_20210407_111626
ジョニー・ロビンソン (アメリカ)
【 1952 ~ 2004 】



ジョニー・リアーティス・ロビンソン (1952年7月25日生) は強姦で何度も逮捕されていた。

アメリカ・メリーランド州で有罪判決となったロビンソンは刑務所に入った後、仮釈放された。


1985年8月11日朝、ビバリー・セント・ジョージ (31歳♀) は、バージニア州クワンティコへ車で向かった。

しかし、途中フロリダ州セントジョーンズ郡で車が故障してしまう。

そこにロビンソンと16歳のクリントン・フィールズの乗る車が通り掛かる。

ロビンソンはビバリーに事情を聞き、車に乗せる。

すると、ロビンソンはビバリーを墓地へ連れて行き、そこで強姦した。

強姦が終わると、ロビンソンはビバリーの頭を2度撃って射殺した。

翌朝、警察は部分的に服を着たビバリーの遺体を見つける。

数日後、ロビンソンとフィールズが別の強姦と強盗事件を起こし逮捕された。

しかし、逮捕されたロビンソンはビバリーとは合意のもと車のボンネットで性行為に及んだと主張した。

また、ベルトから外してボンネットに置いた銃が誤って発射されロビンソンの顔を撃ったと述べた。

そして、2発目は死んでいるのを確認する為に撃ったと主張した。

しかし、フィールズがロビンソンがビバリーに銃を突き付け、ビバリーを誘拐し殺害する計画を立てたと証言した。


1986年6月、ロビンソンは有罪判決となり死刑が言い渡された。

フィールズには終身刑が言い渡された。

ロビンソンは上訴すると、判決はフロリダ州最高裁判所によって覆えされた。

弁護士は検察官による質問や発言はロビンソンに対する人種的偏見が含まれていたと主張した。


しかし、1989年、2回目の審理により再び死刑判決が下された。

しかし、更なる控訴で弁護士はロビンソンは人種差別の犠牲者であり、子供の時に虐待されたと述べた。

また、フィールズがIQ50しかなく、検察官によって虚偽の証言をするよう強要されたと主張し続けた (2004年フィールズは裁判の証言を撤回している) 。


2004年2月4日午後6時にロビンソンの死刑が執行される予定であったが、アメリカ最高裁判所がフロリダ州知事に連絡し、死刑執行を一時的に中止するよう求めた。

これを受けて裁判所はロビンソンの死刑執行に対する投票を行うが、5対4となり執行停止を拒否した。

享年51歳。

ロビンソンの最後の食事はフライドチキンと砂肝、フライドポテト、スモークソーセージ、バターピーカンアイスクリームであった。

また、最後の言葉を求められると、

「うん・・・後で」

と言った。

ロビンソンの死刑執行は2004年、アメリカ全体の10番目であり、1976年にアメリカで死刑が復活して以降、895番目であった。

また、フロリダ州としては2004年最初に執行された人物であり、死刑が復活して以降、58番目であった。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
1985年8月11日



∽ 総評 ∽

死刑が無事執行されたから良かったが、あやうく死刑が延期される雰囲気が漂っていた。

それが検察官の人種差別的発言のせいだという理由である。

仮に人種差別を思わせるような発言があったとして、それと判決は関係ない。

この鬼畜が行った犯罪は差別があろうがなかろうが変わる事はなく、死刑が当然なのは誰の目にも明らかだ。

頼むから弁護士の「何でもいいから言っておけ」というスタイルは何とかならないものだろうか。

また、合意だったとか誤って発射されたとか死人に口なしをいい事に好き勝手言うのは止めて欲しい。
車が故障して助けを求めた相手とすぐに行為に及ぶなんて考えられないし、何故銃をボンネットに置いたのか。

しかも、銃弾が勝手に発射されるわけがない。

悪者らしく開き直って堂々としていればいいものを、こういう輩は裁判を早々に切り上げ死刑判決にすればいいと思う。