
テリー・ラングフォード (アメリカ)
【1967 ~ 1998】
1988年6月、テリー・アレン・ラングフォードは、ノースカロライナ州からモンタナ州へバスで旅立った。
ラングフォードはモンタナ州ミズーラから東に60マイル (約100キロメートル) ほど行った所にあるオバンドーに向かった。
ラングフォードは山岳地帯を北へ向かってハイキングすると、2、3日キャンプして過ごした。
その後、ラングフォードはキャンプ場近くのセレネとエドワードのブラックウェル夫妻の家を見つける。
ブラックウェル夫妻は資産家で、家は豪邸であった。
ラングフォードは強盗目的で家に侵入しようと考え、それから数日間、家の遠くからブラックウェル夫妻の行動を確認した。
また、ガレージにライフルがあるのを目撃する。
翌日、ラングフォードはガレージに侵入すると早速ライフルを奪い、エドワードを銃で脅し、床に這わせた。
そして、エドワードに妻セレネを呼ぶよう指示する。
セレネがガレージに来ると、ラングフォードはセレネにも床に這わせ、エドワードの横に並ばせ手と足を縛った。
エドワードは椅子に座らせ縛った。
ラングフォードは夫妻をすぐには殺害せず、2、3時間話をした。
ラングフォードはエドワードに他に銃はないか尋ね、他に6丁の銃がベッドルームにある事を告げ、ラングフォードは銃を持って来る。
そして、その内の1丁の銃でセレネを撃った。
しかし、セレネはなかなか死ななかった為、ラングフォードはセレネの喉を切って殺害した。
続いてエドワードの後頭部を撃って殺害する。
ラングフォードは夫妻の財布とバッグ、銃を盗み、夫妻の所有するピックアップトラックに乗って逃走した。
同年7月7日、ラングフォードはモンタナ州グレートフォールズに移動し、そこで車を捨てた。
後に警察がトラックから指紋を採取し、それがラングフォードと一致した。
その後、ラングフォードはタクシーでケンタッキー州ルイビルへ行くと、インディアナ州へはバスで向かった。
ジェファーソンビルに到着したラングフォードは、スター・モーテルに泊まった。
翌朝、メイドがラングフォードのモーテルの部屋に入ると、突然、ラングフォードがナイフで襲い掛かった。
メイドは叫ぶと、驚いたラングフォードはその場から逃走した。
ラングフォードはモーテルの近くの林の中で持っていたバッグを捨てた。
バッグには銃が入っており、バッグは同年7月27日に発見された。
同年8月12日、ラングフォードはノースカロライナ州の自宅近くのクラーク郡で逮捕された。
逮捕されたラングフォードはブラックウェル夫妻殺害を自供した。
ラングフォードは2件の殺人、誘拐、強盗、窃盗等の容疑で起訴され、裁判を受ける為にモンタナ州へ移送された。
1989年1月5日、ラングフォードは全ての罪を認めた。
同年1月26日、ラングフォードには死刑が宣告された。
1991年、ラングフォードが収監されているモンタナ州刑務所で暴動が発生する。
その暴動の最中、ラングフォードは囚人を殺害する。
この囚人殺害でラングフォードは有罪判決を受けた。
1998年2月24日、ラングフォードはモンタナ州で致死量の注射により死刑が執行された。
享年30歳であった。
∽ 総評 ∽
資産家夫婦を殺害したラングフォード。
ラングフォードがこれほどの犯罪を行った理由がわからない。
幼少の頃の様子が詳しくわからないが、多分、まともな環境ではなかったと思われる。
刑務所での暴動の際に1人殺害したラングフォードだが、ジェフリー・ダーマーも刑務所内で殺されたように、アメリカでは刑務所内と言えど殺される事は多々ある。
日本ではとても考えられない事だが、刑務所での暴動というのはアメリカではそれほど珍しい事ではない。
刑務官が殺される事もあり、全く恐ろしい国だと感じさせられる。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★☆☆☆☆
・特異性 ★★★★★☆☆☆☆☆
・殺人数 3人
《犯行期間:1988年、1991年金》
コメント
コメント一覧 (6)
ゲイシーの場合は、自分を研究対象にしようとした相手に仕返しするという明確な動機がありましたが、この犯人の場合はよくわかりませんね。
どうせ何をやっても極刑なのだから、あと数人重ねて刑務所内に悪名を広めて地位の確保を図ろうとしたのでしょうか。
それとも、喧嘩の勢いで殺してしまったのか。
おそらくは後者だと思うのですが…。
ジェイソン・モス事件で、モスは猟奇殺人鬼に興味もってゲイシーに会って殺されそうになったんですよね。
何が哀しいってその後、モスは自殺するんですよね。
そのゲイシーの時の事がトラウマになったのかどうなのかはわからないですが。
特別な営利目的でもなく快楽目的でもなく。なんとなくお金持ちのお金を盗り、なんとなく殺しとこう。
それが、一番怖いです。
殺人をする人の中には割りと鼻歌を歌いながら犯罪に及ぶ人がいますが、この犯人も空気のような感じでその時の感覚の起伏で事に及んだような感じが印象的でした。何か目的意識があれば犯行真っ最中2、3時間、話をする感覚は常人には理解し難い部分ですから。
仰る通りですね。
恐ろしいの一語に尽きますね。
3時間も話す意味がわかりませんもんね。
夫婦もそんだけ話したら「もしかしたらこのまま助かるかも」みたいな希望を少しでも抱いたかもしれませんよね。
ただ、そういう人間は間違いなく一定数いて、こればっかりはどうしようもないですね。
せめて、初期の犯罪の時に一生塀の中に閉じ込められたらいいんですが、さすがに軽微な犯罪では無理ですからね。
『男らしさ』を求める国民性ゆえか、女子供を対象にした犯罪者は憎まれ、賞金首になる力を嵩に受刑者を虐めた看守、ホモレイプを行う受刑者や看守も賞金が掛けられる。昔は支払い主はマフィアで、口コミで情報が回り、実行後報酬はきちんと支払われる。
子供を対象とした性犯罪者用の監獄があるのも、分けてなかった時代にかなり殺されたからだとか。
金目当て以外にも、義憤に駈られて。反りが会わなかったから。という動機も
そうなんですね。
大変勉強になります。
日本ではとても考えられないですね。
確かに、アメリカでは子供を対象にする性犯罪者は特に忌み嫌われると聞いた事があります。