
ニコラス・コケイン (フランス)
【1971~ 】
1971年、21歳のホームレスだった母親の私生児として生まれ、3歳までフランス政府によって保護された。
3歳の時、養子に出されるが、6歳の時には精神分析医による治療を受けるようになっていた。
後の報道では、コケインは幼少の頃からすでに善悪の区別ができなくなっており、13歳の時にレイプされる。
このレイプされた事で精神が完全に崩壊し、その後コケインは「暴力的性衝動」を抱くようになった。
コケインも歴代のシリアルキラーに負けず劣らず悲惨な幼少を過ごした為、後の凶行に結び付いたのは間違いない。
22歳の時、違法薬物所持で有罪となり、精神疾患で入退院を繰り返した。
後のコケインは公判で、釈放後は薬物治療を希望していたが、与えられなかったと不満を述べている。
そして2007年1月3日、フランス北部・セーヌ川河畔の「ルーアン刑務所」に収容されていたコケインはついに凶行にでる。
コケインはまず、同室の受刑者を何度も殴り付け、気絶したところをハサミで突き刺した上、ポリ袋を頭に被せて窒息死させた。
そして、カミソリで死体の胸を切り裂いた。
「心臓を取り出して食べた」
と、後のコケインは語っているが、検死の結果によれば、心臓は残されており、胸のあばら骨の肉と肺が無くなっていることから、どうやらコケインは心臓と肺を間違えたと思われる。
コケインの監房は、ベッドとテーブル、椅子があり、キッチンもあるというかなり良い環境であった。
しかし、コケインは以前から独房への移動を申請しており、その理由が
「他人と一緒に生活したくない」
というものだった。
そんな時にこの事件が起きたのである。
事件当時、このキッチンのコンロにはシチュー鍋がかけており、鍋の中には死体から切り取ったあばら肉と肺を料理した形跡が残っていた。
この事からコケインは、人肉のシチューに炒めたタマネギを入れ煮込んだものと思われる。
コケインは囚人をカミソリで切り裂いたのだが、実はこの監房には凶器に使えるカミソリやハサミなどが常備されているという、とんでもない刑務所であった。
フランスの刑務所全てがそうなのかわからないが、こんな状態ならコケインの事件に関わらず、いつでもこのような事件が起きてもしょうがない。
実はこの監房3人部屋で、この時、コケインと犠牲者、そしてもう1人囚人がいた。
コケインが同部屋の囚人を殺し、解体し、人肉を料理し食べる様子を全て見ていたようで、その囚人は一体どんな気持ちでそれを見ていたのであろうか。
食べられたのが自分でなくて良かったと、心の底から思っていたことだろう。
翌日の1月4日、見回りに来た看守が死体を発見し、事件が発覚する。
看守に問われたコケインは
「自分がやった」
とすぐに自供。
殺人事件としてその場で逮捕された。
マスコミはこの異常な事件にすぐさまくらいつき、コケインを
『ルーアンの食人鬼』
と名付け、大々的に報道した。
コケインは「計画殺人」と「死体損壊」で起訴されたが、コケインは精神異常での無罪を主張。
しかし、2010年6月に、30年の禁固刑 (20年仮釈放無し) が言い渡された。
∽ 総評 ∽
コケインは1人しか殺めてないが、その衝撃は相当なものだったらしく、近年のフランスでは異常な猟奇殺人者としてその名を轟かせた。
カニバリズム (食人) を得意とするシリアルキラーは数多くいるが、刑務所内で実行したのは、世界広しといえどこのコケインをおいて他にはいないだろう。
コケインは食人した1人だけしか殺してないが、外にいたときには一切やっていなかったのに、監房に入ってから急に人を殺し、そして食べた。
通常、食人鬼はその味や行為を忘れられず、常に食人を繰り返す傾向にある。
アルバート・フィッシュしかり、ジェフリー・ダーマーしかり、カニバリズムに取り憑かれたシリアルキラー達は、常に食人を犯すものだが、コケインの場合、元々興味があったにせよ、刑務所内でいきなり食人に目覚めるのは、一体コケインに何が起こったのだろうか?
本人はまだ健在なので、いずれその理由もわかるのかもしれない。
【総評】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★☆☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★★☆☆
・異常性 ★★★★★★★☆☆☆
・特異性 ★★★★★★★★★☆
・殺人数 1人
《犯行期間:2007年1月3日》
コメント
コメント一覧 (4)
確かにそうですね。
こんな事言ったら批判されると思いますが、個人的には凶悪な犯罪者をドンドン食べてもらえると一石二鳥ですね。
こいつらが死んでも悲しむものはごく少数ですから。
本当にそう思います。
死んでも悲しむ人間はいませんが喜ぶ人間は沢山いますね。