トーマス・ブラウン (アメリカ)
【 1949 ~ 】
レオナルド・メイン (アメリカ)
【 1949 ~ 】
トーマス・ユージーン・ブラウンは、1949年、アメリカ・ワシントン州の田舎で生まれた。
ブラウンは幼少期に違法堕胎により母親を失った。
ブラウンは妹とアルコール中毒の父親によって育てられるが、父親が酒場巡りをしている間、妹と共にトラックに監禁された。
また、ブラウンは飼い犬が鶏を殺したとして、その犬を殺すよう父親に言われ、銃で撃つよう強要された。
1967年8月17日、ブラウンはワシントン州リッツビルのガソリンスタンドを辞め、親友だが頭の鈍いレオナルド・ユージーン・メインを拾うと、町を出た。
この時、2人はまだ18歳であったが、2丁の拳銃と車に乗り、明確な目的地のない旅に出た。
翌日の18日、シアトルに到着した2人は、下宿屋に立ち寄り女主人に銃を突きつける。
しかし、女主人が悲鳴を上げた為、2人は慌てて逃げ出した。
同年8月19日午後、2人はレッドモンド郊外で、ディアナ・ビュゼ (22歳♀) の車のタイヤに異常があると言って止める。
銃を突きつけ、ビュゼを車に乗せると、森の中へ連れ込み服を脱がせ2人で強姦した。
その後、5発撃ち込み射殺した。
シアトルで古い車を捨て、新しい車を手に入れると2人はオレゴン州へと南下した。
同年8月21日、サミュエル・レジャーウッド (♂) はタイヤ交換しているブルウンとメインを見つけ、車を止めて助けようとした。
しかし、レジャーウッドは頭に銃弾を2発浴びて死亡した。
2人はレジャーウッドの死体をそのまま放置し、これまで乗っていたビュゼの車に火をつけると今度はレジャーウッドの車に乗り、更に南下してカリフォルニア州へ向かった。
同年8月23日、2人はヒッチハイクしていたティモシー・ルース (♂) とスーザン・バルトロメイ (♀) を拾った。
そして、バルトロメイを2人で強姦した後、ルースとバルトロメイを撃った。
ルースは即死するが、バルトメロイはかろうじて生きており、駆けつけた警察に犯人の特徴を述べた (その後死亡した) 。
同年8月27日、カリフォルニア州ジェームスタウンで、レジャーウッドの車がモーテルの外で止まっているのを発見される。
2人はそれぞれ19号室と26号室に泊まっており、その後、抵抗する事なく逮捕された。
裁判の為、ワシントン州へ移送された2人は、ブラウンに死刑が、メインには終身刑が言い渡された。
《殺人数》
4人
《犯行期間》
1967年8月19日~23日
∽ 総評 ∽
3州に渡って移動しては犯罪を繰り返すというアメリカにいがちな鬼畜コンビである。
2人はわずか18歳という年齢で犯罪行脚の旅に出たが、きっかけも理由も詳細がなくよくわからない。
これまでコンビによる犯行を何組も紹介してきたが、18歳という年齢はおそらく最年少だと思われる。
判決後の様子についても何もなかった事から2人共にまだ普通に生きていると思われるが、2人の判決に差があるのが納得いかない。
殺人に関してはブラウンだけが行ったからだろうか、こんな鬼畜たちの犯罪行脚にどちらがより悪いとかあるのだろうか。
コメント
コメント一覧 (10)
強盗コンビが西部3州で大暴れ。
終身刑と死刑になっていますが、死刑に消極的な西部。
しかもまだ子供という点から死刑にしなかったのが明白ですね。
西部諸州で悪さしまくったチンピラ2匹。
西部劇の悪者らしく。射殺されちゃえばよかったのに。
こういうのがあるからアメリカは恐ろしいですよね。
日本よりも遥かに未成年に厳しいといえど、年齢もあるでしょうね。
今はウクライナ侵攻で、如何にウクライナの市民を救うかが世界の関心事で、
最早コロナなんてどうでも良くなっていますが、
世界的に「命の選別」が始まる事に危機感を覚えます。
昨日は国内でコロナの死者が343人に達し、過去最多となりました。
しかし、物価高騰など、それ以上にのっぴきらならない状況になり、
地元の大曲の花火も昨年の五輪と対照的に、3年振りに開催されるそうです。
流行初期の頃は、高齢者の命はどう確保するんだと抗議の声もありましたが、
今ではすっかり鳴りを潜めているのが不気味です。
正直な気持ち、政府は経済を止めるよりも、数万人の高齢者が亡くなり、
年金や医療費を支払わなくて良くなる方が遥かにマシだと、口が裂けても言えないでしょう。
皮肉な話ですが、コロナウイルスはどんなテロリストよりも明確に、
社会の矛盾を突き付けています。
自然の事は、人類の意志でコントロールする事自体おこがましいですが、
戦争だけは人間の自己都合なので、早く終わらせて欲しいですね。
正直政府はコロナを大歓迎してますからね。
これまでのウイルスや病気は、高齢者はもちろんですが子供も亡くなるので厄介でしたが、コロナは高齢者しか死にません。
仰る通り余計な年金や高額な医療費を支払わなくてよくなり、政府にとってこんな公に高齢者を葬る事が出来るなんてコロナ様様ですよ。
類は友を呼ぶのだと思います。
やはり異常者同士惹かれ合うのでしょう。
吟味されますね。
仰る通り家庭環境は大事ですが、刑罰の軽重に影響させてはいけません。
被害者からすれば相手が子供の頃に悲惨な目に遭ってるかなんて知った事ではありません。
司法は加害者の視点はいつも考慮しますが、被害者の視点は何も考慮しません。
これでは不公平です。
一定期間の死刑執行は停止するが、停止期間を満了した死刑囚の凶悪犯罪者は日程を決めて執行。
執行停止の数か月から数週間前から死刑の執行の日程や方法の調整のために遺族の要望を聞き、最も遺族の要望に沿う形の日程と方法で執行する。
正解や模範解答はないかもしれないけど、遺族が最も納得する方法に近い方法で処刑を行うべきではないでしょうか。
しかし、人としては扱ってはいけません
ヒトという有害生物として扱うべきと思います。
この手のヒトは見つけ次第捕獲と然るべき場所での隔離。
何らかの病気や病原が見つかったら治療も必要(処分含む)
状況次第では無害化も行うべきだと