の性格を受け継いだように感じます。
初コメですが、前々から興味深く拝見させていただいてます。
今回は有名なヘンリールーカスでしたが、初めて知れたことも多かったです。こんなに詳細な記述は初めて読みました。ありがとうございます。
有名なシリアルキラーの内容にも、釘付けになりました。
ありがとうございます。
そう言って頂けると、6日間続けて良かったと思います。
そうですね、恨んでいた母親の異常性を本人は知らずと受け継いでしまいましたね。
初めまして、以前から私のブログを読んで下さっているということで、誠にありがとうございます。
今回、特別バージョンとしてルーカスを掲載しましたが、皆さん読み慣れた内容に最後まで付き合って頂けるか不安でしたが、皆さん付き合って頂き、本当に良かったと思います。
全ての記事を読んで、過去に把握していたのにも関わらず悲しくなりした。このまでの惨殺魔に少しでも同情するということはあってはならないことですが、事細かな生い立ちを知ることで変化がありました。
モンスターを生むのはモンスターなのだな、と。何よりも怖いのは人間なのだな、と。自身の経験を踏まえ痛感致しました。
記事を読んで何かを感じた方、家族、愛する人に幸福が訪れますように。
亡き誰かにも、その希望を与えたいです。
おやすみなさい。
私も記事を作っていてなんとも言えない感じがしました。
もちろんルーカスの事は以前から知っていたし、こんな殺人鬼に同情の余地はないのですが、多分ルーカスの場合は、多少の虐待程度の親であればここまでにはならなかったと思います。
さすがに3000人は嘘だと思いますね。
それだけ殺害すれば捕まりそうな気がしますし。
確実に殺害したとなると、ルイス・ガラビートが最も殺害したと言われていますが、私が高校生の時に観たテレビ番組ではペドロ・ロペスでしたね。
基本的にIQは高いですね。
以前にも何人かIQの低いシリアルキラーを紹介してきましたが、サイコパスとはとても呼べなかったですね。
何とも言えませんが、サイコパスとは少し違うように思います。
サイコパスは良心の呵責が微塵もなく人を騙して切り捨てる事に躊躇が一切ありません。
また、極度の嘘つきで表面上は好青年に見せます。
ルーカスやリッジウェイよりテッド・バンディの方がサイコパスと呼べますね。
いつも思うが人命の扱いに関してあまりにガサツすぎやしないかアメリカは
連続殺人事件の被害者数とか"推定"がつくことが多すぎるような気がする
多いですね。
アメリカのシリアルキラーの場合「もっと殺している可能性が高い」とこれまで何度も掲載してきました。
年間10万人が行方不明となるアメリカではしょうがないのかもしれませんね。
管理人さん、ネットフリックスは契約していますか?
最近知ったのですが、コンフェッションキラーというネトフリオリジナル番組でルーカス特集がありました
内容はルーカス寄りで興味深いです
テキサス州の保安官が昇進の為に未解決事件をルーカスに押し付け、
また、罪を認めると保安官が喜ぶという事でルーカスは罪を認めていくような内容だと感じました(これはルーカスの生い立ちのせいかもしれません…)
実際、被害者遺族が「ルーカスの供述に矛盾がある。彼は犯人ではない」と断言していたり、
怪しいと思い調査していた記者や検事が監視されたりペットを殺されていたりとテキサス州って…となる内容でしたが、喋っているルーカスが沢山見れるのでもし見ていなかったらお勧めします
頭のおかしいプリズングルーピーが「私がベッキーです。生きているから彼は殺人者ではない」と出てきたり凄い内容でした
ただルーカスは虚言癖が酷く、晩年は母すら殺していないかもね。と言っていてドン引きしました
いえ、以前はしていたのですが色々あって今はしてないですね。
ルーカスは確かに虚言癖があり、実際はほとんど殺してないのではとも言われてますね。