
ネイサン・イーバンエス (アメリカ)
【1982 ~ 】
ネイサンはアメリカ・コロラド州ダグラス郡に住む普通の少年であった。
ネイサンはエリック・ジェンセンという友人がおり、2人は『Troublebound』というバンドのメンバーと友達になってから生活が荒れ、グレてしまった。
ネイサンは日頃からトラブルを起こすようになり、学校をさぼりクスリに手を出し、友人の家にたむろするようになる。
母親であるジュリー・イーバンエス (43歳) は、そんな堕落した生活を送る息子を心配した。
そんな息子に失望したジュリーは、もはや自分ではどうしようもないと悟り、ジュリーはネイサンの許可もなく、勝手にミズーリ州にある軍隊の私立学校に入学させようとする。
この事に怒りを覚えたネイサンは、凶行に出る。
1998年6月5日、ミズーリ州に行く予定の日、ネイサンとエリックは、母親ジュリーを暖炉鋏で20回以上殴り、最後に絞め殺した。
そして、ジュリー殺害後、ネイサンとエリックは殺害現場を清掃して殺人の痕跡を消す為、『Troublebound』のメンバーに電話し、助けを求めた。
警察はネイサンの母親の血まみれの死体を、人気のない公園で発見する。
そして、翌日の6月6日、ネイサンとエリックは逮捕された。
裁判が開廷されたが、焦点はどちらが先に手を出したか、そして、最後に絞め殺したのがどちらかという事であった。
しかし、2人から電話を受けた『Troublebound』のメンバーであるブレット・ベイカーは、自身の免責と引き換えに、2人に対し不利な証言を行った。
ベイカーはネイサンがジュリー殺害の首謀者であり、ジュリーを絞め殺したのはネイサンであると告げた。
2000年1月27日、ネイサンには仮釈放なしの終身刑が言い渡された。
∽ 総評 ∽
更正を兼ねて軍隊の学校に無理矢理入れられそうになり、それに反発して母親を殺害したネイサン。
ジュリーはグレて手を焼いていた息子の更生を望み、精神的・肉体的に鍛える為に軍隊の学校に入れようとした。
軍隊や軍隊学校に入れれば、少しは真面目になるだろうという発想自体安直だと言われればそれまでだが、母親からしてみれば、藁をもすがる気持ちだったのだろう。
これは以前掲載したキップランド・キンケルもそうであった。
キンケルも無理矢理軍隊に入れられようそうになり、それがきっかけとなり凶行に走ってしまった。
もちろん本人が望んでいた事ではない為、反発を生むのは当然だが、そもそも母親を困らせたのはネイサンだ。
本人にも言い分があるだろうが、その程度の理由で母親を殺害するというのは、救いようがなく許し難い。
ただ、記事を作成していて父親が全く登場して来ない事から片親だった可能性は高く、ネイサンも普通の幸せな生活を送っていたわけではないのかもしれない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★☆☆☆☆☆☆
・殺人数 1人
《犯行期間:1998年6月5日》
コメント
コメント一覧 (10)
根本的にコミュニケーションが、幼い頃から取れてなかったのかな?と感じます。
この様なケースは 軍隊に入れても もっとワルになる可能性もありますし。
ワルじゃない新しい発見を見つけ更生?する事もありますね。
母親は
様々な事を試した上での藁にもすがる気持ち。or安易に、もう手におえなくて無理!!公に任せちゃおう。
どちらなんでしょうね…
その母親の内心によっても結果は大きく変わると感じます。
もちろん感情が1つなんてありえないので比率の割合ですが…
子供は感情のキャッチ能力に長けてますからね。
親殺害は日本にもありますが このケースは友人も巻き込んでいますから
日本では聞かないケースですね。
どんなに喧嘩しようとも、迷惑をかけまくろうとも、子供にとって親はやはり自分を受け入れてくれる最後の砦になっているのでしょうね。
それが、突然親の方から離れ離れになるのが確定する様なことをされるのですから、子供にとっては裏切り後期に思えてしまうのでは無いかと思います。
…しかし、このケースの場合、最悪だったのは犯人の中に『親は最後の砦』という認識が強すぎて、それに全力で甘えてしまったことなのでは無いでしょうか?
だから、引き剥がされると知った時のショックも尋常ではなかった…。
そうですね。
仰る通り、こんな状況で軍隊に入ってもよくなんかならないと思います。
確かに尊属殺人で友人や知人を巻き込むというのは日本ではなかなかないですね。
普通「母親を殺す」と言われて「協力するわ」とはならないですからね。
なるほど、見限られたというのは確かに考えられますね。
子供はどんなに酷い事をやっても親だけはいつも守ってくれると思いますからね。
仰る通り反動も大きく殺害に至ったのかなと思います。
俺に言わせれば、甘えんな、ガキんちょ。ですよ。お前さんより大変なヤツは幾らでも居るって訳で、しっかり後悔してほしいですね。
仰る通りですね。
世の中、もっと悲惨な家庭環境でしっかり生きている人は沢山いますよ。
ただ、ナナシンさんのように兄弟がいるのは大きいですね。
兄弟がいれば母親がいなくても寂しさを多少は紛らすことが出来ると思うので。
それがそうでもないんだよね。父親のDVで離婚したけど、兄が一番影響受けてて、絶対あんな親父の様にはならないといつも言ってた。ことある毎に俺に説教やら教育させようと色々してきた。それこそ毎日毎日ね。それもあってか、兄とは全く話さない。会う機会も今はほぼ無いけど。
私は経験が無いので憶測で話してしまいましたが、そういう事もあるんですね。
父親のようにはならない、と思っての行動だとは思いますが、それがナナシンさん達からしてみれば苦痛だったという事ですね。
戸塚ヨットスクール懐かしいですね。
多分、似たような所だと思います。
厳しい事は厳しいでしょうね多分。