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ウィリー・パーマー (アメリカ)
【 1952 ~      】



ウィリー・ウィリアムズ・パーマーは、1993年、ブレンダ・ジェンキンスと結婚した。

ブレンダは再婚であり、前の夫の子供クリスティンがいた。


1994年、夫妻にはウィルシャラという娘が生まれた。

しかし、何人かの目撃者によると、日頃からパーマーはブレンダを身体的に虐待し、しばしばブレンダを殺すと脅したと証言している。


1995年5月、虐待に耐えきれなくなったブレンダはパーマーと離婚を考え手続きを始める。

また、ブレンダは裁判所にパーマーに対する接近禁止命令を申請し、裁判所は了承した。

離婚はパーマーにとって到底受け入れ難い事であったが、特に許せない事があった。

それはパーマーは土地を所有しており、離婚によって土地を奪われるような事があったならブレンダを殺すだろうと周囲に語っていた。


同年7月、パーマーは接近禁止命令を無視してブレンダに近付いたとして逮捕された。

ブレンダはパーマーが刑務所に入っている間、ウィルシャラとクリスティンを連れ引っ越した。

ブレンダはローン会社に未払いローンがまだ残っており、ローン会社のマネージャーにパーマーが出所した際、自分達の住所を教えないように頼んだ。


同年9月1日、パーマーは出所すると、ローン会社に行きお金を借りた。

そして、マネージャーにブレンダを見かけたかどうか尋ねた。

マネージャーは「見ていない」と答えると、パーマーは

「私は彼女を見つける。あなたが彼女を見たかどうか答える必要はない」

と述べ更に

「彼女を見つけたら私はその雌犬を殺します」

と付け加えた (マネージャーは後にこの時のパーマーの冷たい態度が非情に恐ろしかったと語っている) 。

その後、パーマーは会う人間会う人間に「ブレンダを殺す」と語った。

その事を聞かされた1人は、パーマーが「処刑スタイルで殺そうと思っている」と話していたという。

パーマーは息子と甥フレデリコ・パーマーに刑務所にいた間、銃をどこに保管していたか聞いた。

以前、パーマーは .22口径の銃で兄を撃った事があり、その際に銃を取り上げられそうになったが隠していた。

フレデリコから銃を渡されたパーマーは、一緒にオーガスタに行くよう促した。


同年9月10日、車でオーガスタに向かう車中、パーマーは

「私がこれからする事がわかるか?」

とフレデリコに問い、わからないと答えると

「ブレンダと彼女の娘を殺すつもりだ」

と語った。

それに対してフレデリコは何も答えなかった。

ブレンダの家の近くのコインランドリーに車を止めると、手袋をはめ .22口径のライフルを取り出した。

パーマーはフレデリコに少し経ってから家に来るよう指示し、先にパーマーはブレンダの家に向かった。

フレデリコが家に到着すると、丁度パーマーがブレンダの家の電話ボックスをいじっており、電話回線を切断した。

パーマーは正面玄関を蹴って明かりを点けた。

初めに継娘クリスティン (15歳) の寝室へ向かうと、クリスティンは眠っていた。

パーマーはクリスティンを起こし、

「なあ、俺は戻って来るように言った」

とクリスティンに言うと顔面を1発撃って射殺した。

次にパーマーの寝室へ向かうが、パーマーはブレンダがウィルシャラを盾に利用する事を警戒し、フレデリコに赤ん坊を連れ出すよう指示する。

フレデリコはブレンダを床に倒し、ウィルシャラを抱えた。

パーマーはブレンダの頭を2度撃って射殺した。

パーマーとフレデリコはウィルシャラを家に残し、その場を去った。

パーマーは銃や手袋、靴を橋から投げ捨て、フレデリコに友人に会う為に一緒にオーガスタに行ったと犯行時のアリバイを作った。


2日後の12日、フレデリコが警察に犯行を告白し、銃や手袋、靴を捨てた場所に警察を導いた。

銃を回収し弾道テストを行うと、ブレンダ殺害に使用とされたものと断定された。

パーマーは逮捕され、裁判で弁護士がパーマーのIQが70程度だと証明して減刑を試みるが失敗に終わった。


1997年11月8日、パーマーには死刑が言い渡された。



《殺人数》
2人

《犯行期間》
1995年9月10日



∽ 総評 ∽

自身の行いを棚に上げ、逆切れにより殺人に至ったパーマーだが、こういう事例は非常に多い。

まあこんな輩に道理や倫理観を押し付けても無意味な為、考えるだけ無駄であるが、何故ここまで身勝手になれるのか不思議でならない。

パーマーがこうなったのは生まれ育った環境によるものなのかもしれないが、ブレンダと結婚する40までの詳細がなくわからない。

ただ、こんな輩がまともに育っているとは思えないので、詳細はないが犯罪まみれの人生だったと思われる。