
オマイマ・ネルソン (エジプト)
【1968~ 】
1968年、エジプト・カイロの貧民街で生まれる。
ネルソンはわずか10歳の時から、何度もレイプされた。
ネルソンはレイプされている事をバレるのを非常に恐れた。
エジプトでは結婚前に純潔でないことはタブーとされていたからである。
19歳の時にアメリカ人男性に見初められ、カリフォルニアに移住することになった。
ネルソンはこの移住を心から喜んだ。
もうレイプされた事実が公になることを恐れなくて済むからである。
見知らぬ土地で延び延びと生活できるネルソンは、その自由奔放さが祟ってか、1990年に離婚する。
エキゾチックでナイスボディのネルソンは、ヌードモデルで生計を立てる。
1年後の1991年、ネルソンは56歳の犯罪歴のある男性と再婚する。
しかし、この結婚がネルソンの悲劇の始まりだった。
結婚からわずか1ヶ月後の1991年の12月、ネルソンは知り合いの男性の家に車で押し掛けた。
そしてネルソンは
「夫にレイプされた後、ナイフで切り刻まれそうになったので、電気スタンドで殴って逃げてきた」
と告げ、全裸になって身体中の傷を見せた。
更にネルソンは、
「死んだ夫の身体をナイフでバラバラにし、頭も切断した」
と話した。
ネルソンはその男性に
「バラバラの死体を始末して、血まみれの家を掃除てしてくれたら、7万5千ドルとオートバイを上げる」
と迫ったので、男性は恐ろしくなり、ネルソンの隙をみて警察に通報した。
刑事がやってくると、ネルソンは突然証言を翻して、夫は旅行中だと言い出した。
しかし、ネルソンの家を捜索すると、案の定バラバラ死体が発見される。
身体のパーツは段ボール箱やビニール袋などに別々に梱包され、頭だけは冷蔵庫に入っていた。
家の中はどこもかしこも血だらけで、目を覆いたくなる状況であった。
ネルソンは逮捕されたが、言ってる事が支離滅裂で、
「夫はシリアルキラーで、何人もの女性をレイプ殺人した。死体は夫が殺した被害者のものだ」
と主張。
警察は精神科医に助けを求めた。
ネルソンの証言は聞くたびに変わったが、ネルソンがレイプされたというのはどうやら事実らしい。
しかし、その後、ネルソンは夫をハサミで刺し、更にアイロンで撲殺した。
全裸になったネルソンは化粧をして、赤のハイヒールを身に付け、夫の身体をバラバラに解体。
その最中に夫の生肉を貪り食った。
また、それだけではなく、スペアリブをバーベキューにして食べた。
「あまりに美味しくて、ほっぺたが落ちそうだった」
とネルソンは思ったという。
夫の陰茎と左手薬指を切り取り、夫の生首の口の中に突っ込んで弄んだ。
精神鑑定で異常と判断され、ネルソンは2級殺人で懲役27年の刑に処された。
もし、懲役通り過ごしているとしたら、ネルソンはあと数年で釈放されることになる。
∽ 総評 ∽
そもそもネルソンが夫を殺してバラバラにした理由がよくわからない。
レイプされた怒りで突発的にやったのかもしれないが、その後の死体の弄びかたを考えれば、日頃からの怨恨が相当強かったのではないだろうか。
しかも、ネルソンは夫の身体を食べているのだが、女性がカニバリズム (食人) に走るのは極めて珍しい。
ネルソンをシリアルキラーと呼ぶには少し気が引けるが、死体の解体と状態を考えれば、快楽殺人者として十分な資質は持っているだろう。
女性は殺人に関しては、生物的に実はむしろ男よりも向いている。
その理由として、まず女性は成長すると生理現象により、日頃から血を見る機会が多く、血に対する抵抗がない。
その為、本件のネルソンのように、なんのためらいもなくバラバラにする事が多い。
ひ弱な女性が死体を運ぶのに、バラバラにしたほうが運びやすいという理由もあるが、それにしても女性のバラバラ殺人は非常に多い。
また、男以上に肝が座っているようで、殺人などで警察の取り調べでも、男の場合はショックで食事が喉を通らず、何日も寝れない日が続く人が多いらしいが、女性はむしろすっきりした表情で、食事もしっかり摂り、睡眠も十分とる人が多いらしい。
ネルソンは夫を解体する際、わざわざ全裸になり、赤いハイヒールを履いているのだが、その目的がよくわからない。
殺人の相手や、殺害方法にこだわるシリアルキラー独自の発想なのかもしれないが、それにしても、全裸にハイヒールのみというのは理解できない。
ネルソンの場合、貧民街といえど、エジプトに住んでいたほうが、結局は幸せな人生を送れたのかもしれない。
【評価】※個人的見解
・衝撃度 ★★★★★★★☆☆☆
・残虐度 ★★★★★★★★☆☆
・異常性 ★★★★★★★★★☆
・特異性 ★★★★★★★★★☆
・殺人数 1人
《犯行期間:1991年12月》
コメント
コメント一覧 (10)
どっちにしろ胸糞悪い
そうなんですね。
名誉殺人ですか。
仰る通り胸糞悪い事件です。
もう体も成長して抵抗する力も知恵もついたはずなのに、夫に同じようにされてしまったら自分自身に対しても怒りのままに事に及びそうです。
化粧にハイヒールは大人の女性となった自分への再確認で、今はこんな事だって出来るんだ!ざまぁみろ!ということで考えられる限りの酷い仕打ちをしたのでは?
カニバリズムはそんな知識があったのでしょうかね。幼少期に犯罪被害者になると体の傷は治っても心の中は自分でもわからない傷があるのでしょう
おそらくそうでしょうね。
色々と溜まった鬱憤が爆発したのでしょう。
食べたのは食べる事によって相手を制したという考え方なのでしょうか。
こういう場合自分を警察にあけわたしたと釈放された後
報復とかされたりしないのでしょうか?
下手にシリアルキラーが釈放されると、そういうのもありそうで恐ろしいものです
確かにその可能性はありますね。
匿名となっているとは思いますが、実際、報復された例もありますし、恐ろしいですね。
強姦によって傷付いた彼女は男性を恐れると同時に、男性より優位に立つ事を渇望したはずです。
ヌードモデルであった彼女にとって裸は男性を惹き付ける武器であり、ハイヒールは女性性のシンボルです。
なるほど、確かにそうかもしれませんね。
「シリアルキラー」という英語は、元FBI捜査官のロバート・K・レスラーが、
テッド・バンディを表すために1984年9月に提唱したとされています。
(serial=連続の、順列の)
その定義はFBIのレポートによると、下記の共通項にまとめられます。
・1人、稀に複数人による犯行
・2人以上の殺人の被害者がいること
・殺人事件が、それぞれ別個のものであり、別の時に起きていること
・犯行が一定の間隔を置いて行われることが大量殺人 (mass murder) と
連続殺人 (serial murder) を区別する
シリアルキラーは、複数の殺人を一定の期間(冷却期間)を置いて淡々と(シリアルに)
繰り返すのが特徴です。
一度に多数の人間を殺害する場合(FBIの定義では1日以内に4人以上)は大量殺人に分類
されます。
さらに、短時間内に2か所以上の場所で殺人を犯した者はスプリー・キラーと呼ばれ、
これも区別されます。
彼女の場合は
・殺人数 1人
ですから、単純に「殺人者(Murderer or Killer)」でしょうね。
「シリアルキラー」ではないと思います。
それは私も十分理解しています。
あくまでシリアルキラーのような思考・人格かどうかという事を言いたかっただけです。