
スティーブン・アンダーソン (アメリカ)
【1953 ~ 2002】
スティーブン・ウェイン・アンダーソンは、1953年7月8日、アメリカで生まれた。
アンダーソンは常習的な犯罪者で、窃盗、武装強盗、暴行等、ありとあらゆる犯罪を犯していた。
ユタ州の刑務所に収容されていた時、アンダーソンは刑務所の囚人を殺害し、脱獄した。
1980年5月26日、カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡で、アンダーソンは現地に住むエリザベス・ライマン (81歳♀) の家に侵入する。
ライマンは元ピアノ教師であり、現在は引退して1人で住んでいた。
侵入したのが真夜中であった為、ライマンはすでに就寝していた。
家に侵入したアンダーソンは、まず家の電話線をナイフで切った。
その後、ライマンの寝ている寝室に向かうと、銃で至近距離からライマンの顔面を撃ち、射殺する。
ライマンを射殺したアンダーソンは、ライマンを毛布でくるみ、家の中にあった100ドル (約2万2000円) ほどを略奪した。
アンダーソンはライマンの家をすぐに出ず、キッチンに向かい麺と卵を使って調理し、食事を摂った。
だが、ライアンの家に侵入するアンダーソンを見た隣人が保安官事務所に通報しており、駆け付けた保安官代理によってアンダーソンは逮捕された。
保安官代理が訪れた際、アンダーソンは食事中であった。
裁判でアンダーソンはライマン殺人を認め、後悔の念を示した。
2002年1月29日、致死量の注射により死刑が執行された。
享年49歳。
死刑執行直前、アンダーソンは過去に依頼されて6人殺害した事を告白した。
アンダーソンの最後の食事はホットチーズサンド2枚、コテージチーズ、とうもろこし、ピーチパイにチョコチップアイスであった。
∽ 総評 ∽
強盗目的で家に侵入し、老婆を射殺したアンダーソン。
何度も刑務所に入り、脱獄して殺人を行ったアンダーソンだが、そこまでの異常性が備わった理由はよくわからない。
アンダーソンのように犯行後、現場に留まり飲食する人物は少なくないが、普通、軽く食べる程度であり、このアンダーソンのように調理して食べるというのは珍しい。
通常、犯行現場からいち早く離れたいと思うのが犯罪者の心理なので、この点においてもアンダーソンの異常ぶりが窺える。
また、過去に依頼されて殺人を行った事を告白した理由もわからない。
アンダーソンは死刑執行直前に発言しており、こんな時にわざわざ自身の犯罪を誇示する必要もなく、この殺人に関しては信憑性が高いと言える。
もしかしたら、本人なりの贖罪の意味があったのかもしれない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 8人
《犯行期間:1970年代~1980年5月26日》
コメント
コメント一覧 (10)
仰る通りですね。
死体がそばにある状況でその場に留まるというのはかなり異常ですよ、ホント。
『世田谷一家殺害事件』の犯人も同様、こういった犯人は死体を愛するネクロフィリアなのかもしれませんね。
そうですね。
『世田谷一家殺害事件』は謎が多いですが、異常な行動の数々はかなりものですよね。
隠蔽とか撹乱の為に行ったわけではないと思うので、更に異常だと思います。
犯行現場なんて、私なら後悔や恐怖などで感情的には一刻も早く去りたいところですが、落ち着いて飲食できる余裕があるとは・・・、彼らは殺人という行為から逃げ出したくなるような罪悪感もなく、合理的に考えてわざわざ慌てて去る必要もない、とでも思っているのでしょうか。 それとも対象の生活などを眺めることで殺害した人間の人物像を膨らませ、殺した実感を楽しみたいんでしょうかね。不謹慎ですが、自分が抱いた異性がどういう相手か事後的に知りたくなる・・・みたいな
対象が殺人だから異常に思えるが。これを絵画や建築と言った物に変更すれば。普通の感覚だから恐ろしい
ありがとうございます。
凄い解りやすい説明ですね。
そのような要因かもしれません。
シリアルキラーには犯行後に戦利品を持ち帰る人物が多いですが、それは後々犯行の様子を思い出す為だと思うので、同じような心理かもしれませんね。
なるほど、それなら確かに納得出来ますね。
スポーツや芸術に没頭する人間は沢山いますが、それが殺人に没頭しているに過ぎないと考えると、それほど不思議ではないですね。
人を殺して体力でも消費したせいでお腹が減ったんでしょうかね。
あれだけの証拠があって捕まらないなんて、かなり不思議な事件ですよね。