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陳 正平 (チェン・ヂォンピン 中国)
【? ~ 2002】



陳正平は中国・南京で生まれた。


2002年9月14日、南京のファーストフード店でパンやケーキ、おにぎりを食べた300人以上の客が、吐き気や腹痛等を訴え、その後、痙攣し吐血した。


結局、この300人の内、42人が死亡した (大多数が子供だった) 。


警察は捜査に乗り出すと、客が食べた食べ物の中から『ねこいらず (黄燐や亜砒酸で作ったねずみを殺す薬) 』が混入されている事が判明する。

また、このねこいらずは、故意に混入されている事がわかる。


そして、同年9月16日、商丘 (南京からおよそ400キロメートル北西部にある町) で警察は陳正平という名の男性を逮捕する。

陳は毒物混入事件があったファーストフード店の近くで軽食店を営む経営者であった。


実は陳の店は毒物が混入されたファーストフード店に比べ、経営が上手くいっていなかった。

そこで、陳は競合店を貶めれば、自分の店に客が集まると考えた。

そして、陳は密かに競合店の食物の中に強力なねこいらずを混入したのだった。


裁判が開かれ、裁判官は
「事実は明白で、証拠は充分に信頼できる。そして、罰は妥当である」
として、陳に有罪判決を下した。

そして、陳には死刑が言い渡された。


同年10月13日、陳には死刑が執行された。

生年が不明な為、享年はわからない。


余談だが中国ではこのような事件はそれほど珍しくなく、2001年8月には麺工場の経営者が気分が悪くなった後、レストランで120人が吐き気や下痢の症状に見舞われている。

また、学校の給食を食べた生徒の多くが中毒症状を起こしたり、湖南市でも同じく小学生92人が給食に毒を盛られ、病気にかかっている。



∽ 総評 ∽

競合相手の店に毒を盛り、42人もの客を死に至らしめた陳。

自身の店が経営困難で、ライバルの人気店がなくなれば必然的に自分の店に客が来るという安直で身勝手な発想での犯行である。

そもそも、陳の店に客が来ないのは陳の店の料理に問題があり、美味しければ客は来る。

自分自身の向上という事に力を入れず、他人を貶める事に力を注いだ陳には同情の余地は微塵もない。



【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★★☆☆
・残虐度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 42人
(他負傷者多数)
《犯行期間:2002年9月14日》