
リチャード・カッソ (アメリカ)
【1967~1984】
1967年3月29日、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドで生まれた。
カッソは「リッキー」のニック・ネームで呼ばれていた。
父親は教師だった為、カッソは厳格に育てられたが、その反動からか、ティーンエイジャーになる頃から、両親に対して反抗的になった。
そして、ヘヴィメタルの大ファンになり、ドラッグにも手を出すようになった。
そんな中、両親と決別したカッソは家を出、ドラッグの売人になった。
ドラッグを売り、金が手に入ると、その金で自分で使うドラッグを買い、ドラッグでラリっては路上で寝る生活を送っていた。
カッソは地元の仲間から「ドラッグ・キングのリッキー」と呼ばれ、ちょっとした有名人であった。
また、カッソは悪魔主義にハマり、悪魔崇拝の儀式に使う頭蓋骨を手に入れる為に、近所の墓を掘り返し、警察に逮捕されたこともあった。
しかも、カッソは警察に逮捕された事に懲りず、有名なホラー映画『悪魔の棲む家』シリーズの舞台となったロングアイランドのアミティビルにある家に行き、悪魔を呼び出す儀式をやったこともあった (以前、掲載したロナルド・デフォーが家族を皆殺しにした家) 。
「本物の悪魔を呼び出すには、人間の生贄か必要だ」
と考えたカッソは、ついに殺人を始める。
1984年7月4日、悪魔主義仲間のジミー・トロイアーノ (17歳) と共に、ロングアイランドのノースポートにある森に、麻薬と悪魔主義繋がりの少年ゲイリー・ローワーズ (17歳) を呼び出した。
実はローワーズは最近、カッソのドラッグを盗んだ事があり、初めから殺す為に呼んだのであった。
やって来たローワーズにカッソは
「悪魔を愛している!と言え!」
と迫ったが、ローワーズは
「俺はママを愛している」
と言ってカッソの言葉を拒否した。
怒りが頂点に達したカッソは、トロイアーノと一緒にローワーズを刺し殺した。
2人の刺した回数は実に32回にも及んだが、その内22回が顔面を刺したものだった。
余りの激しさにローワーズとは判別できないほど顔はぐしゃぐしゃになった。
そして、カッソはローワーズの両目をナイフで抉り出し、死体を放置し逃走した。
ローワーズ殺害の後、カッソはドラッグ仲間に
「ローワーズを殺してやったぜ!俺は悪魔の使者のカラスに “ローワーズを殺せ” と命じられたんだ!」
と自慢した。
この自慢話しを聞いたドラッグ仲間が警察に通報し、7月5日、カッソとトロイアーノは逮捕された。
そして、逮捕から2日後の7月7日、判決が下される前に、カッソは独房で首を吊って自殺した。
享年17歳であった。
ちなみにトロイアーノは、証拠不十分として無罪放免となっている。
∽ 総評 ∽
悪魔主義に傾倒し、悪魔を呼ぶ為に殺人を犯したカッソ。
カッソはわずか17歳で殺人を犯したが、その早熟ぶりはなかなかのものだ。
シリアルキラーの中には、カッソのように悪魔主義の人物は少なくない。
カッソは逮捕されてすぐに首を吊って自殺してしまったが、本人が何を思い、どう考えていたのか聞くことは永遠に出来ない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★☆☆☆☆☆
・異常性 ★★★★★★☆☆☆☆
・殺人数 1人
コメント
コメント一覧 (3)
それは悲しい出来事ですね。
趣味嗜好は人それぞれで、それは人に公表する事はもちろん押し付けるものではありません。
まあ人にアピールする事で満足する人も多いですが。
無論、その人形を見ろと強要してくる場合には別ではあるが、
勝手に人の趣味が目に入って、自分の好みじゃないから迷惑だというのは
ただの逆恨みであり、このブログで取り上げられる側のメンタリティーと大差ないのである