ニコラス・メンドーサ (ペルー)
【 1971 ~ 】
1995年5月26日午後5時、パルミラ・アロヨ・キスペ (8歳♀) の母親が学校に迎えに行った。
しかし、キスペはすでに学校におらず、教師はキスペが早く学校を去り、おそらく友達と一緒にいるだろうと告げた。
だが、母親はまだ引っ越して1ヶ月しか経っておらず、その為、娘はまだ友達と呼べる人はいなかった。
その為、友達と一緒にいるとは思えず、母親は心配になった。
同年7月19日、とある労働者が少女の腕を抱えて建物に入る男を目撃する。
労働者は上司に説明し、警察に連絡すると建物に入り男を探しに行った。
すると、ブロックEのロット3で腐乱した少女の死体を発見し、後にそれがキスペである事が判明した。
同年8月26日、ジョアンナ・キスペ・コントレラス (6歳♀) の遺体がホセ・ガルベスで見つかった。
同年9月14日、ペルーの日本学校に通うジャクリーン・リスベス・パイヴァ・ムーロ (7歳♀) の遺体がホセ・ガルベスで見つかった。
また、ケイラ・ヨランダ・ゴーヤ・レオン (6歳♀) の遺体がホセ・ガルベスの農場で発見された。
1996年1月30日午後6時、ジェニー・フィオレラ・チャンパ・ルエダ (9歳♀) が姿を消した。
ルエダは祖母の世話の為に残っていた。
母親のイザベルはこれまで何人かの少女が強姦され殺害されていた為、娘も同じ目に遭うのでは不安に思った。
祖母は少し目を話した隙にルエダが通りに遊びに行ったと話し、近所の人はルエダが見知らぬ男と手を繋いで市場の方へ向かっている姿を目撃していた。
イザベルは警察へ行き娘が失踪したと話すが、警察は友達と遊んでいるに違いないと言い、明日にでも帰って来るんじゃないかと話した。
また、警察は夜も遅く、捜索する部隊も人員もいないと述べた。
失踪してから6日後の2月4日、農場でルエダの遺体が発見された。
同年5月10日、リディア・エリザベス・セスペデス・ロハス (8歳♀) の遺体が発見される。
同年7月17日、ジーナ・ヴィラフェルテ・カルデロン (7歳♀) がパルコナで行方不明となる。
パルコナでリゼス・パロミノ・ベラスケス (7歳♀) が殺害される。
同年7月26日、ノエミ・ガンボア・サリトゥパック (6歳♀) が学校で勉強した後、誘拐される。
同年8月16日、パルコナでカレン・フローレス・メドラノ (8歳♀) が行方不明となる。
ホセ・ガルベスの市民は警察の怠慢に絶えず抗議を続けた。
しかし、一向に改善する様子はなく更に市民の怒りを買ってしまう。
同年9月4日、農民のフアンとカルロス兄弟は農場で仕事を終えると、痩せ細った男が農場に入り、柵に開けられた穴から少女を手で招いている姿を目撃する。
兄弟は現在相次ぐ少女強姦殺人事件をニュースでみて知っており、兄弟は足跡を辿って追跡した。
男が入って行った廃墟の小屋の薄っぺらなドアを壊して中に入った。
すると、そこには半裸の少女が床に横たわり、男が少女を強姦しようとしていた。
男は逃走するが右手に短剣を持っていた。
フアンはカルロスに少女を看ているように言い、自身は男を追い掛けた。
5ブロック走ってフアンは男に追いつくが、男が短剣で身を守ろうとした為、フアンは助けを呼ぶ為に「殺人者がいる!」と叫んだ。
すると、近所の人が棒や石で武装して駆けつけ、男を追い詰めると縛り上げた。
そして、到着した警察官に男を引き渡した。
男はニコラス・グティエレス・メンドーサといった。
翌日、メンドーサを引き渡された警察官がマスコミの前に現れ、まるで自分が拘束したかのように自慢した。
実は警察は1度メンドーサを逮捕している事がわかった。
しかし、4日間投獄した後、証拠不十分と本人が否定した為、釈放されていた。
その後、メンドーサはパルコナに戻って犯行に及んだのだった。
逮捕されたメンドーサはこれまでの犯行を告白し、13人の少女を強姦して殺害したと述べた (判明しているのは上述した10人) 。
ブエンディア農場とメンドーサの家の隣の土地を調べると、4体の遺体が見つかった。
1997年、メンドーサには終身刑が言い渡された。
事件後、パルコナ警察の対応に批判が集中した。
また、「失踪と見なされるには24時間経過しなければならない」というルールに苦情が相次ぎ、警察の抜本的な捜査の変更を求める多くの声が政府に寄せられた。
《殺人数》
13人
《犯行期間》
1995年5月26日~1996年8月16日
∽ 総評 ∽
『The Parcona Monster (パルコナの怪物) 』または『The Parcona Beast (パルコナの獣) 』と呼ばれ、13人の少女を強姦して殺害したメンドーサ。
メンドーサが標的としたのは6歳から9歳であり、完全なペドフィリアといえる。
ペルーは1979年に最後に死刑を執行して以降、現在まで40年以上執行されていない。
死刑は完全に廃止してはいないが、事実上の廃止状態にある。
非常に残念ではあるが、そもそもペルーは死刑執行に消極的な国で、1957年から最後の執行である1979年まででたったの7人しか処刑していない。
その為、この事実上の廃止というのは政府としてもそれほど抵抗なく行えたと思われる。
ただ、ペルーの司法も酷いがもっと酷いのは警察である。
こんなザルな警察なら市民が抗議するのも当然だ。
しかも、拘束したのは市民であるのにまるで自分達の功績かのような振る舞いをする始末である。
これなら逮捕出来ずに犯行を続けてしまうのも当然の道理である。
コメント
コメント一覧 (15)
殺害相手は全部1ケタ後半の少女
しゃくし定規な規則にこだわり犠牲者多発
市民の私刑がなければ特定も逮捕もなかった
それを警察の手柄にすり替え
本クソゴミは結局終身刑
ひどい!あまりにひどい!
いい加減にしろ!
本当に胸糞な鬼畜ですよ。
まだ10歳にも満たない少女ばかりですからね。
ペルーはよくわかりませんがアメリカの刑務所ならリンチに遭いますね。
しかも手柄だけは自分達のものですか漫画の悪徳警官も真っ青の職務怠慢ぶりですね恐れ入る。
正直犯人も警察も市民にリンチにかけられちゃえばよかったのにって思います。
本当に酷いですよね。
税金で生活しているのにその税金を支払っている納税者たちを蔑ろにするとか考えられないですよ。
仰る通り漫画や小説にでも出てくるような悪徳警官ですね。
検察は2月初旬以降に被害者と入浴して以降、わいせつ行為を繰り返すようになったと指摘。
「実質の親子関係にある被害者の信頼や未熟さにつけ込み、身勝手で卑劣」と述べました。
元校長は「自分を制御できなかった。本当に申し訳ない。一生償い続けたい」と述べ、
女児の養育費や学費は元校長が支払う事で合意し、民事の方では和解が成立している模様です。
出廷した被害者の母親は「一生許せないし、子どもには一生の傷が残るが、
被害者家族が経済的に困らないよう社会で更生し続けることが償いになる」と述べています。
アメリカでは例え親子であっても、子供と風呂に入るのは犯罪になるようですが、
これも文化の違いですね。
栃木実父殺し事件では、裁判官や検察官も「子供は親の所持物」「父親を誑かした悪女」
という認識が当たり前で、家父長制社会の下では近親相姦(父子姦)が当たり前だったと
裏付けられますね。
また、同様の性的虐待は民事不介入として法的に裁けなかったのですね。
僕は個人的に、被害者が許すというなら減刑しても構わないと思いますが、
刑法が介入出来るようになったのは非常に意義があったと思います。
児童への性加害も家族や親族によるものが多いですからね。
ペドフィリアかつ近親相姦というのは二重に自然に反していますが、
犯罪者にとっては合理的ですからね。
家父長制社会下では、強姦された女性は傷物と見なされ、一生支配下に置く事が出来ますからね。
インドでは これぐらいの性犯罪でも死刑になる事があります。
生徒に強姦をした小学校の校長が死刑判決を受けています。
バスの中で強姦殺人を起こした男5人が絞首刑で処刑された事もあります。
(被害者が一人でも 全員処刑された。)
被害者が許すなら刑罰を軽くするというのは私も否定はしませんが、再犯した場合誰が責任を取るんだという事になります。
また、複数の犯罪の場合、全員が許さないなら決して減刑してはいけないと思います。
全世界で昔の死刑が復活して欲しいですね…
フランスはギロチン、中国は腰斬刑、日本は磔、公開斬首刑、米国は公開絞首刑 など 残酷な処刑が多いですが あったほうがいいですね。
不思議ですね。
犯罪が多い地域ほど刑罰が軽い傾向にありますね。
堕落した警察なら、どうせ誰が殺ったかろくに調べもしないでしょうに。
本当にそう思いますね。
そのままリンチでもさせれば良かったですよ。
縛り上げられるだけでなくボコボコにされてても当然だと思います。
結局終身刑でのうのうと生きるの考えると許せないですね。
情けない話ですよね。
そのままボコボコにされれば良かったんですよ。
こいつ1匹だけじゃ済まないと思います。
センデロ・ルミノソたるギャング集団を載せてほしいです。
ペルーのギャング集団で子供を多数殺していることで有名です。
今度調べてみます。